文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

授賞理由は「不当な圧力に屈せず真実を伝えた」とある。不当な圧力とは朝日新聞を指す。日本のコロナ禍は朝日が産んだ。コロナよりたちが悪い奴がいたんだ。

2021年04月28日 22時26分12秒 | 全般

以下は本日発売された週刊新潮の掉尾を飾る高山正之の連載コラムからである。
本論文も彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである事を証明している。
コロナより悪い朝日
コンコルドは英仏が国威を掛けた超音速旅客機だ。
当時の航空界はバブルだったし、売れないわけはない。
仏はその意気込みから、コンコルドを買わない国はシャルル・ドゴール新空港には入れない、オルリに行けと宣言したほどだ。
しかし開発半ばでどこも買わないことがはっきりしてきた。
でも意地がある。開発を続けて予想通りの不採算で潰れた。
その愚を進化論学者が「コンコルドの誤り」と呼んだと先日の天声人語が書き起こしていた。
何を言いたいのかと思ったら、東京五輪が今やそのコンコルドだという。
コロナ禍は猖獗を極める。
日本は緊急事態下にあり、肝心のワクチンは開会直前なのに接種率1%と冗談みたいな状況にある。
開催にはまだまだカネがかかる。強行しても大損のうえ大失敗する。 将来「東京五輪の誤り」と言われないよう「やめてしまえ」と結んでいる。
書いた本人はいい落ちになったとにんまりしているようだが、池江選手らの努力を嘲笑い、日本の失敗を鼻で嗤う筆運びは日本人とも思えない。
朝鮮日報なら書きそうな話だ。
だいたいコンコルドはなぜ潰れたか。
それは当時の航空界を仕切る米国の嫉妬が原因だった。
米国には「not invented here(いい他国製品などいらん)」根性がある。
オレは独自に作ると不買を宣言した。
悩んでいた日航などはそれを見てオプション契約だけして、確定発注は事実上ゼロになった。
かくて英仏のみの赤字運航になったが、その終焉となる墜落事故も実は米国が絡んでいる。
米国製DC10が滑走路に金属片を落とし、後続のコンコルドがそれを踏んで結果的に翼内燃料タンクの爆発を生んだ。
米国の妬みと不始末によってコンコルドは葬り去られたのだ。
学者の御託はともかく、そんな確執話と東京五輪がどう似るというのか。
だいたい五輪開催は儲け話じゃない。
採算は誰も気にしないで開催実現にまず努力するところだろう。
でも、と天声人語はコロナ禍を言う。無理だよ、と。
そうだろうか。現に台湾はコロナ禍を抑え込めた。それは日本にもできると暗示している。
島国という立地もあるが、もう一つ台湾の成功は旧総督府時代の防疫体制で臨んだことにある。
患者の隔離、入管での徹底した検疫などはまさに総督府方式だが、そのモデルは実は日本の内務省にある。
ただその内務省はGHQが解体し、厚生省、警察庁、運輸省などに分割、入管は法務省に移した。
日本の防疫体制は潰された。
過去、その不合理が指摘され、国会で何度も内務省復活が提案されたが、朝日はその都度「特高を甦らせる」と騒いで潰してきた。
今度のコロナ禍でも支那人患者が解熱剤で潜り込むなど防疫での縦割り行政の欠陥が問題にされた。
今度こそ内務省モデルの防疫体制復活かと思われたが、朝日が「桜を見る会」で騒いでそれを潰し、コロナを自由にのさばらせた。
今のワクチン接種の遅れも実は朝日のせいだ。
昔は種痘にツベルクリンにBCGと集団接種は当たり前の景色だったが、朝日はそんな防疫システムを無駄と言い出した。
ために集団接種は消えて元締めの保健所も淘汰され、今のワクチン接種の遅れを生んだ。
朝日の悪意は子宮頸がんワクチンにも向けられている。
WHOでは必須の接種なのに、朝日は「脳障害を起こす」と騒ぎ70%あった接種率が今は1%に落ちた。
結果、毎年数千人の女性が死ぬか子宮摘出するかの悲劇に見舞われている。
村中璃子医師がそのインチキを告発したら逆にその筋から迫害された。
見かねた英誌ネイチャーが彼女にジョン・マドックス賞を与えた。
授賞理由は「不当な圧力に屈せず真実を伝えた」とある。
不当な圧力とは朝日新聞を指す。
日本のコロナ禍は朝日が産んだ。
コロナよりたちが悪い奴がいたんだ。


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