平成最後の元日から既に7日も過ぎ、お正月料理の煮しめなど濃い味付けで胃が悲鳴をあげる7日に「七草の節句」がある。くだいて言うと七草粥を戴く日で、武家社会でいうと、奥方みずから野におりて、早春の草に宿るエネルギーを粥に混ぜ込んで戴き、愛しい君の無病息災と、邪気を祓って武運を祈る風習だ。
君がため 春の野にいでて 若菜つむ

▲刻み海苔に続いて、鰹の削り節を乗っけてみた

この和歌は毎年ご紹介しているが、これと同時に思い出すのが親父からの教え。雪が積もって吹雪く野に出て菜を積む奥方が、主君の無事を祈り凍えそうな手で七草を捜し求め食べさせる。何が言いたいかと言うと、七草のスプラウト的なエネルギーに頼るのではなく、傍にいて尽くしてくれる人の存在自体が「無病息災」に導いてくれる‥‥‥。

▲細かく刻んでお水にさらす

▲まずは出来たてを ▼刻み海苔を乗っけてみた

健康で暮らせる喜びや感謝を、食べる人側も感じて傍に寄り添ってくれる人を大事にせよ。とまぁ~ザッとこんな内容だ。スーパーの乾燥した「七草粥セット」であっても、人を想う心に変わりは無い。上段から右へ順に、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ。実のところを言うと、本来は冬場のビタミン不足の解消からの脚気予防、かつては穀物のひえ・粟・きびなどを粥にしていたことから、五穀豊穣の意味合いが起源のようだ。

君がため 春の野にいでて 若菜つむ
わが衣手に 雪はふりつつ(光孝天皇)

▲刻み海苔に続いて、鰹の削り節を乗っけてみた

この和歌は毎年ご紹介しているが、これと同時に思い出すのが親父からの教え。雪が積もって吹雪く野に出て菜を積む奥方が、主君の無事を祈り凍えそうな手で七草を捜し求め食べさせる。何が言いたいかと言うと、七草のスプラウト的なエネルギーに頼るのではなく、傍にいて尽くしてくれる人の存在自体が「無病息災」に導いてくれる‥‥‥。

▲細かく刻んでお水にさらす

▲まずは出来たてを ▼刻み海苔を乗っけてみた

健康で暮らせる喜びや感謝を、食べる人側も感じて傍に寄り添ってくれる人を大事にせよ。とまぁ~ザッとこんな内容だ。スーパーの乾燥した「七草粥セット」であっても、人を想う心に変わりは無い。上段から右へ順に、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ。実のところを言うと、本来は冬場のビタミン不足の解消からの脚気予防、かつては穀物のひえ・粟・きびなどを粥にしていたことから、五穀豊穣の意味合いが起源のようだ。

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日頃の撮影は、酔っ払っていても写る「CANON Power Shot G7XⅡ」と「iPhone」での撮影です。
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くにちゃん
昔の人は科学的なことは抜きにして、先人の言い伝えなどで、雪を割って発芽するようなパワーの源、新芽のスプラウト効果など、既に掴んでおられたってことですよね? いわばおばあちゃんの知恵袋的で、平安時代からの風習ってことは、歴史的に今も続いているのが素晴らしいことですね。まぁ~男性たるもの台所に入らない!って言ってるような人でも、毎日お三度作ってくれている女性の思いを、当たり前だと思うなよってことですね。
しじみちゃん
二日酔いなどの時は、お粥も良いものですから一度試してみてください。故郷の近所のお医者は、お粥を、大根おろし・チリメン雑魚・梅干しなどで食べていると病気はない!って持論を、口癖のように公言してはりました。この和歌は人の優しい心が滲んでいますから良い感じです。
Keronpaさん
うちの親父語録は、Keronpaさん家のオトウさん語録ほど、たくさんあって何か切っ掛けが無いと思い出さないですが、なるほどな?って思うことが多いですよ。セブンイレブンのお節経験者が、浮気されて失敗された‥‥‥なるほど。食べてみなきゃお味なんて判らないですが、お節って名のつくものは高価ですからね、お惣菜買って並べるのと、どちらを採用するかは難しい選択ですよ。一年間考えさせて頂きます。
皆さんの応援に感謝します。
いつも(^_-)-☆ありがとうです!
まさに仕事帰りスーパーで値引きされた乾燥の七草セットを買ってきて炊き立てのお粥さんにマゼマゼしました。
『傍に寄り添ってくれる人を大事に』
とっても大事なこと、本年は肝に銘じて暮らそうと思います。できるだけ…
七草=炎クリさんはお父様の教えを思い出されるのですね。
こういうこと大切だと思いますね。
セブンのおせち2017、2018年と注文しました。
これと言って高級な食材はなかったけれど美味しかったです。
今年は浮気心を出して別のおせちを注文しましたがうちの家族にはセブンのおせちが口に合うみたいです。
うわあ、お父さまのお話いいだすね
そしてこのうたは、しじみもよく
そらんじてただす
少女時代を思い出す~(笑)
おかゆ、実際作るってこと
いつ以来してないかな💦
七草、海苔の香り よかっただすよね♪
美味しそうだす
ぷっちんだす
炎クリさん♪
寒中にあって、この「春の七草」という習わしに
そして歌にも詠まれてる「春の野」「若葉」
先人のいかに、季節や相手への想いが純粋で
自然や命の尊さ。厳しい中に
愉しむ事も忘れない姿勢。今にもって変遷しようとも、やはり素晴らしい教え。なるほどと今朝も炎クリさんの文章を追ってます。
綺麗な白粥に、この七草の若色。そして春の息吹と力強さ。
一匙口に含むと、優しくさらりと身体に染み渡る。そうですよね^^
自然の恵みに、そしてお互いに感謝しつつ、手を合わせ基本の「いただきます」と「ご馳走様」
時代変われど忘れてはいけませんね。
今朝もありがとうございます。炎クリさん♪
昨日は朝に晩にとお粥頂いちゃいました(笑
て~いつもの夜は〆の雑炊(笑