巨人の上原、阪神の井川は今年はとりあえず、残留するようですね。
上原、一見は落着も…火ダネ消えず
未更改エース井川、来週にもサイン
ということで一応は一件落着といったところではないかと思う。火種は残っていても。
そこで今回、気になったのは上原本人の公式ホームページでの言葉の数々だ。
選手の立場
選手の立場
ここで触れているのは保留権の問題と人権の問題。
逆指名ではあるが、球団側から言われ、そこから選んだということなので、主張を認めろ、ということ。
ポスティング制度があるから主張した。制度がなければはなからいわないということ。
などが綴られている。
保留権の問題は昔、ロッテ時代?の高橋博士選手が不当に解雇された問題で、保留したのに解雇されたことに対して、
「契約書に球団のほうが主導権を握っていると書いてあり、それを認めたから、判を押して契約したではないか」
という球団側と、
「そもそも、契約書や入団時の契約書は難しくて読みにくい。何が書いてあるかじっくり読みたいとは思えない代物だ」
ということで対立、問題になったことがある。
この時期の野球選手は今の野球選手に比べて、選手会もなかったころだから、立場がかなり弱かった。
昔の週刊ベースボールの名古屋の古本屋で見つけた中に野球選手の入団契約書が載っていたが、何回で細かく、確かに読みたくない代物だった。
結局は高橋選手の主張は受け入れられず、解雇となった。
というように、確かに立場は弱かったね。
保留権については当時とあまり変わらないような気がする。
しかし、当時と違うのは選手の立場である。
確かに選手の所属のコントロールや保留権は球団側にあり、縛られてはいる。
でも、今はどうだろう?。
選手の立場って、そんなに弱いのか?。
成績を残せなかった引退寸前の選手ならまだしも、おそらく知名度からして、選手会が守ってくれそうな上原がいうことではないように思うが…。(岩隈のケースがそう。このとき、トレード相手として名前の挙がった、巨人の高橋尚が「わがままだ」と言ったが、岩隈のケースは球団合併というのもあったりでなんともいえない。それに、選手会が岩隈をバックアップしていたので、それの意見に反する発言のように思った。「(高橋尚が選手会に入っているとして)選手会の方針とは違う意見だから、そんな発言をするのであれば、退会したら」というような、いたずらな意見を言うつもりはないが、発言は気をつけたほうがいいと思った。腹が立つのはわかるし、岩隈の行動は少なからずわがままな面はあったし、全面的にいいとは思っていないが、自分が巨人や選手会に守られている立場であることもわかるべきだと思った)
それと、上原はホームページ内で、
「まず疑問に思ったのは、サッカー界は1年おきの契約で、なんで野球界は経営者側に長い保留権があるかってこと。サッカー界のほうが人権に配慮しているってことらしい。でも、メジャーにも保留権があったし、今でもある。だから日本も見習って保留制度を作ったって話を聞いた。
ただ、メジャーと日本では、今の保留制度ができるまでの過程に違いがある。メジャーでは裁判だか何かの手続きで一旦は保留制度は無効だということになったらしい。でも、全選手が自由ということになると、努力しない選手や活躍しない選手まで年俸が上がってまうことになり、それが問題になった。経営者側が困れば、頑張った選手の年俸が上がらんやろ。だから経営者側と選手会とで一定の保留制度を作ろうって話になって、6年間でFA権っていう権利が取れるようになったわけや。要はメジャーでは最初に人権が尊重されていて、保留権がゼロの状態から選手会と経営者側が話し合って決まったこと。でも、日本は最初に無期限の保留権があって、それからFA制度ができた。FA権取得までの期間が長いのは、経営者側の意見が強いから。それで今でもFA権取得までの期間を短くしろとかで選手会と経営者側がもめるんよ。本来の姿は、保留権がなしの状態から選手会と経営者側が話し合って期間を決めなければいかんことなんや。球界再編の年っていうなら、もっとそういう論議をして早く新しい制度を決めてほしいね。」
