2021年12月14日 奈良県
今井町(重要伝統的建造物群保存地区)
奈良県橿原市今井町
戦国時代に、浄土真宗称念寺の寺内町として発達し、江戸時代になると堺と並ぶ自治特権が与えられた。豪商が軒を連ね、「大和の金は今井に七分」といわれるほどの繁栄をみせた。東西600m、南北300mの範囲に江戸時代以来の伝統的民家や商家が密集し、そのうちの8軒は重要文化財に指定されている。
蘇武橋を渡ると今井町
▼蘇武橋のエノキ 樹齢420年(推定)
▼旧高市郡教育博物館
▼高木家住宅 重要文化財 19世紀初期頃建築
▼河合家住宅 重要文化財
東妻入母屋造、西妻切妻造、南東に土庇(どびさし)が付き。豪商の片鱗がうかがえる建物です。
江戸時代初期頃、古くより「上品寺屋(じょうぼんじや)」の屋号で酒造業を営んでおり、現在も造り酒屋を営業しております。
人気銘柄 出世男
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▼大村酒店
▼春日神社(観音堂)
奉納された絵馬
▼観音堂 橿原市指定文化財
▼今井家住宅 重要文化財 慶安3年(1650年)建築
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▼豊田家住宅 重要文化財
屋根は入母屋造、本瓦葺で軒は高く、2階軒は出桁造りとなり、旧は木材商らしく、2階正面の壁に丸に木の字の紋をつけた豪壮な外観です。内部は、東側が土間としもみせで、居間部は整った六間取りです。寛文2年(1662)建築
▼称念寺 本堂(重要文化財)
本堂は17世紀初期頃に建設されたもので、外廻りに角柱を並べた大規模真宗寺院の特徴をよく表した建物です。屋根は大きな入母屋造本瓦葺で東面しています。
▲本堂
▼中橋家住宅 重要文化財
江戸時代、「米彦」の屋号で米屋を営んできた家で,町家の面影を今に伝える。18世紀末の建設とみられ、19世紀初期頃正面のみ、つし2階を増設した切妻造本瓦葺。
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▼上田家住宅(重要文化財)
大工町筋の南側に位置し、西面にも道があって角地に建っています。入母屋造、本瓦葺で、2階の軒は低く、内部は北側に土間、南側は整形六間取りとなっています。今井町での上層町家が発展していたことを示す好例とみられます。
▼旧米谷家住宅(重要文化財)
切妻造、本瓦葺き、平入りで立ちの低い町家 18世紀中頃建築
▼音村家住宅 重要文化財
妻造、本瓦葺、平入りで、正面のみ「つし2階」があります。入口奥には、珍しい「一口竈」(出土した遺構をもとに復元)が置かれ、江戸時代の台所事情を知る貴重な資料となっています。また、意匠と実用性を考慮した「喰い違い」の間取りや、江戸時代中期に流行し、現在のシャッターを彷彿とさせる「擦り揚げ戸」など、当時の斬新な手法が随所に見られます。今井町町家の発展過程を知るうえで貴重な建物のひとつです。17世紀後半頃建築
▼吉村家住宅 県指定文化財
▼山尾家住宅 県指定文化財
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