私は3月24日のブログの中で「
私の堀江さんに対する意見はあとで「ニッポン放送について」書きたい」と書いていたので、書きます。
ただ、他のブログなどであるような話題ではなく、違うアプローチで話したいと思います。
私はニッポン放送のへヴィーリスナーだった時期があります。
広島に住んでいるのでAMの電波は夜にしか聞こえないので夜のみのリスナーでした。
それは13年前までの話です。
それ以降は番組制作の保守的な姿勢とパーソナリティのキャラクターにあわない番組を押し付けたりしている姿勢がイヤで聞かなくなりました。
それ以前は、オールナイトニッポン中心で、
月曜日1部:デーモン小暮(現、デーモン小暮閣下)
火曜日2部:浅草キッド
水曜日1部:大槻ケンヂ(当時、「筋肉少女帯」。今は「特撮」)
2部:伊集院光
木曜日1部:ビートたけし(たまに聞いていた)
金曜日1部:鴻上尚史(この人のラジオが一番の心の支えになりました)
ウッチャンナンチャン
2部:プリーズ(知らない人が多いと思いますが、バンドブーム中にデビューしたバンドです。ここのギターをやっている人の中に「餃子大王」(教師のメンバーが多いことで有名だった)というバンドのメンバーの弟がいました)(以上、敬称略)
他にも曜日は忘れましたが、劇団☆新感線の古田新太さんのも聞いていました。
他の番組だと、上柳昌彦さんの番組とか、三宅祐司さんの「ヤングパラダイス」とか、吉本興業をやめていた頃の太平サブローさんのラジオとかを聴いていました。
オールナイトニッポンをやめたあとの伊集院光さんのラジオ「Oh!デカナイト」や浅草キッドのラジオを継続して聞いていました。
(私は芸人に対して、むやみに「面白くない」とは言わない方針の人間ですが、以下の文章で使われる「面白くない」の意味合いは芸人に対していう「面白くない」の意味合いとは違い、「持ち味を生かさない」「保守的な」という意味合いで使用しますので、誤解のないよう、よろしくお願いします)
当時は面白かったですね。
しかし、私がニッポン放送がイヤになるきっかけになる出来事が起きました。
それは浅草キッドのラジオのディレクターが浅草キッドの持ち味をわからないディレクターに代わったのです。
ディレクターが変わって一回目の放送、始まってすぐのテーマ曲が浅草キッドには合わない、さわやかな曲で始まり、唖然としたことがある。
それを聞いて浅草キッドのお2人は「おかしい」と反発したので、2回目からは変わりましたが、番組の内容はやはり、浅草キッドの持ち味のわからないディレクターなので、噛み合っておらず、面白くなくなってしまい、私は聞かなくなりました。
その後も他のニッポン放送の番組も同じような理由で面白くなくなり、これが理由でとあるパーソナリティはニッポン放送から離れていきました。
その、とあるパーソナリティはニッポン放送の番組に出ていたころの末期は明らかなニッポン放送の批判をしていました。
とある、パーソナリティ(ミュージシャンです)が、オールナイトニッポンをはじめたのですが、ラジオCMからしておかしい。
番組の内容も変なのだ。
ミュージシャンである、そのパーソナリティはおしゃべりもうまく、持ち味さえ発揮すれば、面白い要素のあるパーソナリティであったが、ディレクターがおかしいせいか、面白い番組にならず、短い期間で終わってしまいました。
私はラジオCMからして、首をかしげるような内容だったため、聞かなかった。
ニッポン放送がだんだん、保守的になり、かつ、悪い方向へ流れてきたなあ、と感じた。
それ以降はぜんぜん、聞かなくなりましたね。
なので、私はライブドアの堀江社長がニッポン放送の株を買い、経営者を変えることになるであろうことについては結構、歓迎していた。
昼間のラジオのことは電波が入らないため知らないが、夜だけの意見を言わせていただくと、本当につまらなくなった。
自分たちでラジオに合う人材を探してパーソナリティにする姿勢をある時期から、ほとんどやめてしまったり(そう感じた)、内容自体が首を傾げたくなるものだったりしているので、堀江社長がニッポン放送のトップになったら、大物がやめるといっているようだが、大いに結構なことだと思う。
堀江社長の実力がわからないため、なんともいえないが、大物や人気者を使えなくなるほうが反対に保守的な人材しかパーソナリティに選んでいない、現在のニッポン放送を変える、最大のチャンスだからである。
私が今回のことでニッポン放送に言いたいのは社内の人間が堀江社長がラジオに対する愛情が感じられないとかで、嫌がっているということをいっているけど、そんなの知らねぇ。
お前たちのラジオはつまんないんだよ。
私は面白いラジオさえやってくれれば、それでいいんだ。
私のようなマイナー好きな人間のために時間を割いてくれていたニッポン放送に私は愛着を感じていた。
しかし、それを裏切った。
少数派の人間は楽しまなくていい、といわれているような気がしてならない。
テレビに出ている有名人ばかり起用しやがって。
確かにラジオでしか出さない面が見えたり、と、いい面もあるが、そればっかりがラジオじゃないだろう。
ただ、こんな話がある。
ナインティナインの岡村さんがこんなことを言っていたらしい。
ナイナイ オレたちは出る!
