高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

ウスオビクチバ(西表島編4)

2010年03月06日 08時52分58秒 | Weblog
ウスオビクチバは奄美大島以南、西表島まで分布していることになっている。
しかし、移動性が高くトカラ列島、九州、四国、本州でも散発的に発見例されていてこれは偶産といえるだろう。

私は四国ではまだ見たことなく、この西表島で灯火に飛来したのが最初の出会いとなった。
沖縄では普通種で、昼間草地でも見られるということだ。

♂は後脚全体が毛に覆われ、後翅の裏面も全面に毛がある。
♀は一般に赤みを帯びる。

国外では台湾、インド、太平洋諸島、オーストラリアと広く分布している。
幼虫はイネ科その他の単子葉植物を食べるという。

(撮影:西表島大富 2007.5.17)

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