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10月17日の社説は・・・

2019-10-17 05:44:14 | 社説を読む
テーマは分かれそうです。

朝日新聞
・ 台風19号 避難所の課題、克服を
・ 大川小の教訓 力を結集し子の命守る

読売新聞
・ 香港の混乱 強引な手法の見直しが先決だ
・ 東京五輪 ボランティアで成功支えたい

毎日新聞
・ 災害時の避難所 被災者の尊厳守る環境に
・ 世界経済と貿易摩擦 大国の身勝手が招く停滞

日本経済新聞
・ 災害から迅速に復旧・復興するために
・ 番組介入の疑念は晴れない

産経新聞
・ ラグビー初の8強 地力を信じて頂点目指せ10.17 05:00
・ 虐待死の父に判決 裁判員制度の意義どこへ

中日新聞
・ 北陸新幹線水没 「まさか」に備えてこそ
・ EU離脱新提案 「合意なき」は禁じ手だ

※ 台風関連が並びました。 

読売です。
2020年東京五輪・パラリンピックの運営を担うボランティアの研修が始まった。「おもてなし」の精神で、大会の成功を支えてほしい。

 大会期間中、12万人以上がボランティアに携わる。このうち8万人は競技場や選手村で活動し、4万人以上が空港や主要駅などで観光客らを案内する。

 競技場のボランティアは、6割を女性が占め、外国籍者も12%いる。10代から80代まで、各年代からバランス良く採用した。競技場を訪れる人たちの幅広いニーズに対応することが期待される。

 仕事の内容には、持ち物検査の補助や競技用具の管理、大会関係者を送迎する車両の運転まで含まれる。重要な役割も多い。

 事故やトラブルが起きぬよう、組織委員会は研修を重ね、ボランティアには仕事にしっかり習熟してもらう必要がある。


東京や一部地域の話であって、全国紙の社説としてはどうなのかな・・・。

中日です。
台風19号は北陸新幹線にも大打撃を与えた。千曲川の堤防が決壊しJR東日本の車両センターが浸水した。水没した車両は当面使えない。通常ダイヤでの運転再開は見通せず、影響は計り知れない。

 車体の半分程度が泥水に漬かった写真や映像に絶句した。JRによると全車両の三分の一にあたる十編成百二十両が水没した。

 新幹線の床下にはモーターなど電気系統の機器類がある。補修や交換に相当期間を要するとみられる。廃車の可能性を指摘する専門家もいる。百二十両の製造費は三百二十八億円にも上る。

 車両センターは千曲川から約一・三キロ離れ、浸水までの速さ、ましてや水没は「まさか」の事態だっただろう。しかし長野市の洪水ハザードマップでは、一帯で今回の推定四・五メートルを超える最大十メートル以上の浸水を予測している。その警告は生かされなかった。

 地下に設置された非常用発電機が水没し、全電源喪失に至った福島第一原発の事故が頭をよぎる。

 万が一の浸水の可能性を考慮して車両を予(あらかじ)め高架線へ退避させるなどの対応はとれなかったのか。専門家によれば、一九六七年の豪雨で、事前に大阪府内の車両基地の新幹線車両を本線に移動させて事なきを得た事例もあるという。

 JRは立地の問題点を含め危機管理態勢を十分に検証し、再発防止策を確立してほしい。鉄道各社にも自らの車両基地について、今回の二の舞いにならぬよう点検と対策を求めたい。


過去に例があるのなら、この社説のいう通りです。
最大十メートル以上の浸水を予測しているのなら、車輌を置いておいてはダメですね。

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