酪農生活100と少々

究極の目標はテキトーに牛が飼えるようになること。そのための努力のあしあと・・・とグチ(笑)

都道府県ごとの乳価の差

2008年07月05日 | 雑談

 関東生乳販連が10円値上げで交渉に臨むようですね。最低でも7円は上がると思っていいのかな?


これに合わせて酪農家も活動できると効果があるかもしれませんね。自分としては8月前半のオープンファームデイ(1~15日)に1日だけでも活動できればと思っています。


 ただ7月下旬から収穫作業が始まるのでどうなるか・・・いやっ!ここで踏ん張らないと!


 


 さてタイトルですが、以前から相当な差があることは分かっていたのですが、それがいくらなのかは知りませんでした。はっきり言って正確な数字を知っている酪農家は皆無だとも思いますが。


 それがミルククラブ71号に載っていました。いやぁ~スゴイ差がありますね。高い順に載せますと


平成18年の総合乳価


112.6円 沖縄


99.1円 滋賀


98.5円 和歌山


98.4円 高知


98.1円 新潟


97.9円 京都


97.9円 大阪


96.5円 福井


95.4円 愛媛


94.1円 神奈川


94.0円 石川


93.8円 奈良


92.6円 富山


92.4円 広島


92.2円 兵庫


91.5円 東京


91.0円 岐阜


90.8円 静岡


90.8円 岡山


90.3円 三重


89.9円 徳島


89.1円 島根


89.1円 香川


89.0円 山梨


88.6円 栃木


88.4円 宮城


88.4円 鳥取


87.8円 山口


87.5円 宮崎


87.4円 愛知


87.3円 長野


87.1円 茨城


86.9円 埼玉


86.9円 長崎


86.8円 福岡


86.6円 秋田


86.6円 山形


86.4円 千葉


86.0円 福島


85.8円 群馬


85.5円 大分


85.1円 熊本


81.9円 鹿児島


80.7円 岩手


80.3円 佐賀


79.3円 青森


69.2円 北海道


平均 80.0円


平成19年の総合乳価の平均は78.9円


 だいぶ縦長になってしまいましたが、いかがでしょうか?皆さんの県はどのあたりだったでしょうか?


 簡単に分析すると、生産量が多く消費量が少ないと思われるところ(北海道、九州、東北)の乳価が安くなっています。その逆が高い傾向です。耕地が少ないと思われるところも高い感じです。そして、同じ地域でも結構差があることも分かると思います。ただ、その差が難に起因しているのか正確には分析できませんが。


 さて、関東ですが消費量が多い割りに乳価は低く設定されています。神奈川以外は不当に安いんじゃないかとさえ思えてきます。特に埼玉は安すぎですよ。正直な話、関西圏に向けて販売した方がいいんじゃないかとさえ思ってしまいます(生産調整中に栃木のアウトが、京都に牛乳を運んだというのもうなづけます)。


 乳価値上げもいいですが、同時にこの辺の価格差の更正(必要な経費は考慮して)も必要と考えます。乳価の上げ幅を調整する事で解決していただきたいものです。メーカーも生産者も納得のいく、透明性の高い交渉と結果を期待します。


 ちなみに、この一覧を他所にコピペするのはOKです。