今日は新聞休刊日なので、昨日のコラムから紹介します。
・ 多くの地域で商店街から「まちの本屋さん」が姿を消すなど、書店の数が減り続けている。それでもここ数年、広がりつつあるタイプの書店がある。店内の棚を区分けして貸し、借りた人がそれぞれお薦めの本を売る「棚貸し書店」だ
▲東京都世田谷区若林にある「100人の本屋さん」もそのひとつ。店内にある書棚は約30センチ四方、100以上のスペースに仕切られている。本を売りたい人は店主に利用料(月額3850円)を払い、1区画の「棚主」となり新刊、古本を問わず思い思いの本を並べる。棚主は本の愛好家、NPO職員、詩人、大学教授などさまざまで、本のジャンルも好きな作家の小説、自費出版本など多様だ
▲店主は近くに住む自営業、吉沢卓さん(50)。親類が所有する建物のフロアを借り、約3年前に店を構えた。都内で営業している他店を参考にしたという
▲吉沢さんは一般の書店や図書館とは異なる「本のある空間」づくりに関心があった。「多くの棚主さんの目的は利益よりも発信や交流。棚の本を通じて地域の人がふれあう場を提供できれば」と語る
▲書店の無い自治体が約4分の1に達するなど、政府も対策に乗り出した書店減少である。「棚貸し書店」は書籍の販売数に影響されない固定収入が得られる利点がある。ここ数年に開いた店を中心に、数十店が営業しているとみられる
▲棚主の並べた本の様子からは、考え方や趣味などが浮かんできて楽しい。人と本をつなぐ書店には、まだ多様な可能性がある。
※ おもしろいしやってみたい。
ググってみました。