文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

尖閣諸島だけでなく「琉球の帰属は歴史的に未解決」などの言論まで展開している。

2022年07月02日 17時38分44秒 | 全般
香港のたどった道は国際社会が中国と対峙する上での教訓を指し示す。
第一に、中国の行動について「コモンセンス(常識)」を基準に推し量れば判断を誤る。
香港でも習氏がここまでの弾圧はできないとの見方も多かった。
だが、習氏は国際社会の視線も経済合理性も顧みず、党の正統性と統治拡大のために突き進んだ。

今中国が国際社会で展開する行動や主張は荒唐無稽なものばかりだ。
最近では「台湾海峡は国際水域ではない」との主張を始めた。
南沙諸島や西沙諸島では勝手に海南省三沙市と言う行政区を設定し、尖閣諸島だけでなく「琉球の帰属は歴史的に未解決」などの言論まで展開している。
こうした暴論に多くの人が危機感を抱きつつも「常識では通用しない」とも考えている。
それでも中国共産党はもっと先を見据えている。
中国の小さな動きを看過しないこと、香港をめぐる失敗を国際社会が繰り返さないこと。

それは専制国家の強大化や暴走を防ぐとともに、香港を始め強権下に生きる人々を少しでも守ることにもつながるはずだ。




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