高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

クロメンガタスズメ

2007年10月29日 09時28分23秒 | Weblog
クロメンガタスズメは開張120mmにもなる南方系の大型の迷蛾で、希少種といわれてきたが1998年に初めて出会って以降は毎年見かける普通種に近づいてきた。
四国では現在定着化していて幼虫がタバコ、ジャガイモ、ナス、サツマイモなどの農作物を食べて繁殖しているのではないだろうか。
平地、低山地、1000m以上の中央山地など至る所で見つかる。
出会ったほとんどの個体は前翅先端がすりきれているのでかなりの長距離を飛翔移動しているものと思われる。
メンガタスズメの仲間は背中にドクロ模様があり、映画「羊たちの沈黙」にも出てくる有名な蛾である。
クロメンガタが増えてきたのに反して、以前から深山で時折見られた近似種メンガタスズメは減り2002年以降全く姿を見なくなってしまった。
この2種は相関関係があるのだうか?
(撮影:天狗高原 2007.10.16)

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こちらでは居ないのですが (カトカラおんつぁん)
2007-10-30 19:15:44
クロメンガタスズメ、いい面構えしてますね。至る所で見つかるなんて、ほんとに羨ましい限りです。背面の模様が不気味ですが、かっこいいです。
返信する
よく見かけます (nabe)
2007-10-31 17:23:30
巨大で貫禄があり、はねを動かす力も強いです。
昨夜も灯火に飛来しました。
来たときはいつもびっくりさせられます。
11月でも見かけますが南方系の蛾なので寒さには弱いようで、気温が低いときは飛んできてもすぐにじっとして死んだように動かなくなります。
個体数が多いので近年は蛹で越冬しているのではないかと思います。
返信する

コメントを投稿