文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

中国は世界最大の人種差別国家 アーサー・H・スミスが説くー【石平】今も昔も…中国に「ウソつき」という 言葉はない

2024年05月15日 11時58分11秒 | 全般

2020年08月09日
以下は月刊誌WiLL9月号別冊からである。
中国は世界最大の人種差別国家
アーサー・H・スミスが説くー
【石平】今も昔も…中国に「ウソつき」という 言葉はない
武漢ウィルスの責任転嫁を目論む中国。
通常では「厚顔無恥(こうがんむち)」と思うような彼らの行動も、中国ではかつてより「ごく普通」のことである……。
19世紀後半に中国人を分析したアメリカ人宣教師、アーサー・H・スミスの著書から、今も昔も変わらない中国人の特性を紹介する。
 
(『WiLL』2020年6月号掲載)

「宗族」という社会組織 

こうして見ると、スミスが観察した中国人の行動原理は、実に的確な指摘であり、今でも何ら変化していないことがわかります。
ですが、スミスはあくまでも中国社会を外(西欧社会の目)から観察し指摘している点に注意を払う必要があります。
当然ですが、スミスは中国人社会の内部事情まで把握できていません。
中国人社会を内側から見れば、また別の側面が浮かび上がってきます。 
中国は古来、「宗族」という社会組織を何よりも大切にしてきました。
私の父親が生まれた家も、「石氏」という宗族の一つに属しています。
石氏の先祖が三百年前、とある場所から四川省に流れ着き、家族をつくって子孫を繁栄させました。
そして私の祖父の代になると、何百軒という石家が同じ地方のいくつかの村で住むことになります。
大きな宗族になると、場合によっては何千軒規模となる。 
そして一族の先祖を祀る宗廟(祠堂)をつくり、祖先崇拝の拠点とします。
そこは同時に一族全員が集まり、連帯意識を高める場ともなる。
宗族の中で人望の厚い人間が族長となり、宗族を統率します。
宗族が大きくなればなるほど、大きな財源が生まれ、一族内の子供たちの教育費に充てたりします。
義務教育がない時代、学校制度がなかったため、一族が子供たちの教育の面倒を見ていました。
文字を教える先生を招き、塾を開いて、子供に基礎教育を施したりすることも。
それ以外にも、両親が早くに亡くなった孤児を宗族で引き取り、面倒を見ることもあります。
裁判も時にはありました。
宗族の中で罪を犯し、捕まった人間がいたら、祠堂に連れてきて裁決を下す。 
宗族内では中国人はお互いを信頼し合い、相互扶助し、思い合って、連帯感を高め合っているのです。
だから、嘘をつくこともできません。
生まれてから死ぬまで宗族の中で生きますから、一度嘘をついたら、みんなから信用されなくなり、居場所が奪われてしまう。
時には宗族内で争いごと、もめごとがありますが、そのときは族長が調停役を務め、穏便に進める。 
つまり「仁・義・礼・智・信」の五常が、宗族内では立派に生きているのです。 
ところが、この宗族からひとたび外に出た途端、一気に豺狼の世界と化す。
政治権力、社会制度、公共……これらをまったく信用しません。
嘘をついてもいいし、罪を犯しても問題ないと考えています。 
いや、もっと言えば、宗族の外で罪を犯した人間は、宗族総出でその人間を守るために力を尽くします。
そのため、公の精神が育まれません。
「公」は宗族内にあって、それ以外にはないのです。
中国の官僚は汚職が当たり前です。
なぜか。官僚になるためには科挙試験に合格しなければなりません。宗族が一族を挙げて科挙試験合格のために、教育を徹底的に施します。
だから、誰か一人でも科挙試験に合格し官僚になれば、宗族を繁栄させる義務があります。
ですが、官僚の給料だけでは宗族全体を繁栄させることはできない。 
となると、賄賂をもらい私腹を肥やす以外に道はありません。
宗族からすると、賄賂を取ることで一族が繁栄するわけだから、万々歳です。
清廉潔白な官僚は、宗族からまったく歓迎されません。
何の利益もありませんから、追い出す以外にないのです(笑)。 
スミスはこの中国人の実態まで見抜くことはできませんでした。
ただ、仕方のない面もあります。
ここまで狭い世界に中国人が生きているなんて、思いも寄らないことだったでしょうから。

敬して遠ざける 
実は、この「宗族」という社会組織は一部の農村を除き、都会では廃れましたが、今でも形を変えて受け継がれています。
では、どういう形態になっているのか。 
「圏子」と言います。
「サークル」という意味ですが、この共同体を通じて一種の擬制的な家族制度を形づくっています。 
たとえば、公安局長、税務局長、裁判官、地元の経営者……など、十~二十人で「圏子」をつくり、自分たちの利益を守る。
この中では、経営者は脱税し放題です。
なぜなら税務局長が見て見ぬフリをするから。
公安局長もいるので、多少の犯罪なら逮捕しません。 
もちろんお金を持っている人たちは定期的に公安局長や税務局長に賄賂を渡している。
要するに「圏子」内は、治外法権なのです。
中国は国際社会に対して、どうしてここまで残酷で、無責任なのか。
簡単な話、中国以外の外国は「圏子」外と考えているから。
もっと言えば、同レベルの人間だと思っていません。 
だから、世界に対して、どれほど悪行を働いてもまったく構わない。
騙すのも当然。誤りを認めることもない。
「圏子」を繁栄させることが、彼らの目的ですから。 
もちろん中国国内でも、さまざまな「圏子」に分かれます。
中国共産党も一つの「圏子」と言えます。 
これが中国社会の本質です。
歴代の征服者との関係の中で、圧政や暴政から自分たちの身を守るために中国人が見出した「宗族」や「圏子」は三千~四千年続いてきた社会制度です。
ですから、中国人は外の社会に対して永遠に冷たいままなのです。 スミスは一つの予言めいた言葉を残しています。 
《中国人は我々にとって多かれ少なかれ謎であるし、謎であり続けるに違いない。(中略)。彼らの民族と我々の民族との来たるべき衝突(それは年月を経るにつれて益々激しくなりそうなのだが)と、この含蓄のある命題とがどう関係するかについて、ここで敢えて予測はしない。我々は、一般論として適者生存を信じている。果たして、〈神経質な〉ヨーロッパ人と、疲れを知らず、どこにでも浸透していく粘り強い中国人のどちらが、二十世紀の争いで生き残るのに適しているのだろうか》 
その争いは二十一世紀の今も引き継がれています。 
日本は中国に接近しすぎると、必ず不幸な目に遭います。
今回の武漢ウイルスで世界の信用をなくした中国は、日本に泣きついてくる可能性もある。
現にマスクなどで恩を売り始めています。 
ですが、中国を安易に信用してはなりません。
先に挙げた中国人の特性を見てください。
甘い顔をして、利用するだけ利用したら、途端に冷たい顔をする。
こういった中国人の行動原理を深く理解し、把握した上で、敬して遠ざけることが肝心です。 
(『WiLL』2020年6月号掲載)


最新の画像もっと見る