高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

ホソバミツモンケンモン

2009年06月12日 09時58分37秒 | Weblog
ふとズボンを見ると見覚えのある模様の蛾・・・、これはホソバミツモンケンモンだ!
独特の目立つ模様はとても美しい。

そっとカメラを構えて撮影成功! 直後に飛び立って見失ってしまった。
焦ったが何とか30分後に再発見できてほっとした。
結局この夜は2個体の飛来があった。

高知県ではレッドデータに指定されていて、局地的な分布をしている希少種で私が知る限り高知県では2ヶ所の産地がある。
本州西部、四国、九州に分布している。
幼虫の生態や食草はわかっていない。

蛾類大図鑑には「6~7月に出現する」と出ているが、これまで私が四国の3ヶ所で発見した記録を調べるとどれも8月中旬であることから、今回の記録を合わせると年2回発生するようだ。
少し小さめに感じたので大きさを測ってみると、8月の個体は開張33mmで今回の6月の個体は31mmだった。
1回目に発生する個体はやや小さ目なのかもしれないが、比較数が少ないので決めつけられない。

とにかく久しぶりの再会に感激した夜だった。

(撮影:越知町 2009.6.9)

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