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サバーブモーター&犬の美容室mairu

車屋サバーブと、犬の美容室mairuのちょっと小話。

空冷ワーゲンのミッションからのオイル漏れ

2023-11-08 06:46:11 | 日記

これで良いのかと疑問になる。

 

【しかく】と【まる】を使って絵を描くという設問

 

【四角】

 

【まる】は

 

いずれにしても

(ワーゲソバス)と(ワーゲソマーク)が間違いです。

っていうよりも、〇に〇〇〇足して【アウディー】という

クリエイティブさがあったら、世のなかの人に「なるほど」と

言って貰えるんでしょうが、結局【ワーゲン】しか

想像できないのはただの「変人」です。

これが我々親子の残念な部分です。一つのことに執着し過ぎた

結果です(笑

【〇】をみてVWしか思いつかないようでは。。。。

非常に、残年です。母も店長に対して同じように

考えたかもしれません。

 

自分の子供の頃と一緒で

少々、悩む部分です。

最近は、週に何回かお友達の家に遊びに行って

いるようですが、【女子】なのも気になります(笑

 

_____________________________

 

ワーゲンのマニアルミッションからの

オイル漏れです。

今の自動車で日本車なら、マニアルミッションで

【もれ】はほとんど考えられませんし、

オートマ、CVTでもあまり考えれません。

技術の躍進ですね

 

とはいっても、60年代70年代の当時なら

ワーゲンの【漏れ】に関する不具合は他のメーカーに

比べたら【皆無】な不具合でした。

 

こういう記事を載せると

「ワーゲンはミッションオイルが漏れやすいらしい」

という間違った情報を垂れ流す、もしくは想像する人が

いますが、そうじゃないですよ。

もう【クラシックカーで不具合を抱えていて当たり前】で

あることを深く理解して欲しいです。

 

最近何しろ、頭を抱えているのが

空冷のワーゲンを買う人が

どうしても【トヨタ車をディーラーで買う】のと

どうも感覚が一緒な新ユーザーが多いという部分です。

そして、ユニクロでお洋服を買う価格で手に入れようとする

ユーザーさんが多めです。

 

長く乗ってたりするユーザーさんは、実は影を潜めて

「一緒にされたくない」と表に出てこないように

している傾向な気がします。

気持ちはわかります(笑

 

で、

オイル漏れたり、不具合が無いのが強みだった高年式ワーゲンの

ミッションでしたが

ここ数年、【漏れ】を中心に

不具合の修理が多く入ってきています。

 

大概の自動車が【ミッション単体で下ろせる】のが

通例ですが、ワーゲンやポルシェはエンジンを先に下ろすか?

一緒に下ろすか?という方式です。

「ミッションだけ修理」

とは言っても、エンジンも降ろすことになります

北米を中心に、IRSのミッションは

トーションバーのビートルでも多く使われたのですが

日本では、1303・1302のシリーズや

トーションバーでもスポルトマチック、

69年からのタイプ3、レイトタイプ2

にしか見受けられず、圧倒的に画像のようなミッションじゃない

方が多いです。基本、スポルト以外のトーションバービートルで

IRSなのは存在しません。日本は。

そして、性能面・生産性が良いのはIRSなのですが

オイルが漏れるのが生じると、【漏れが止まらない】くて

生産性は良いんだけど、【だましだまし】が効かないんですね。

車体前方方向のノーズコーンから飛び出た

赤矢印のセレクトレバーのオイルシールは

全車共通ですが、仰天するほど漏れていることが

少ないので、【放置】は多いです。

でも、漏れてるとジョイントさせるブッシュが劣化しちゃうので

本当は好ましいものの、

ミッション降ろすよりも、ジョイントブッシュ交換した方が

容易なので、「まあいいじゃん?」と判断することも多く

まあ、個人的もそんな感じです。

そして、

青い矢印のいわゆる簡単に言えば

ドライブシャフトの根元ですが、

IRSじゃない多くのワーゲンは【袋状のブーツ式湿式】

なので、袋状のブーツ自体がダストブーツで

破けたら漏れてきますが、ブーツ交換したら良いだけで

ミッションの脱着は不要です。

なので、IRS以外ならミッションオイルの漏れで

【大騒ぎ】する必要もないってことなんですよね。

良くは無いけど、【どうにかなるでしょ】で放置も

多いです。

 

でも、IRSのミッションは

今の自動車と仕組みが一緒で

いわゆるドライブシャフトの根元に【オイルシール】

使っています。

製造時には、【シャフトを差し込むだけ】という

生産性はかなり良いのでほぼ、今はその状態です。

ただし、誤魔化しは効きません。

漏れたら、かなりの量が漏れっ放しで

漏れなくなるころにはオイルが少なくなっています。

 

赤い矢印の部分に

青い矢印の部分が差し込まれています

長年ずっとオイルシールの中で回っていますから

跡がクッキリですよね?

オイルシールのリップの跡なんですが

この跡に長年の摩耗で【凹み】が出来ている場合があります

その場合、シール交換しても意味が無く

スチールの方も交換が必要です。

 

この凹みを考えないで、交換後に漏れてて

悩む経験の浅い整備士さんも多いです。

実は店長も昔、それで痛い目に遭いました(笑

 

ミッション側に

オイルシール見えますよね?

