文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

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朝日新聞は日本に集(たか)った盧泰愚の悪行を語らない

2021年11月30日 12時56分20秒 | 全般

以下は昨日、到着した定期購読専門の月刊誌テ―ミスに掲載されている高山正之の連載コラムからである。
本論文も彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである事を証明している。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読。

朝日新聞は日本に集(たか)った盧泰愚の悪行を語らない
日本のカネに頼る一方で在日韓国人犯罪者の受け入れは拒否
日韓しか通用しない「ノテウ」
盧泰愚の英語表記は「Roh Tae Woo」となる。
スペルからは「ロテウ」と発音するのが正しい。
でも韓国人は「ノテウ」と読む。
なぜなら彼らは単語の頭にくる「らりるれろ」や「だぢづでど」が発音しづらくてナ行にして発音する。
例えば日本語がそのまま土着した土方はノガタと、盧泰愚はノテウと勝手に発音してきた。
舌が短いからという説もあるが、よく分からない。 
国際社会では英語表記の「Roh Tae Woo」のままロテウと発音する。
「R」を「N」と発音する身勝手な韓国式音便形は無視されている。 
しかし日本はなぜか韓国人のご機嫌を取るように彼らの訛りに付き合って新聞もテレビも「ノテウ」で通す。 
米国人に「そいつは誰だ」と聞かれても日本の新聞が国際性のない、間違った読みをしていることを知らない。
ただ肩をすくめるだけになる。
日韓だけにしか通用しない「ノテウ」が先日、亡くなった。88歳だった。
半世紀前の韓国の大統領など大方の日本人は知らないし、関心もないのに、朝日新聞は1面に三段見出しの亡者記事を載せた。
それだけでは足りなくて国際面にもソウル特派員の鈴木拓也に4段見出しの評伝を書かせていた。
評伝を掻い摘むと、盧泰愚は「60年代からの高度成長経済、いわゆる漢江の奇跡を背景にアジアでは東京五輪に次いで2番目となるソウル五輪を立派に成功させた。その上にソ連、支那と国交を樹立し、さらには国連加盟も果たし、韓国の偉大さを世界に知らしめた」と称える。
ただ任期を全うした後には全斗煥と一緒に不正蓄財や光州の虐殺の廉で捕まる。
「偉大な大統領」は一転、許し難い罪人に落とされる顛末が続く。
よその国の人にとっては、そのお決まりコースに飽きない韓国という国の異様さは印象付けられても、トータルではごくローカルな話にしか見えない。 
審判が買収されたソウル五輪 
だいたい、ソウル五輪といえば、盧泰愚の名が出る前に開会式の鳩を思い出す。
会場を舞った鳩が聖火台にとまってすぐ点火があってみな焼き鳥になった。
ボクシングの試合も覚えている。
故意にバッティングを繰り返す韓国選手にニュージランド人の審判が反則負けを宣すると、韓国人コーチが飛び込んできて審判を殴り倒して重傷を負わせた。
*私が、この事実を初めて知った様に、大半の日本国民も初めて知る事実のはずだ* 
日本のメディアは早々にこのシーンを消したが、あれを記憶していれば10年後のサッカーW杯の恥ずかしい「日韓共催」は絶対にありえなかった。 
W杯での韓国選手はあのボクシング選手より酷く、相手選手の頭を蹴り、反則はし放題。
おまけに審判は買収され、韓国選手の反則はすべて見逃された。
「日韓共催」はW杯史上最大の汚点として記録に残された。
しかし鈴木特派員はそうした事実は触れない。
どころか盧泰愚の業績とされるものから「日本」を故意に外している。 
例えば「漢江の奇跡」だ。 
奇跡は朴正煕が「日本人に代わって韓国兵をベトナム戦争に送る。その代償にカネと技術をくれ」が出発点だった。 
だから「漢江の奇跡」といわれる造船も製鉄、自動車工業もすべて日本の技術とカネによるものだ。 
彼らが自力でやった1例は漢江に渡した聖水大橋の架橋工事だが、橋は風もないのに落ちて32人が死んだ。
奇跡を実現させた発電、鉄道、教育などのインフラもすべて日本が日帝支配の間に残している。 
日帝支配が残したものは他にもある。
日本政府や民間人が半島に残した資産で、総額は50億㌦を超える。
実は慮泰愚の偉業とされるソウル五輪も同じだ。
日本からは日韓基本条約(1965年)で5億㌦を貰い、中曽根のときの経済支援(1983年)で40億㌦を貰い、その上に五輪支援で1千億円を貰っている。 
彼らのたかりは常態化し、90年初めには「いつまでも援助に縋るな」と自立を誓いながら、数年も持たずにアジア通貨危機で40億㌦の支援を受けている。
付き合いきれない韓国の象徴 
カネだけじゃない。
慮泰愚が大統領選に出るとき、北朝鮮工作員、金賢姫による大韓機爆破テロが起きた。
彼女はバーレーンで日本大使館員によって拘束された。
日本人の旅券が使われた背景、つまり日本人拉致疑惑があった。
実際、金賢姫は実に素直に日本人教師、李恩恵の存在を明らかにするが、日本政府は韓国の反日感情を刺激しないよう彼女をすぐ韓国に引き渡してしまった。
金賢姫は北朝鮮の犯罪を細かに自供し、それは慮泰愚のポイントになって彼は大統領になれた。 
しかし、結果として日本人の拉致問題解決は盧泰愚にいいように引き延ばされ、北朝鮮が拉致を認めるまでさらに14年間も待たされることになった。 
盧泰愚は他にも日本への嫌がらせをやった。
在日問題だ。 
特別在住権を持つ彼らは日本人でもないのに生活保護を受け、犯罪を多く引き起こした。
殺人も犯し、服役が済めば日本人社会に戻ってきた。
しかし特別在住権は懲役7年以上の罪、つまり殺人罪を犯せば追放されると規定している。
それがもう数十人も溜まった。
「引き取れ」と訪日した盧泰愚に要求すると、元殺人犯など引き取れるかと毒づき、根負けした日本側が送還を諦めている。
法とは踏み躙るためにあるという盧泰愚の考え方は韓国政府にも通ずる。
欧米以外に韓国だけに許したホワイト国扱いを悪用したときも、あちらの政府は勝手に外した日本が悪いといった。
あのごり押し姿勢だ。
日本人にとって盧泰愚とはとても付き合いきれない韓国の象徴になろうか。 
評伝とは、そういうことを書いて初めて意味がある。
鈴木は反省してほしい。

 

 


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