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精神面しか評価されないサッカー日本代表。ジーコはコーチでなくマネージャーってことらしい

2005年08月18日 22時53分11秒 | サッカー
国内組の経験と意地が、今回の予選を通じ、唯一黒星を喫したイランから勝利をもぎ取った。この日先発した選手のほとんどは東アジア選手権(韓国)で2試合続けて控えに回っている。ジーコ監督は「次のチャンスにアピールするんだという精神的な効果があった。それが自分の狙いだった」と話す。
慎重な戦いが目立ったこれまでとは見違えるように序盤から仕掛け勝利への執着心を見せた。前半28分の先制点は小笠原の縦パスと、左から突破を狙った玉田のクロスがかみ合い、逆サイドに流れた球を果敢に飛び出した加地が押し込んだ。周囲に主力の座が安泰とみられている中沢でさえ「飛ばしすぎて脚がつった」というほど必死にボールを追った。
W杯ドイツ大会に、ポジションを保証された選手は1人もいない。より高みを目指す選手たちの意地がほとばしった最終戦は、10カ月後の本当の戦いに向けた幕開けでもある。

物見遊山のイラン代表に勝って、予選1位抜けの日本。W杯予選をこんなに楽な気分で観られることは滅多にありはしない。
ここでの順位が本戦組み合せに影響があるなら、お互いもっと必死に1位を目指すのだろうが、イランは完全にフレンドリーマッチ風味。ガチガチの「テストマッチ」とは趣が違った。
日本代表は控えに回っていた本来の主力組が先発し、モチベーションの高さが目立ったが、目立ったのはその「やる気」のみで、新しい戦力や新しい試みがあったわけではない。
既にW杯に出場が決まっているからこそ、試さなければならない人や戦術があったのでは? とついつい考えてしまうのはせっかち過ぎるのだろうか。とりあえずは「凱旋試合」と位置付ければ相手も内容も問題ないとは思うが…。
しかし、やっぱりこの期に及んでもジーコ監督で本戦を迎えることに不安を感じる。確かにモチベーションを維持することに関してはそれなりの「効能」はありそうだが、本戦予選リーグでは確実に2カ国は「格上」だ。今の日本の戦力でその格上の国々に「勝つ」サッカーをしなければならない。本番で善戦することに、もう日本は満足できない。どんな形であれ勝つサッカーをしなければならないはずだ。ジーコにそれを望んで大丈夫なのだろうか? 選手の「自主性」に任すのであれば監督など不要だ。あと300日で勝てる代表に変貌するのだろうか…。