以下は前章の続きである。
「非韓三原則」で対処せよ
古田
1980年代、日本の大学に来ていた中国の学者は劣等感の塊でした。
藤井
そうでした。
「日本のような先進国に来させてもらってありがとうございます」「我が国は何百年も遅れています」という感じでした。
古田
「中国はもうダメです」と、言っていた。
あの頃の中国人は良かった。
藤井
日本人も下手に出られたら、一所懸命教えたくなるのです。
古田
それで騙された。
僕が提唱した韓国の「非韓三原則」(助けるな、教えるな、関わるな)と一緒で、中国に対しても「非支(支那の支)三原則」ですよ(笑)。
藤井
「古代脳」は対処のしようがないから、付き合わないのが一番です。
今の世界は二重基準で対処するしかない。
ルールを遵守する近代国家と、ルールは破るべきものだと思っている古代国家に分かれる。
初めからルール破りされると、WTOも制裁がでさません。
例外措置で関税をかけて、付き合わない。
日米欧のような国は自由貿易の原則に則って進める。
それでいいのではないでしょうか。
白田
古代脳国同士でやってもらえればいい。
藤井
アフリカになると、また別ですけど。
古田
こちらはある意味「未開脳」だな(笑)。
藤井
チャイナがアフリカでやりたいことを勝手にやっていると、現地のアフリカ人がチャイニーズを虐殺する事件が発生しています。
未開人を怒らせると怖い。
日本人は近代脳ですから、そんな野蛮なことができません。
古田
未開脳によって古代脳を封じ込めるわけだ。
それも危うい(笑)。
ほとんどウォルター・バジョット(英銀行家の息子にして政治学者)の世界です。
アフリカのことを偏見に満ちて書いているように見えるけど、今振り返ると、結構当たっているんです。
東大の社研の先生方も「時代を超えて、説明能力をもっている」と誉めている(『政治思想研究』第2号、2002年5月)。
これはしまった発言だね。
藤井
チャイナは「5G」を推進しようとしていますが、自動車の自動運転は8Gまで行けば、ようやく実用可能だと言われています。
古田
もういいですよ(笑)。
電気自動車だって電気が必要だから、原子力発電所がもっと必要になる。
藤井
だから、電気自動車は技術的に失敗すると思いますよ。
パワーが出ませんから。
古田
出川哲朗が電動バイクで全国を走る「充電させてもらえませんか?」(テレビ東京系)という番組がありますが、見ていると途中で停止してしまう(笑)。
藤井
今の技術では走行距離や輸送力に限界があります。
自動運転も当面、完全実用化はムリなようです。
高速道路に専用レーンを別につくればできる。
古田
街中では危ないですよ。
それにハッキングされて、勝手に操作される可能性もあります。
藤井
チャイナからすると、電気自動車になればまったく新しい製造過程ですから、世界一になれるチャンスがあると考えています。
でも、頓挫するでしょう。
古田
テクノロジーの進歩は恐ろしい面があります。
20世紀、「歴史は進歩する」と言われながら、進歩したのはテクノロジーと国民の民度だけでした。
藤井
民度は一部ではありませんかコリアとチャイナは「古代脳」のままでしょう。
古田
そうですね、韓国は近代化に失敗してしまったし、北朝鮮は「近代合理性」自体、丸っきり理解していません。
泰川というところに、寧辺の核開発用の発電所を建てるのですが、そこの大寧江という川に5つもダムを計画してしまう。
そんなにたくさんつくったら、最後は水がチョロチョロしてしまうではありませんか。
私はこういう下らない論文ばかり書いてきたのですが、ダム5つのうちの一つはどうやら途中で気づいて止めたようです(笑)。
藤井
古代脳がテクノロジーを持つから恐ろしいのです。
古田
たとえるなら、インカ人が電動バイクを走らせているようなもの。
藤井
原爆や長距離ミサイルを持っているわけですから。
古田
近代脳と古代脳の相剋は当分続きそうです。
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