
先日からお預かりのビートル
点火系の不良が1番の原因でした。
ポイントレスkitが弱くなりプラグの火がヨワヨワ。
新品と抵抗値を見ると明らかな違いがありましたし
他のビートルに取り付けると、同じような症状に。。
まあ、確実にポイントレスが原因で合っていたでしょう。
しかし、
数日乗っていると~
冷間時にややストレスのある状態になります。
お店から坂道を下りっぱなしの状況で乗っていると
雰囲気的に「冷え冷え」なエンジン状態。
もちろんアクセル踏んでいないですから
平坦や坂道を登るのとは状況が違い
エンジンは殆ど負荷がありません。
坂道を下って、停止するとまたエンジンがストール。
しかし、すぐに始動がは出来ます。
致し方なく~その停止直後に路肩で
プラグを外して確認してみます。
【カーボン煤】で真っ黒。
おまけに、プラグは差ほど熱くない(笑
オイル交じりのカーボン煤なら
こびり付いてしまいます、↓

ササっと綺麗になる↓

チョーク終了後に「不完全燃焼」が温まるまで
おきています。
燃料が薄いか?ヘッド部分の温度が低すぎるか?
「昨日、6時はマイナス2度」でした。
(今朝もマイナス2度)
一番の原因は点火不良で、明らかでしたが
このビートルは「もう一個」改善部分を持っていたようです。
日曜日、数度のキャブばらし作業。
念のためジェット類の番手交換。
ただ、このビートル「純正キャブでショートブロックもノーマル」
ですから、【キャブのジェット調整がシビア】←あり得ない話です。
まあ、番手替えても何も改善は無く
出るものは出てるし、吸うところは吸ってるしって
感じにキャブに悪い部分は見当たりません。
冷静な思考状態ならすぐに判ったはず(笑
納車の際に良かったジェット類が変わるはずも無いんですよね。
そのなことやりつつ
スタッドレス交換やオイル交換のお客さんが来て
結果、午後になって
「あ~もしかしてバルブ周りか?」
相当、イライラしてヘルニーも辛くなってきたので
店先でチョイチョイやってましたが
夕方に結局またリフトに(笑
【本気モード】に逆戻り。
冷静になります。。。
人間、追いつめられると短気にもいい加減にもなるし
精神的に良くありません(笑
ヘルニアは精神的に追いつめられても症状が出るそうですから。
そんな作業中、
「遊園地に行こうよ~行こうよ~」と四男。
「ワーゲン治ったらね」
「行こうよ~」
もう、完全に「キーーーーーーーーっ!」って
なりそうです(笑
「キーーーーーーーーーっ!」ってなってると
冷静でいられないので。。
Myコレクションを眺めながら。。
「これを付けて、またワーゲン乗りたいな~自分の」
とコーヒー片手に落ち着きます。↓

実車が無くとも、形になって無くとも
「取り付けたいパーツ集め」は楽しいもんです(笑)
移転のため、倉庫の片付けしてますからね
面白いもんが発掘されるんですよ。。
まあ、それが店長の今の楽しみ。。
※コロナ環境で移転ずらしました。
こういう時に無理すると良いことないので。
でも、移転はしますよ。予定の場所に。
で、落ち着いたので
考えます。まだ工場の中では子供の
「遊園地行こうよ」がリフレインされていますが
もう冷静です。
プラグ↓

5番の箱と、6番の箱。
通常、ほぼほぼが【5番】しか使いません。
メキビーはロングリーチでインジェクションですから
また違いますが。
このビートル。
デユアルポートの1600cc
ドイツ製エンジンで「無加工」です。
昨年、ピストンリングの交換はしています。。。
当時を思い出します。。。。
ヘッドも純正でクラック無し。。。
【あっ!!!!】
思い出せば早いもんで
この1600ccはドイツモデルのインジェクションでした。
それをキャブレターに。
しかも、キャブのサイズが1500用。(ジェットサイズ換えた)
インジェクションはヘッドがやや違います。
さらにに状態が良かった「凹型ピストン」はそのまま使用。
そもそもインジェクションヘッドには温度センサーまで
付いています(外した)
「ヘッドの熱の問題だ」
じゃあ「6番か」
これで改善なはず。
全部が、元の状態で完璧であれば
5番プラグ以外には変える必要がないはずです。
チューニングで番手ははじめて変わってきます。
ただ「抱き合わせ」してしまった都合
その周辺に通例とは違う異変が「極寒の時期」になってきたら
出てしまった。。ってことかもしれません。
おまけにオーナーは頭脳派運転でゆっくりです。
店長やバイク好きの方のような【感覚一筋】な
扱いとは違います。
そうなると、、
5番だと扱い辛い内容になっていたかもしれません。
オーナーに合わないのであれば、
合うように直しておきます。
※チョークが閉じてれば調子よく、終わった直後悪くなり
そこから温まると調子が出る。そういう状態だったはず。
感覚で車と付き合う人は気にならなかったりしますが。
大昔
友人が
「プラグを大きくしたらパワーが上がった」
と言っておりましたが
その考えは「大間違い」で、
大きくしても火の強さは大きくなりません。
【熱価】の問題なので、「焼け」の状態が左右するだけで
パワーは上がりません。
店長も、どうしても同じ車(空冷ワーゲン)が扱いが多く
プラグに関しての知識は素人並みです(笑
先輩が昔、言ってたことですが
「一般的に水冷の車は6番が基準でチューニングしたりすると
そこから、5にするか7にするか?って感じで
空冷は、その辺り水に関係しないから5が基準なのかな?」って
ボソボソ言ってたんですが。
※メーカによって番手は違いますよ
昔の人はNGK基準で話します。
また【イリジウムプラグ】が出始めの頃に
「旧車にイリジウムは相性が悪すぎるだろ?」って
話もしてましたね。
たしかに使ってみて良いとは思わなかったですね。
イリジウムにするなら、それに合わせた何かを交換なり
調整が必要ですし。
「長寿命」に惹かれるんでしょうが。
1本300~500円ですよ?
2年に一回4本2000円くらい痛くも痒くも無くないですかね(笑
「長寿命」惹かれる方が多いですよね。
本当に好きな人だとそこには惹かれないんですよ。
だって【半年間ノーワックス】のコーティング塗って
また翌月にワックス掛けちゃうんだから(笑
今朝は症状も出ず

湯気もいっぱい(改善前も出てたけど)
冷間時にストールは無くなりました。
ピストンの形状の関係でヘッドの温度差が
通例と変わってたかもしれませんね。
店長は
技術も知識も乏しいもんで
すいませんね~(笑
冷静になれば
キャブなんか確認する必要なかったのに。
まだまだ冷静さが足りないですね。