文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

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ともかく日本から金をむしり取ろうとする韓国は、本当にどうしようもない。だけど、その韓国を増長させたのは朝日の誤報がきっかけだった。

2021年01月26日 20時21分40秒 | 全般

以下は前章の続きである。

高山 
一方で、韓国地裁は元慰安婦訴訟で日本政府に賠償を命じる判決を下した。
ともかく日本から金をむしり取ろうとする韓国は、本当にどうしようもない。 
だけど、その韓国を増長させたのは朝日の誤報がきっかけだった。
朝日は日本の国益を損なう、本当に取り返しのつかない誤報をやらかした。 
1月9日付の朝日の社説には、《当時の安倍首相が謙虚な態度を見せないことなどが韓国側を硬化させ心一因となった》《日本側も韓国側を無用に剌激しない配慮をする必要がある》などと書いている。
まったく反省の色を見せていない。
反日ここに極まれり
酒井 
慰安婦問題を理解する上で、大事なキーワードが「性奴隷」です。
2018年のノーベル平和賞の受賞者は、コンゴの産婦人科医デニームクウェゲ氏とイラク北部出身の人権活動家ナディア・ムラド氏でした。
ムラド氏はIS(イスラム国)の性奴隷だったと証言しています。
朝日は慰安婦問題でも「性奴隷」という言葉を使用しましたが、ムラド氏の「性奴隷」の話を聞くと、まったくの間違いであることがわかります。
慰安婦を性奴隷と呼ぶことは、本当の性奴隷に対する大変な冒涜です。 
「慰安婦=性奴隷」の概念を世界的に広めたのが、2000年12月に開
催された「女性国際戦犯法廷」(日本の慰安婦問題についての責任を追及するための、法廷を模した民間団体の私的な抗議活動)です。
この裁判の正式名称は「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」。この名称から活動の実態は推して知るべしでしょう。
高山 
共同代表の一人、松井やよりは元朝日記者です。
それと自殺した元ソウル市長の朴元淳は、韓国代表の検事役で御託を並べていた。
女性問題で自殺と言うけれど、そんなレベルの人間だった。
それに北朝鮮の工作員も加わっていたそうです。
酒井 
同法廷で検事役を務め、弁護士として女性の人権問題に熱心だった、朴氏が秘書へのセクハラ問題で自殺したのは、まことに皮肉です。
韓国で同時期に有力な政治家が同じ問題を起こしているのは、韓国の社会文化だといえます。
このことは慰安婦問題で反撃するために大切なのですが、日本でまったく注目されていません。
しかし、「女性国際戦犯法廷」が世界に流布されることによって、ちょうど第一次安倍政権のときに、米国でも慰安婦問題の解決が、議会で決議されてしまったのです。
高山 
ヒラリー・クリントンは「従軍慰安婦はConfort Womenじゃない。Sex Slave(性奴隷)だ」と言ったそうだ。
酒井 
「女性国際戦犯法廷」の最大のポイントは、慰安婦問題を利用して昭和天皇を戦犯にしたことです。
この法廷に朝日記者が多くかかわっていたわけですが、朝日がここまでやる理由は何か。
朝日はGHQによって戦前・戦中の戦意高揚記事を免罪されました。と同時に昭和天皇も免罪された。
そのことを気に食わない人たちが、どうしても昭和天皇に戦争犯罪を背負わせたいと、切り札として慰安婦問題を口実にしたのです。
高山 
反日ここに極まれりです。
2019年、「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」で、慰安婦像を展示、昭和天皇の肖像写真を燃やし、その灰を靴で踏みつけるという、とんでもない作品が出展された。
そういう話を聞くと、なぜそんな作品が出てきたのか、理解できる。酒井 
朝日にはそれと気脈を通じる捻じれた精神構造があるのです。
なお昨年、韓国の慰安婦支援団体「正義記憶連帯」(旧挺対協)の不正が告発され、5月25日の韓国大邱での記者会見で、元慰安婦の李容洙さんが、『正義連に対し、20年間も利用され、だまされてきた』と強調。
元慰安婦を『性奴隷』と主張し、旧日本軍による被害を訴える運動のやり方にも『どうして私が性奴隷なのか、とんでもない話だ』と怒りをあらわにした」と、鈴木拓也特派員による記事が、5月26日付の朝日朝刊に載っています。
元慰安婦性奴隷説は、慰安婦自身によって、完全に否定されているのです。
朝日の誤報・捏造体質
高山 
朝日は捏造記事が発覚するたびに、歴代社長が辞任する歴史を繰り返してきました。
新聞記者生活を37年続ける中で、朝日がどういう存在なのか、いつも首を捻っていた。
僕自身も朝日に名指しで取り上げられ、叩かれた経験があります。
中身は全日空の東京湾墜落事故についてで、あの事件の背景をベテラン機長に語ってもらった。
それが、朝日が事件当時主張していた機体欠陥説を真っ向から否定する内容だった。
言論の自由だ。
別に朝日新聞が正邪を決める特権を持っているわけじゃないのに、「朝日新聞に逆らうとはいい度胸だ」と脅してきたわけです。
こっちは叩かれても気にしないけど、ベテラン機長の方は全日空社から戒告処分を食らった。
あの当時から朝日はそういう「言論不自由」を力で押し付けるところがあった。
酒井 
そうでしたね。
高山 
その騒ぎがあって間もなく、こっちは社会部デスクに上がった。
朝日の社長が渡辺誠毅だった頃でした。
当時は新聞社同士、批判をしないという紳士協定があった。
ただし、朝日は全日空問題でいちゃもんを付けた。
朝日は例外という気だったんでしょう。
そんなとき朝日が1984年10月31日付で、中支での日本軍の煙幕を「これが毒ガス作戦だ」と写真付きで報じた。
素人が見たって毒ガスじゃなく煙幕っぽい。
そしたら遊軍記者の石川水穂記者が「あの記事も写真もインチキ」と、毒ガス写真の検証原稿を出してきた。
前の敵と言うわけじゃないけれど、社会面トップで派手に掲載した。 そしたら翌日というか、新聞が出た途端、朝日の学芸部長、佐竹昭美が産経新聞に怒鳴り込んできた。
編集局長や局次長、社会部長はみんな逃げ出し、出稿責任者の僕が一人で対応したんだけれど、佐竹はそれこそ気が狂ったように吠えたてる。
「嘘記事とはよく言った。産経など潰してやる」とまで言った。
全日空報道のときと同じ、この世に朝日の威光に楯突く者がいたことに本当に驚愕していた。
さんざ悪態をついて引き揚げたけれど、結果、朝日が大誤報を認め、産経新聞は潰されずに済んだ(笑)。
これがきっかけになって朝日の誤報・捏造体質が、どんどん明るみに出てきたように思いますね。
酒井 
同じ頃、朝日は南京事件について、都城歩兵第23連隊が虐殺行為を行ったと、これまたフェイク報道をしています。
高山 
朝日はその前の広岡知男の時代から「嘘でもいい、自虐史観をばら撒け」と号令していた。
本多勝一の『中国の旅』は広岡の熱意が産んだ嘘っぱち塗れの自虐史観連載だった。
広岡は中国派で、ソ連派の渡辺誠毅に追い落とされますが、渡辺もコミンテルンの直系らしく自虐史観路線は引き継いだ。
その一つが都城23連隊の話で、南京城内で強姦から虐殺から好き放題やったと書き、生首ごろごろの写真も載せた。

