知ってると思いますが
空冷式ワーゲンビートルは【西ドイツ製】です。
基本的には1978年式がラストイヤーです。
※コンバーは79年
しかし、ブラジル製
メキシコ製のビートルも存在します。
メキシコ製に関しては、
2003年が最後になっています。
それでも、「新車」でドイツ生産終了してからも
手に入ったので
飛び付いたオーナーも多かったです。
勘違いしている方が多すぎるんですが
【正規輸入車】ではありません。
YANASEさんや、DUO、ファーレンで販売していたことは
ありません。
何社か輸入元はありましたが、【並行輸入車】で
日本での型式指定を受けている自動車ではありません。
【新車並行】ってやつで、【中古並行】ってのは逆にない個体
だったりします。
いずれにしても、「新車」で2003年まで手に入ったので
「壊れない」
「サビてない」
「今の自動車」
と、思って買い求めた方が多かったです。
一言で言わせて頂くと
2003年当時に新車で買っていても【クラシックカー】
だったんですけどね(笑。
その辺り【勘違い】していた方は限りなく多かったので
「あっという間に、手放す」というパターンが多く
業者の中古車オークションにその当時二束三文で落札されていた
ことも多かったです。
10年くらい前に
「新車で買ったんだけど乗ってないから
買取らないか?」という話を貰いましたが
たしか2000年式で走行が10年ちょっと持ってて
1万キロ(笑。車検は最初の車検が切れたまま(笑。
ゴルフと同じ感覚で買ったんだけど、
まったくもってクラシックカーだったので乗らなくなって
しまったんだそうです。
そういうオーナー多かったです。
「ワーゲンビートルに乗りたい!」というのも
様々で、
「中身が新しいなら乗ってみたい」
という方も多くて、
「新車だからゴルフと同じなんだろうな」って
勘違いされた方も多かったんですよね。
【ほぼ、60年代70年代の設計のまま】でしたから。
ミニだってそうですよね?
ローバージャパンが出来てからは強烈に1300のミニは
新車で販売されましたが、同時にすぐに手放す方も多かったです。
【当初の思惑】が外れれば、そうなります。
だって古いクルマには変わりないので。
【新車でも、クラシックの中身はそのまんまなんだろうな】
と、思って買った人は今でも新車から乗ってる人が多いですよ。
ミニもメキビーも。
オーバルやマーク1持ってて、メキビーやメイフェア普段の足にしてる
オーナーも居ますからね。
さらに、「古い車」なのに排ガス規制や現代に必要なことを
盛り込んであるだけに、
「不具合になる箇所も多く」
そして【部品が現地調達(メキシコ)】のため
品質が良いとは言えず。。。。
店長も務めていた頃に新車販売しましたが、翌日に
「バックしない」とか(笑。
「ギアが抜けてどこにも入らない」とか(笑
「エンジンが掛からない」など(笑。
2台販売して懲りました(爆。
【不具合の箇所がドイツ製と違う】とか。
【新車なのにアタリハズレが多い】
その後も、
【油圧タペットの音が消えなくてうるさい】とか(笑
【イグニッションコイルが10万円する】とか(笑
※今はお安いのがあります
ドイツ製を比べるとお金が
掛かってしまう個体も多くありました。
ただ
【錆びていない!!!!!】と言う点では
最高の【ベース】です(笑。
新車感は抜けてますが、
優秀な中古車の状態です。
店長のお店での経験でしかないですが
床が抜けてるメキビーはまだ見たことが無いです(笑。
今でも
年式が昭和30年代昭和40年代では不安な方や
「エアコンが付いている」という理由で買い求める方が
多いのですが。。
そりゃね、【平成のクルマ】ですからね、製造年だけみたら。
そのため、当初から
「今のクルマの扱い」
をされていた個体が多く、【点検しかしていない】メキビーが
多めです。
いつも言いますよね?【点検と整備は別物】
車検に受かるように【見た】というのが多く
「次回の点検まで持つかな?」という見方は
していないのが現状の気がします。
極端な言い方、最近の自動車は【点検のみ】で使えます。
壊れません(極端な言い方ですよ。1日車検とかもあるくらいだし)
でも、古いクルマは【整備】が必要です。
そして【事前交換】と言うのも必要だし
【5年も持たない部品・油種】などで構成されています。
じゃあ、メキシコ製ビートルは??
