E 子どもを乗せる技術
いよいよ次のコーナーに入ります。
「子どもを乗せるにはどうするか?」
すなわち、子どもをその気にさせるにはどうしたらよいかです。
子どものテンションが高いのは、じっくりと思考する授業では必ずしもよいことではありません。
ただし、下がりすぎていることもよくありません。
ここでは、下がりすぎたテンションを上げるための技術を紹介します。
《 授業の前半にできるだけ多くの子に発言させる 》
授業の前半、特に導入部に出来るだけ多くの子が発言できる機会をつくる。
カラオケで一度歌うとまた歌いたくなるように、授業でも一度発言すると、参加意欲が増す。
授業の初めは簡単な問題で多くの子(なかでも授業への関心の低い子)に発言させると子どもは乗ってくる。
フラッシュ教材で全員に発言させる、短いフレーズの唱和なども効果的だ。
パワーポイントのアニメーションを使って、画像のスライドインを時間を早くしたり、ディゾルブインなどで極端に遅くしたりして、ドーパミンを出させるのはとても効果的だ。
脳と体のウォーミングアップをしよう。