耳は節穴

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ルネサンスギター

2006年01月23日 | CD
ルネサンス時代のギターは4コースで、今のギターよりもずっと小さいものでした。
一番高い音の弦を除き復弦になっているので7本の弦が張られているこます。
これが大航海時代に海を渡って世界へ広がっていったようで、ウクレレなどがその末裔です。

さて、その4コースのギターのために書かれた作品ばかりを集めたCDを見つけました。
フランスとスペインの作品が収められています。
アドリアン=ル=ロワの素朴なブランルからはじまり、シャンソンやマドリガーレの編曲もの、さらにはムダーラやフェンリャーナの精緻なファンタジアまで様々な語り口の音楽が次々に演奏されて飽きることがありません。

演奏者はマッシモ=ロナルディ。楽器の制約からでしょうか、あまりひねらずに淡々と弾いていますが、これがとてもいい感じです。聞いている方も肩が凝りません。

私もこんな楽器が1本欲しくなりました。


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