ハリウッドリメイク版「Shall we Dance?」のDVDを観ました。
Shall we Dance?(初回生産分のみ限定仕様) TDV-15308D
日本で映画賞を総なめにした周防正行監督作の「Shall we ダンス?」のハリウッドリメイク作品です。
上映後には社交ダンスブームを起こし数々の賞をとった「Shall we ダンス?」はその存在こそ知っていましたが、社交ダンスがテーマの作品というと、どうも取っ付きにくくて初めて観たのはテレビ放送された時でした。観た感想は「良く出来た映画だな。なるほど社交ダンスブーム起きるわな!」といったものでした。
当時、社交ダンスといえば、おじさん、おばさん達がするリハビリといったイメージしかなく、観てビックリ。姿勢を正し、着飾って、踊る。芸術とスポーツの中間のようなものであると初めて知りました。
また出演者達もスクリーン(私は画面でしたが・・・)を所狭しと踊まくる。役者がうまい!カットが見事である。その完成度は秀逸といって良いものでした。特に最後の花のように踊るダンサー達の集団でのパフォーマンスには拍手を送りたいほどです。
この日本の誇る優れた作品がハリウッド映画化のニュースを知ったのはかなり前の話。それから、うんともすんともリメイクの話は聞かなくなり。何年かたったある日、制作決定!
主演はリチャード・ギア、他にジェニファー・ロペス、スーザン・サランドン・・・。まあ、揃えました。
ただ、それでも完成度の高い「Shall we ダンス?」をどうやってリメイクしたのか、興味はその1点に絞られていました。
「Shall we Dance?」を観た結論から言うと、良くやったと思うけどオリジナルには劣っている。がんばったんだけどね…。
リメイクはかなり忠実に行なわれたと思います。最後の方が少し異なるだけで後は大筋で一致しています。
劣った所…。まず、主役の存在感。役所広司さんは凄いんですね。リチャード・ギアがいまいちに見えてしまう。
次にダンスですが、キレみたいなものがハリウッド版には無いんですよね。ジェニファー・ロペスの踊りはある意味草刈民代さんを超えています。が、映画の上ではダンサーであって、社交ダンサーというには「?」が付きます。
役所さんとリチャード・ギアでは役所さんの方がうまく思えます。(竹中さんと渡辺えり子さん役のスタンリー・トォッチ、リサ・アン・ウォルターは良く見つけてきました。そっくりです。)
そして最後に唯一変えたラストです。家族主義なのは分かりますが、あの終り方は無いだろうと・・・。
役所さんがイギリスへ旅立つ草刈さんの所へ淡い憧れを持って行くのが良いんでしょうに。奥さんと一緒に行ったら意味わかんないですよ。そしてその後のくるくると花のように回るダンサー達のシーンが無い事にはガッカリしました。
「Shall we ダンス?」を作っているアルタミラピクチャーズは本当に綺麗な画を作る所で「Shall we ダンス?」の一番綺麗なシーンは最後の群集でのダンスシーンだと思っていたので・・・。何故そうしなかったのでしょうか?
しばらくしたらコメンタリーでも、もう一度観てみようかと思っています。
評価(70点):
Shall We ダンス? プレミアム・エディション(初回限定生産) DABA-152
追記:「スウィングガールズ」がテレビ放送されていました。次期ドラマも予定もあったのに何かどっかいっちゃったみたいで…?!
Shall we Dance?(初回生産分のみ限定仕様) TDV-15308D
日本で映画賞を総なめにした周防正行監督作の「Shall we ダンス?」のハリウッドリメイク作品です。
上映後には社交ダンスブームを起こし数々の賞をとった「Shall we ダンス?」はその存在こそ知っていましたが、社交ダンスがテーマの作品というと、どうも取っ付きにくくて初めて観たのはテレビ放送された時でした。観た感想は「良く出来た映画だな。なるほど社交ダンスブーム起きるわな!」といったものでした。
当時、社交ダンスといえば、おじさん、おばさん達がするリハビリといったイメージしかなく、観てビックリ。姿勢を正し、着飾って、踊る。芸術とスポーツの中間のようなものであると初めて知りました。
また出演者達もスクリーン(私は画面でしたが・・・)を所狭しと踊まくる。役者がうまい!カットが見事である。その完成度は秀逸といって良いものでした。特に最後の花のように踊るダンサー達の集団でのパフォーマンスには拍手を送りたいほどです。
この日本の誇る優れた作品がハリウッド映画化のニュースを知ったのはかなり前の話。それから、うんともすんともリメイクの話は聞かなくなり。何年かたったある日、制作決定!
主演はリチャード・ギア、他にジェニファー・ロペス、スーザン・サランドン・・・。まあ、揃えました。
ただ、それでも完成度の高い「Shall we ダンス?」をどうやってリメイクしたのか、興味はその1点に絞られていました。
「Shall we Dance?」を観た結論から言うと、良くやったと思うけどオリジナルには劣っている。がんばったんだけどね…。
リメイクはかなり忠実に行なわれたと思います。最後の方が少し異なるだけで後は大筋で一致しています。
劣った所…。まず、主役の存在感。役所広司さんは凄いんですね。リチャード・ギアがいまいちに見えてしまう。
次にダンスですが、キレみたいなものがハリウッド版には無いんですよね。ジェニファー・ロペスの踊りはある意味草刈民代さんを超えています。が、映画の上ではダンサーであって、社交ダンサーというには「?」が付きます。
役所さんとリチャード・ギアでは役所さんの方がうまく思えます。(竹中さんと渡辺えり子さん役のスタンリー・トォッチ、リサ・アン・ウォルターは良く見つけてきました。そっくりです。)
そして最後に唯一変えたラストです。家族主義なのは分かりますが、あの終り方は無いだろうと・・・。
役所さんがイギリスへ旅立つ草刈さんの所へ淡い憧れを持って行くのが良いんでしょうに。奥さんと一緒に行ったら意味わかんないですよ。そしてその後のくるくると花のように回るダンサー達のシーンが無い事にはガッカリしました。
「Shall we ダンス?」を作っているアルタミラピクチャーズは本当に綺麗な画を作る所で「Shall we ダンス?」の一番綺麗なシーンは最後の群集でのダンスシーンだと思っていたので・・・。何故そうしなかったのでしょうか?
しばらくしたらコメンタリーでも、もう一度観てみようかと思っています。
評価(70点):
Shall We ダンス? プレミアム・エディション(初回限定生産) DABA-152
追記:「スウィングガールズ」がテレビ放送されていました。次期ドラマも予定もあったのに何かどっかいっちゃったみたいで…?!
そっかぁ。オリジナル版はとってもよく出来た作品なのですね。役所広司のすごさは、よく知っているので、オリジナル版も観てみようと思います!