【乗りやすく・扱い易いビートル】に
レストレーションしています。
エアコンが新車時に装備されていた個体
なので、それが原因になった
ボディーパネルの劣化が方々に見られます。
エアコンは、ビートルの場合「ホース配管」
が、尋常なく「長く」なります。
リアエンジンで吹き出しが車内、
コンデンサー（ラジエターみたいの）が前方
に取付されます。
ホース類は「車内」を通せない都合で
【車外】の下の方を通過してきます。
人間は快適になる装備クーラーkit
※販売済みの別の個体画像です
判り辛いかもしれませんが、車内（フード内）にも
配管が居ます。
そしてフェンダーの中にも取り付け部に
沿って配管が居ます。
その配管はボディーに寄り添うように
固定されていますが、ここに泥や水が溜まり
「錆や腐食」が生じることも多いです。
ホースとボディーの隙間に溜まる
エンジンルームに配管用穴↓
取付用ビス穴↓
今回、全て溶接板金して元の状態に
しています。上の画像のような小さな穴から
5センチほどの穴まで８か所くらい開けて
あります。
ちょろちょろ、このビートルに対しての
お問合せを頂きます。
【乗りやすく・扱いやすい】ということを
しつこく言っているせいか、
「最近の車みたいになるんですか？」
というお話が多く、困っています（笑
なりません
今の車のようになるようには
一つも目指していません。ナンセンスです。
今の車のようにモデファイするならば、
最初からやりません。
と、言うのもようはクラシックカーとして
扱いやすい個体にしているわけでして。
勘違いされている方も多いようです。
エアコンがあれば普通の車
と、言う考えの方も多いですが、
クルマの負担はエンジンもそうですが
上記のように穴を空けたり、水が溜まりやすく
なってしまったり、故障や不具合が増えること
になる場合もあります。
「シンプルな構造だからこそ安心である、
扱い、所有も気軽になる」と店長は思います。
【各年式の良い部分を一脱しないように作成】
これは好きであるからこそ避けられない部分です。
年式によって「あれの方が良かった」という
本来ビートルに元々あった機能の中で
採用して作り直している状態です。
元々ビートルの歴史である機能
皆さん「６Ｖ時代の見た目」が好きですが
高年式を「6Vルック」にすることは可能で
「良い部分を」と、言うならば見た目のそういう
方向への変更は可能ですが、やりません
「あ～６Vルックか」で終ります。
逸脱してしまうのは「避けたい」ので（笑
「メーカーORIGINAL」からは年式的に考えると
反れてはしまうけど、「乗りやすさ扱いやすさ」
を考えて処理しています。
ただ「部分部分」なので「最初からそうなのか？」
と見える具合にです。
年式がズレすぎる「ビンテージルック」は店長の
中では無しなんです。
どんなに完成度を上げても「うそっぽ」と
必ず見えます。
「アダルトな方」に販売したいので
大人の方に「嘘っぽい」のは勧められないんです
また今の車みたいな快適にするならば
パワステ・パワーウインドー・集中ドアロック
CVT・低燃費静音エンジンなどが必要です。
「それを必要とするならば」
NEWビートル・Theビートルで良い訳ですよ。
持ち味を殺してまでクラシックカーに
乗る楽しみなんかありますかね？
そういう方は、そもそも無理ですから
「憧れ」だけに留めましょう（笑
もう一つ、
「どの年式が一番壊れませんか？」
と、お電話もありましたが、
ビートルの場合「根本は一緒」であって
店長が「〇〇年式の機能の方が良かった」
とは言いますが、それは部分部分の話で
基本的に中古車として考えるならば
普通の車と違って「前期型の方が壊れない」
とかそういうのはあまり関係ないです。
こういった車の場合、何十年もの間に
「メーカーORIGINAL」と違う修理や
修復を受けており、エンジンも１２００から
１６００に載せ替えをしていたり
もう年式で一概に何も言えません（笑
今回レストレーションしているビートルは
「扱いやすく乗りやすい」を
こまごました各年式から店長が良いと思う
機能だったっり仕組みを組み込んで考えながら
作っています。
クラシックカーとして「メーカーORIGINAL」に
沿っていなくとも「おかしくない」と
思える個体です。
こんな場所に落ち葉↓
落ち葉がいっぱいです。これが原因で
雨漏りやら色々な走りに関係ない
不具合が出てきます。
そういう個所を「さりげなく」処理し
出来れば「洗車とワックス」だけで週末の
趣味をエンジョイできるように！
作っています♪
