菅原貴与志の書庫

A Lawyer's Library

Lloyds of London

2013-10-26 07:30:00 | 日記

 今回の出張では、ロンドンとパリで16社の保険引受人(underwriter)に合計8回のプレゼンテーションをこなしましたが、その合間、2年ぶりにロイズ・ビルの内部を訪れました。上の写真は、アンダーライティング・ルーム1階にあるロストラム(The Rostrum)前。内部に釣り下げられているのが"Lutine Bell"、手前が"Loss Book"です。

     

 この鐘は、かつて付保された船が遅延して目的地に到着するたびに打ち鳴らされたそうです。それが良い知らせの場合は2回、悪い知らせの場合には(到着しない場合も)1回と決められており、あのタイタニック号が沈没したときも1回鳴らされました。


          

 また、ロンドンでの更改交渉に先立ち、ガーンジー島(Bailiwick of Guernsey)に渡り、再保険会社(captive)の取締役会に出席しました。

            

 ガーンジーへはガトウイック空港(LGW)からaurignyのATR機で行きましたが、出発ロビーにあったのがファッションブランド"Superdry"の店舗。創業者が日本に来たとき、アサヒビールのスーパードライにひらめきを受けて名づけたとのこと。あのベッカムやハリー・ポッターのダニエルも愛用の英国ブランドだそうですが、なぜ「極度乾燥(しなさい)」という命令形に…??