スポーツヲタクの独り言

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内藤のファイトマネー1000万って、ボクシング関係の人は数字に弱いの?

2007年09月14日 22時00分10秒 | 格闘技
「亀田3兄弟」の二男・大毅(18)の挑戦を受ける、王者・内藤大助(33)が12日までに、所属ジムの宮田博行会長(40)とのファイトマネー交渉で合意に達した。タイトルマッチ決定後、宮田ジムが提示した金額は500万円(金額はいずれも推定)だったが、粘り強い交渉で倍増の約1000万円を勝ち取った。
 モチベーションが急上昇した内藤は「いろいろ意見を言って、結果として納得できる額になった」。夫婦共働きで月収12万円の厳しい生活を送る王者が、初めて報酬で大台を突破し、満面の笑みを浮かべた。
 当初は、興行が赤字になるなどとして、ジム側は約500万円プラスチケット売り上げの歩合制を提示した。だが、この額に不満を示した王者は、第三者を立てるなどして、2度目の交渉を行い、“銭闘”に勝利した。約1億円ともいわれる大毅の報酬に比べれば、10分の1程度。それでも、内藤は「これで試合に向けた練習に集中できる。使い道? 今まで世話になった両親、家族のために使いたい」と納得してリングへ立つ。


どのスポーツでも、ギャラの話は「推定」だから、いちいち真に受けてはいられないが、せめて整合性は考えて欲しいものだ。
内藤対亀田2のタイトルマッチ、2億円だの3億円興行だのと謳っているのに、チャンピオンのギャラが奮発して1000万なんて、辻褄が合わないにも程がある。
この試合に関しては普通のタイトルマッチ以上にお金の話がついてまわる。挑戦者のギャラは1億とか、内藤のジムには現金7000万プラスチケット3000万分が支払われるとか。
まあ、景気のいい話はそれはそれでいいのだが、最後になってチャンピオンのギャラが1000万で決着では、ずいぶんと「必要経費」の大きな試合ってことになる。これじゃ金額の信憑性なんてないに等しい。
もうちょっと過去の発言を覚えていて、話の合うように盛り上げて欲しいものだ。ボクシングの人々はあんまり数字が得意じゃないのかな。だったらあんまりおおっぴらにしないほうが得策だと思うけどね。

マクラーレンに罰金1億ドル! これだけでスーパーアグリは1年活動できるよね、きっと

2007年09月14日 14時13分12秒 | スポーツ一般
国際自動車連盟(FIA)は13日、F1世界選手権でライバルチームの機密情報の不正入手・流用の疑いが持たれているマクラーレン・チームを、今季の製造者部門タイトル争いから除外すると発表した。今季獲得した全ポイントが剥奪(はくだつ)され、賞金や放映権収入などから分配予定だった1億ドル(約115億円)の没収処分も科された。
 マクラーレンのスタッフが、フェラーリの元技術者からマシンの設計などの技術情報を提供されたとする事件。7月の時点では明確な事実がないとして処分不問になったが、新たな証拠提出を受けてこの日パリで行われた世界モータースポーツ評議会で、マクラーレン・チームの事情聴取が実施され、処分が下された。FIAは14日に処分理由を公表するが、マクラーレン側は不服を表明している。
 年間王者を争っている所属のルイス・ハミルトン(英国)とフェルナンド・アロンソ(スペイン)のドライバー部門の獲得ポイント剥奪は回避された。ただし、マクラーレンの来季の同選手権出場については12月に改めて検討される。
 マクラーレンは今季ここまで13戦中、7戦を制するなど、1998年以来の製造者部門タイトル獲得の可能性が高くなっていた。


今回の一件でわかったことは、トップチームへの配分が1億ドル以上あること。これだけあれば、プライベーターなら1年間参戦可能だろう。
あらゆるスポーツの中で、たぶん参戦コストが最も高いF1。ハイリスクハイリターンの典型とも言える。これがプライベーターの参戦を困難なものにしているのは間違いない。
近年は、参加促進のためのコスト抑制策を次々打ち出しているが、これが大メーカー様にはお気に召さないようで、F1の分裂危機が叫ばれて久しい。この処分も大メーカーを狙い撃ちにしている感もあり、もし来季の出場停止といった処分が追加されれば、トヨタやホンダ、ルノーと言ったワークスチームがこぞってF1から分裂して新しいレースの枠組みを作り出すかもしれない。

まあ、常識的に考えても、ガソリンエンジンを使用するレースは遠からず衰退するはずだ。健康意識の高まりから、タバコの広告が困難になり、F1もその媒体から撤退。当然、次は環境意識の高まりで、化石燃料を燃やすことへの問題提起で自動車レースを廃止する方向に世論が動く可能性は高い。
大メーカーとしては、これからハイブリッドカーや燃料電池車、電気自動車へのシフトが大命題のはずだ。どんな形でレースの世界もこの流れに乗っていくのか。いっそ、F1が分裂して衰退してしまったほうが話が早いのかもしれない。大メーカー連合が来季以降どう動くのか。場外戦もチャンピオンシップ同様に面白い展開を迎えているのかもしれない。