1日車検の【点検】で良い訳がなかったのですが、、、
残念なことに、「現代の自動車」と同じに「点検」だけで
通過した個体が多く、、、
個人の印象では、「ミッションの故障が多すぎないか?」と
思っています。
「無整備」が多かったと思います。
【良い整備で触った跡】を見受ける個体は少なく
その場しのぎ↓も多い。
ビニールテープの中は【断線】してました(笑。
って言うか、熱のこもるエンジンルームに
ビニテはダメです。専用のテサテープとかじゃないと。。
エアコンのコンプレッサーベルトが
スリップして【切れた】とオーナー。
原因はベルトにテンション(張り)を
保つためのテンショナープーリーが【焼き付き】しています。
でも、10万キロですからエアコンのプーリーに
そんなに負担掛からないよな??
と思ってたら
コンプレッサーの動作をさせる【電源】が
プレッシャースイッチからの電源の他に
エアコン本体の作動電源から引き直してある。。。
おそらくプレッシャースイッチの故障でエアコンコンプレッサーが
回らなくなったんだと推測できますが
交換せずに別の電源でコンプレッサーが作動するようにして
しまったようです。
これだと、【動いたり・止まったり】するはずのコンプレッサーが
2時間でも3時間でもエアコン作動させると
【動きっぱなし】で【冷やしっぱなし】です。
そういう【負荷】が多かったという部分もあって
テンショナープーリーの負荷も多少あったかも?と言う感じ。
試し乗りした際に、エアコンもチェックして
「なんか?変だな???」って思ったんですけどね。
【インチキ修理】でした(笑。
昔の外車屋さんですね(笑
ベンツとかは部品が高かったですから、交換せずに
インチキ直しで対処してることも多かったし、
よく【させられた】(笑。
まあね、「インチキ」が出来るってのはある意味
仕組みを良く理解しているっていう証拠なんですけどね(笑。
理解してないと、インチキ出来ないでしょ??
おそらく、こいつを交換したら
直ったはず。
メキビーはコンプレッサーに近い位置にあるので
判り易いし、
ワーゲン専門とかの話じゃなく
エアコンですから、どの車も基本的な仕組みが一緒ですから
考えれば「プレッシャースイッチかな?」って
判るはずだし、
あとから取り出してある電源は、車両の前方から引き直してあります、
手間が掛かって、「直ってないし、トドメ刺す状況」にしてるんですね。
バカとしか言いようが無いと思います(笑。
コンプレッサーが絶えず回ってたらコンプレッサーの寿命も早いし
場合によっては、どこかが破裂します。凍ります。
6千円くらいの部品ですね。
6千円ケチって、ヒューズBOX付近から電源を後ろまで回す時間工賃の方が
掛かります(笑。配線も5m必要か??
店長なら、すぐそこにあるプレシャースイッチを直結しますけどね。
5分で今と同じインチキ状態にできますから。
インチキした人は「理解していない」人ですよね。
わかるんですよ(笑
「このインチキの人は、すごく判ってる人だ!!!」とか(笑。
インチキしてる上に判って無いのはダサすぎます(爆。
エンジンから漏れ漏れです
ミッション・エンジンの付け根から
プッシュロッドチューブの根元から漏れてるので
片側4本中2本がベッタリしっとりです(笑。
ハッキリ判りますね。
バルブカバーはね
ダダ漏れですが、
すぐに交換して直ります。でも気が利いてて1年に一回
もしくは車検の2年で一回交換してたら
こんなに漏れてないはずです。こういうので「整備してないな」
判るんですよね。
タペットの0調整もしてないってことですよね。
バルブカバー外してないってことは。
外せば、ガスケット交換しますからね♪
そういうので色々判るんですよ。
ミッションのノーズコーン部分は
「ダダ漏れしてた形跡」
ですが
【今は、、漏れが止まっているけどその理由は最後に♪】
そして、そのせいもあって
ミッションマウントがブニョブニョです。
間違いなく交換必要。
リアハブシールの不良。左右とも。
片側のグランドナットが緩んでたし。。。
こんなに漏れた跡。
ホイールの内側はオイルまみれ。
そして、垂れ方から
走行してなくても漏れてるんじゃないか?と思います。
おそらく【ハブシールの取り付け間違い】←良くある
リア側のミッションマウント
跡形も無いくらいに
潰れている(笑。
劣化と、オイル漏れも理由の一つでしょうね。
オイル漏れでゴムは悪くしますから。
ただ、「純正品」だったので、走行に大きな違和感が出るほどまでには
ならなかったんでしょうね。
う~ん。
見積もり出すだけで
3時間計算と点検してるんですけど。。。。
そうそう
【ダダ漏れしていたはずなのに、今は漏れていない理由】
正解は!
もう、ミッションオイルが入っていなかったからです!!
オイルが出きったら!
漏れるモノも無いです!
いつから入ってなかったんでしょうか??????
こういうことで
ミッションは壊れます。
残念です。
も~も~
そろそろ
メキビーも重整備しないと
安易に手が出せませんよ?????
ミッションのドレンから排出(笑