と書いている。
言いたいことはわかる。
しかし、サッカーは野球より、競技年数が短いから保留権がないともいえるし、「努力しない選手や活躍しない選手」がクビになったり、年俸が下がるのはもちろんかまわないけど、そういう選手が引退したあとの行き先を選手会が職を探してやるなりのことをしろといっているのだ!!。
野球しかしてこなかった選手が多いから路頭に迷うし、一部ではあるが、社会に出て、迷惑な行動や犯罪をして迷惑をかける元選手がいるから、そいつらが迷惑をかけないような教育をするなどのフォローをしろといっているのだ!!。
それをしたうえでこの話をしろよ!上原!!。
と、一通り怒ったところで本題。
たまに、
「野球選手はいいよね」
という言葉を、他の競技の選手から聞くことがある。
さて、どの面が他の競技より恵まれていて、どの面が他の競技よりきついか、箇条書きしてみると、
・人気がある。
・マスコミが優先的に報道してくれる。
・年俸が高い。
・ピッチャーとキャッチャー以外は楽そう。
・競技寿命が長い。
・取り巻き、スポンサーが多い。
・ネット以外の批判が甘い。
・試合数が多い。
というのが思い浮かんだ。
では、デメリットは、
・野球以外をなかなかさせてもらえない。
・長年の取り巻きやスポンサーとのお付き合いが多すぎて、自分の時間が持てない。
・他競技の選手やファンの視線が痛い(気づいていない人が多いが…)。
・つらさをわかってもらえない。
・いろんな面で古い、ダサいといわれる。
・世界のスポーツのマイノリティ(少数派)といわれる。(井の中の蛙)
などが思い浮かんだ。
さっきの上原の日記にサッカーをうらやましがる記述があるように、他のスポーツが自分のやっているスポーツよりよさそうに見えてしまうのではないかと思う。
それは勘違いであるということに気づいてほしいと思う。
どのスポーツのそれなりにたいへんですよ。
でも、私は今の野球界は恵まれすぎているように思っているのですがね。
上原、一見は落着も…火ダネ消えず
未更改エース井川、来週にもサイン
ということで一応は一件落着といったところではないかと思う。火種は残っていても。
そこで今回、気になったのは上原本人の公式ホームページでの言葉の数々だ。
選手の立場
選手の立場
ここで触れているのは保留権の問題と人権の問題。
逆指名ではあるが、球団側から言われ、そこから選んだということなので、主張を認めろ、ということ。
ポスティング制度があるから主張した。制度がなければはなからいわないということ。
などが綴られている。
保留権の問題は昔、ロッテ時代?の高橋博士選手が不当に解雇された問題で、保留したのに解雇されたことに対して、
「契約書に球団のほうが主導権を握っていると書いてあり、それを認めたから、判を押して契約したではないか」
という球団側と、
「そもそも、契約書や入団時の契約書は難しくて読みにくい。何が書いてあるかじっくり読みたいとは思えない代物だ」
ということで対立、問題になったことがある。
この時期の野球選手は今の野球選手に比べて、選手会もなかったころだから、立場がかなり弱かった。
昔の週刊ベースボールの名古屋の古本屋で見つけた中に野球選手の入団契約書が載っていたが、何回で細かく、確かに読みたくない代物だった。
結局は高橋選手の主張は受け入れられず、解雇となった。
というように、確かに立場は弱かったね。
保留権については当時とあまり変わらないような気がする。
しかし、当時と違うのは選手の立場である。
確かに選手の所属のコントロールや保留権は球団側にあり、縛られてはいる。
でも、今はどうだろう?。
選手の立場って、そんなに弱いのか?。