それで日清・日露戦争で武勲の誉れ高い都城連隊が「いい加減を書くな」と抗議する。        
生首ごろごろの写真も蒋介石の匪賊退治のときの写真とバレてしまった。 
それでもコミンテルン渡辺だ。
何とか自虐路線を全うして名誉回復を図ろうとしたのが、3ヵ月後に出してきたあの毒ガス写真だった。
一橋大教授の藤原彰にまで毒ガスと言わせて勝ったつもりになっていたら、産経にやられてしまった。
「毒ガス」と「都城歩兵第23連隊が南京で大虐殺」の2発続いた誤報で渡辺誠毅は1984年12月に辞任している。
朝日に行くと人が変わる
酒井 
当然の辞任でしょう。
ほかにもサンゴ記事捏造事件(1989年沖縄県西表島で、朝日新聞社のカメラマン・本田嘉郎が自作自演でサンゴに落書きで傷をつけ、その写真をもとに新聞記事を捏造)がありました。
また、最近では2014年、福島第一原発事故の吉田調書問題でも誤報をしています。 
ただし、サンゴの写真が完全な捏造であったために、それだけに目を奪われて、サンゴ記事そのものの悪質さが、かえって分からなくなっています。
この写真が本物であったとしても、第一に、アルファベットのイニシャルだから、どこの国の人間か分からないのに、頭から日本人の犯行と決めつけています。 
第二にさらに重要なのは、犯人が日本人であったとしても、落書きをする人間は世界中にいくらでもいるのに、この一つの事例から、「日本人は、落書きにかけては今や世界に冠たる民族かもしれない」「80年代日本人の、精神の貧しさの、すさんだ心の記念碑になるに違いない」と、日本民族全体を犯罪者にでっちあげていることです。この記事の筆者は、オウム報道で知られる、降幡賢一記者であるとのことです。
しかし、このような考え方は、単に降幡記者個人のものではありません。
他の多くの人々の目を経てこの記事は掲載されているのですから、朝日的思考方法というべきものです。 
つまり「精神が貧しくて、心がすさんでいる」のは、朝日自身なのです。
朝日は他人を批判し攻撃することが大好きですが、それが攻撃対象より朝日自身にはるかにあてはまる例は、極めてたくさんあります。
朝日がそれに気が付いていないだけなのです。
高山 
村山家から社長の座を取った美土路昌一から9代の社長のうち、なんと5人が誤報・捏造記事やリクルート絡みの不祥事で引責辞任している。
まともな新聞社でフェイクニュースで社長の首が飛んだなんてことは、寡聞にして知らない。
酒井 
朝日の体質を如実に表しています。
高山 
もう一つ朝日の異常性を語ると、朝日に行くと人が変わるみたいで、みんな佐竹みたいに傲慢な人間になってしまう。
産経に同期入社した記者で、朝日に途中から移った奴がいた。
久しぶりに何かの現場で会って「よう、OO君」と声をかけたら、顎を上げて「俺はもう朝日の記者だ。キミとはもう同期でも何でもない。OO君じゃない。さん付けで呼べ」と言った。
酒井 
とんでもないですね(笑)。
高山 
びっくりした。
みんな佐竹君になっていた。

この稿続く


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