あれを手で持ってる新品に交換する訳です

 

けっこう奥の方です。

 

おそらく

一回も交換なし?だと思います

ワーゲンマークがついてるので

こんなもん、アメリカで走ってるワーゲンが

過去にディーラーもしくは純正パーツを使うような

整備工場で交換しているとは思えないし

基本、滲んでる程度なら【サンデーメカニック】な

アメリカなんで、間違いなく一回も交換は無いでしょう。

重要なリップの部分もカチカチで変色もしてるので

もう大昔から機能はしていなかったでしょうね(笑

 

まあ、新車からいつから【ダダ漏れ】していたかは

判らないですが、それでもオイルシールが

30万キロは乗るのが当たり前のアメリカで乗っていた

ドイツ車がとりあえず致命的な不具合起こさないで

走ってたんですから、すごいと思います。

とうじのワーゲンのパーツは耐久性があったんでしょうね。

50年以上ゴムシールが使えなくなってはいたけど

何十年かはある程度は使えてたんだから。

 

ノーズコーンから飛び出た

セレクターレバー

このシャフトがシフトにに繋がっている部分で

走ってる限り、一日に何回どんな動きをしているか

是非、想像してみてください。

それも50年以上(笑

ノーズカバー外すとこんな感じです

 

ノーズコーンカバーに

備わったオイルシールを交換します

カラーの方まで、黒く汚いグリス状のネチョネチョが

付いてるので、中心部分のオイル漏れはもちろんの事

もう、全体に用事は足りて無かったようです。

抜けてこなかった方が不思議です。

 

純正でした

 

 

オイルシールの中央を

前後に動作したり左右に回ったりするセレクターレバー

この区間が絶えずシールの中央に擦れる訳ですが

どうにもならんくらいに

痩せていることが多くて(走行が多いから)

オイルシール交換しても無意味なことも多いです。

見た目にも明らかに劣化してますよね??

今回は、オイルシールの方に細工して

ややキツクすることで対処。

シャフトを肉盛りするには、性格的に面倒があった。

 

まあ、こんな感じになるわけです

緑の方が古いシール

実際、すでに手ごたえなくスッカスカでした、

新しいシールを細工して動作していて

問題無いかチェックします。

 

今回、オイルシールは全て交換して

中古に新品オイルシールを組み込むわけですから

新品to新品じゃないぶん、やや細工もしておきました。

ただ、言い訳としては

新品to新品なら合致する修理も

中古to細工to新品&社外品という部分で

絶対のクヲリティーは無い

という状態に修理が完了。

これが何を意味するかと言えば

また

不具合

出ますよ

製造時よりも

早く

ってことです。

ここをどう考えるか?ということですよね。

 

店長自身も、ワーゲンに乗っています。

(現在、休眠中ですがバラバラで)

自分のを作業する時も出来れば

長く、

一回触った部分を触りたくないです。

皆さん以上に、

「壊れるのもまた可愛いんですよね♪」なんて

①ミリも思いません!

そして

皆さん以上に、その故障が交換した部品のために

起きた再不調であることがすぐに想像できます。

 

でも、

イライラするものの

しても仕方ない事実で(笑

まあ、今まで、、、というよりも

社外品に頼る頻度が増えれば増えてきた

時代からは「仕方ない」としか

思わないようになっています。

90年代、いい加減な整備で

ワーゲンが故障するなんて、逆に考えられなかった

んですよね。

あの頃のワーゲン屋さんはこぞっていい加減でしたから

ロクに整備しないでも走ってたし。

それは、元々の部品で交換しないでも動けてたから

なんですよね。

さすがに、そういう純正で組み込まれた個体でも

多くを交換する必要が出てきて。。。

ジャーマニー製のワーゲンは

昨今6割Taiwan製で武装ですから(笑

(今回のオイルシールにはジャーマニーの文字)

 

たぶん、二重ロックがされてなかったので

一回くらい何かしら外した用事はあったようですが

いかんせん

【締め過ぎ】

のため、専用ナットもジョイント側もネジ山がダメになり(笑

結局、こちらも交換。

二重ロックのために穴が空いてるのに

「これじゃー緩んじゃうよ!!!」と思ったのか?

きつく締め過ぎられていました。。。。。

外れちゃ困ると、気持ちはわかるけど。。。

 

___________________________

雑な人間にも

雑な美学はあるもので

先月、預かった個体もこれもそうなんですが

車体番号が汚くて判別が困難です。

 

先月の個体は車検場で

「判別が出来ない」

ということで、

車検が受けられず。

(と、いうか車相番号が無かった)

今迄どうしていたか?不思議でしたが

平成元年に初年度登録の66年タイプ2

実は、日本国内で最初のオーナー以外に

名義変更した様子が無かったのですが。。。

たぶん、車検証と現車が違った個体のようで(笑

コーションラベルの車体番号は車検証とあってるものの

車体番号と、個体の年式がどうも怪しかったんですよね(爆

まあ、そんなのあの当時多かったんで。。。

まあ、なんとか職権打刻で再登録しましたが

詳細が不明な動いていなかった個体は怖いですよ(笑

 

修復のついでに

綺麗に読み取れて、綺麗にしておきたくなる

状態に。

 

バッテリーフロアーも

いつでも不具合が起きそう

 

修復

 

最終的に

きちんと

底板には凹凸を付けてバッテリーが載っても

ヘロヘロしません

 

 

 

色が塗られていない(純正部分)天井の部分

と比べて同じ色に塗り直してあります

本来、トガホワイトのはずですが

なんか、アイボリーっぽい白で塗り直してありましたが

直した方だけオリジナル色に塗り直し。

 

これで

バッテリーが落ちたり

跳ねたり

揺れが激しくて端子が緩んだりはしないでしょう。

 

プレスのある鉄板で作り直したので

十分な強度もあります。

ついでに車体番号も綺麗にしたし。

 

雑な人間でも

雑の中の美学はありますので。

そこそこのことはします(笑

 

ただ残念なことに100%にはならないのが

店長です。7割で力尽きます。

 

 

 

 

 


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