成績を残せなかった引退寸前の選手ならまだしも、おそらく知名度からして、選手会が守ってくれそうな上原がいうことではないように思うが…。(岩隈のケースがそう。このとき、トレード相手として名前の挙がった、巨人の高橋尚が「わがままだ」と言ったが、岩隈のケースは球団合併というのもあったりでなんともいえない。それに、選手会が岩隈をバックアップしていたので、それの意見に反する発言のように思った。「(高橋尚が選手会に入っているとして)選手会の方針とは違う意見だから、そんな発言をするのであれば、退会したら」というような、いたずらな意見を言うつもりはないが、発言は気をつけたほうがいいと思った。腹が立つのはわかるし、岩隈の行動は少なからずわがままな面はあったし、全面的にいいとは思っていないが、自分が巨人や選手会に守られている立場であることもわかるべきだと思った)
それと、上原はホームページ内で、
「まず疑問に思ったのは、サッカー界は1年おきの契約で、なんで野球界は経営者側に長い保留権があるかってこと。サッカー界のほうが人権に配慮しているってことらしい。でも、メジャーにも保留権があったし、今でもある。だから日本も見習って保留制度を作ったって話を聞いた。
ただ、メジャーと日本では、今の保留制度ができるまでの過程に違いがある。メジャーでは裁判だか何かの手続きで一旦は保留制度は無効だということになったらしい。でも、全選手が自由ということになると、努力しない選手や活躍しない選手まで年俸が上がってまうことになり、それが問題になった。経営者側が困れば、頑張った選手の年俸が上がらんやろ。だから経営者側と選手会とで一定の保留制度を作ろうって話になって、6年間でFA権っていう権利が取れるようになったわけや。要はメジャーでは最初に人権が尊重されていて、保留権がゼロの状態から選手会と経営者側が話し合って決まったこと。でも、日本は最初に無期限の保留権があって、それからFA制度ができた。FA権取得までの期間が長いのは、経営者側の意見が強いから。それで今でもFA権取得までの期間を短くしろとかで選手会と経営者側がもめるんよ。本来の姿は、保留権がなしの状態から選手会と経営者側が話し合って期間を決めなければいかんことなんや。球界再編の年っていうなら、もっとそういう論議をして早く新しい制度を決めてほしいね。」
と書いている。
言いたいことはわかる。
しかし、サッカーは野球より、競技年数が短いから保留権がないともいえるし、「努力しない選手や活躍しない選手」がクビになったり、年俸が下がるのはもちろんかまわないけど、そういう選手が引退したあとの行き先を選手会が職を探してやるなりのことをしろといっているのだ!!。
野球しかしてこなかった選手が多いから路頭に迷うし、一部ではあるが、社会に出て、迷惑な行動や犯罪をして迷惑をかける元選手がいるから、そいつらが迷惑をかけないような教育をするなどのフォローをしろといっているのだ!!。
それをしたうえでこの話をしろよ!上原!!。
と、一通り怒ったところで本題。
たまに、
「野球選手はいいよね」
という言葉を、他の競技の選手から聞くことがある。
さて、どの面が他の競技より恵まれていて、どの面が他の競技よりきついか、箇条書きしてみると、
・人気がある。
・マスコミが優先的に報道してくれる。
・年俸が高い。
・ピッチャーとキャッチャー以外は楽そう。
・競技寿命が長い。
・取り巻き、スポンサーが多い。
・ネット以外の批判が甘い。
・試合数が多い。
というのが思い浮かんだ。
では、デメリットは、
・野球以外をなかなかさせてもらえない。
・長年の取り巻きやスポンサーとのお付き合いが多すぎて、自分の時間が持てない。
・他競技の選手やファンの視線が痛い(気づいていない人が多いが…)。
・つらさをわかってもらえない。
・いろんな面で古い、ダサいといわれる。
・世界のスポーツのマイノリティ(少数派)といわれる。(井の中の蛙)
などが思い浮かんだ。
さっきの上原の日記にサッカーをうらやましがる記述があるように、他のスポーツが自分のやっているスポーツよりよさそうに見えてしまうのではないかと思う。
それは勘違いであるということに気づいてほしいと思う。
どのスポーツのそれなりにたいへんですよ。
でも、私は今の野球界は恵まれすぎているように思っているのですがね。