『世界が完全に思考停止する前に / 森達也』
ドキュメンタリ映画「A」で知られる森さんの評論集。
とても美しい文体を使う方ですね。
●世界は今、僕らの同意のもとにある。
●いつになったら、日本は大人になるんだろう。
●メディアは、どこまで無自覚に報道し続けるのだろう。
●二十一世紀のメディアを生きる人々
中項目はこんな感じ。
「…過剰な善意や偏ったヒューマニズムが蔓延する中、
いま僕たちはかつてないスケールの麻痺を抱えて生きている。
…(中略)…煩悶しながら問いかける、まっとうな
「日常感覚」評論集」(裏表紙の紹介文より引用)
僕は、マスメディアという業界には触れたことがなく
構造的なことや雰囲気はまったくわからないのですが
TVや新聞はたまに見たり読んだりはします。
森さんが感じる違和感は僕も覚えがあるものもありますし、
まったく意識してなかったものもあります。
森さんの感じ方がマジョリティなのかマイノリティなのかは
わかりませんが、「マス」メディアに違和感を感じるということは
マイノリティなのだろうと思います。
不特定多数が読む/見ることができる
ブログやMY SPACEやYoutubeなどが発達していくと
メディアというものが「マス」から「コア」に移行していくように
感じています。
マスメディアからの情報を受ける側ではなくて、
僕が集めた/知りえた情報を発信する側だとすれば
物事/社会に対して、「僕」がどう考えるのか/思うのかを
意識するきっかけになるなと思います。
本の内容からだいぶ外れてしまいましたが
この本で最も心に残ったのは、「今上天皇の内なる葛藤」です。
どこに載せようとしたのかはわかりませんが
出典が書いてあるべきところに(没原稿)とありました。
ドキュメンタリ映画「A」で知られる森さんの評論集。
とても美しい文体を使う方ですね。
●世界は今、僕らの同意のもとにある。
●いつになったら、日本は大人になるんだろう。
●メディアは、どこまで無自覚に報道し続けるのだろう。
●二十一世紀のメディアを生きる人々
中項目はこんな感じ。
「…過剰な善意や偏ったヒューマニズムが蔓延する中、
いま僕たちはかつてないスケールの麻痺を抱えて生きている。
…(中略)…煩悶しながら問いかける、まっとうな
「日常感覚」評論集」(裏表紙の紹介文より引用)
僕は、マスメディアという業界には触れたことがなく
構造的なことや雰囲気はまったくわからないのですが
TVや新聞はたまに見たり読んだりはします。
森さんが感じる違和感は僕も覚えがあるものもありますし、
まったく意識してなかったものもあります。
森さんの感じ方がマジョリティなのかマイノリティなのかは
わかりませんが、「マス」メディアに違和感を感じるということは
マイノリティなのだろうと思います。
不特定多数が読む/見ることができる
ブログやMY SPACEやYoutubeなどが発達していくと
メディアというものが「マス」から「コア」に移行していくように
感じています。
マスメディアからの情報を受ける側ではなくて、
僕が集めた/知りえた情報を発信する側だとすれば
物事/社会に対して、「僕」がどう考えるのか/思うのかを
意識するきっかけになるなと思います。
本の内容からだいぶ外れてしまいましたが
この本で最も心に残ったのは、「今上天皇の内なる葛藤」です。
どこに載せようとしたのかはわかりませんが
出典が書いてあるべきところに(没原稿)とありました。
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