ナイナイ オレたちは出る!
人気お笑いコンビ「ナインティナイン」が連日のニッポン放送騒動について、25日までに独自の見解を示した。同局のレギュラー番組「オールナイトニッポン」の公式HPで、ライブドアへ経営が移った場合に降板を示唆するタレントに対してクギを刺した。「“リスナーを大事にしている”のであれば、リスナーを無視して、経営が変わったらパーソナリティーを降りるということを発表するのはよくないと思う。それでなくてもリスナーは不安やろうに…。ナインティナインは今のところその意向はないので、皆さん毎週ラジオ聴いて下さいね」としている。
私はナインティナインは個人的には苦手なほうであった時期があったが、今は別にどうという思いはない。
この発言を聞いて、ナイナイに対しては、この業界の傾向を考えると結構、勇気のある発言をしたなあ、と敬服いたします。
「明日の風はどんなのだっけ?」さんがこういうことを書いていました。
[ラジオ][ニュース] 中島みゆき、タモリらニッポン放送番組を降板の意向
「明日の風はどんなのだっけ?」さんいわく、
「その点でいうと今回の件についてはコメントしていないというか、あくまでも笑いのネタにしているさんまさんやダウンタウンの松本さんなんかは、普段から『テレビ局が一勝自分のことを食わせてくれるわけでも、どんなことがあっても守ってくれるわけじゃないから、放送局のために何かすることはない』と言い切っているのは格好良いなあと思う、この辺のところ吉本興業の芸人さんは売れてる人ほど肝座ってる人が多いと思う。元々ゼロから事務所の力を借りずにはい上がってきたという意識の人が多いから、その辺で強いし周りが見えてるんだろうなあ。」
そうか、吉本の芸人さんは大きな会社なのでチャンスは与えてもらえるけど、つかむのはお前たちだというやり方をしていますものね。
だから、ナインティナインもこういう発言をするんですね。
ただ、他の事務所と違って、固定劇場を会社が持っているので、いざテレビがなくてもやっていけるというのもあるような気がしますが。
それはさておき、聞いているリスナーを優先する姿勢の表明するナインティナインはすばらしいと思います。
(「明日の風はどんなのだっけ?」さんの文章を使っておいて、いうのもなんですが、ひとつ、気になることがありました。たけしさんのことですが、故ナンシー関さんが本の中で「たけしさんは本当はマイナー芸人にならなくてはいけない人なのに、国民的な人気になってしまった。」とおっしゃっていました。私はたけしさんは売れてからの自分のポジションがイヤなのではないか?と思います。本当は万人に受けるタイプの人ではありません。芸人としての盛りが過ぎた今、映画監督としては枯れていなくても、芸人としては力が落ちた今は保守的にならざるを得ないと思います。「明日の風はどんなのだっけ?」さんに限らず、たけしさんに関しては誤解されている部分が多いように思います。どうか、たけしさんのことをご理解願いたいです)
まあ、堀江社長のことは少なかったですが、私はこういう風に思っています。
株式の買占めは株式を公開しているのだから仕方がないし、ルールの範囲内でやったのだから、別にいいと思いますし。一回、やらせてみてだめだったら、そこではじめて批判をすればいいと思います。
それに脇が甘いのはフジテレビやニッポン放送なので、フジテレビの会長である日枝さんや社長の村上さん、ニッポン放送の社長である亀渕さんは混乱させてしまったという理由で責任を取って辞任したっていいくらいだと思います。
それにそのことで社員は上司に抗議しないのでしょうか?。
そのほうがおかしいと感じますが。
私は堀江社長がどうのこうのというのは別にどうでもいいのです。犯罪者じゃないから。
私はつまらなくなった、ニッポン放送のほうが気に食わないだけですね。