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プロ野球のドーピング疑惑。でも、何でまずロッテなのか?

2005年08月08日 22時52分11秒 | 野球
プロ野球ロッテの一部選手が覚せい剤のような薬物を服用していると8日発売の週刊朝日が報じたことに対し、ロッテのボビー・バレンタイン監督と瀬戸山隆三球団代表は同日、千葉マリンスタジアムで記者会見し、内容を全面的に否定した。
興奮剤アンフェタミンを含むグリーニーという錠剤を選手が飲んでいる、とする記事に対して同監督は、取材を受けた選手、スタッフから事情聴取を行ったとし、「今季、ロッテ選手のロッカールームにアンフェタミンが入ったことは絶対にない」と断言。同代表も「記事には何の根拠、証拠もない。非常に不快感を持っている」とした上で、「まずは事態を沈静化させようとしているところ。(訴訟などは)次のステップとして考えたい」と法的措置にも含みを持たせた。
アンフェタミンは国際オリンピック委員会(IOC)に指定されている禁止薬物。日本プロ野球組織は3月にドーピング検査の実施を決め、早期の導入を目指して準備を進めている。 

日本のプロ野球はこれまであまりにもドーピングに「無関心」だった。今回のロッテに対する疑惑も、禁止の規定や罰則がないのならそのこと自体は違反でも何でもないはずだ。
しかし、何よりいやなことは外国人が監督のチームだからあやしいとか、叩いてもあまり大事にならない不人気球団だから真っ先にとか、そんな風情がありありな点だ。某読売球団の某選手のように「肉体改造」にだってドーピングの可能性はあるだろうし、他のプロスポーツにだって怪しい選手はごまんといるはずだ。
日本人はドーピングに対しては清廉なイメージがあるが、今の世の中、ネットを通じて各種薬品は簡単に入手可能だ。サイトによっては使い方や副作用に対する対処まで「サービス」しているところもある。ことをロッテ1球団の問題と矮小化することはアンチドーピングの立場から見ればそれこそ問題と言えるのではないだろうか。
ドーピングの問題点や薬の副作用といったものをもっと積極的に啓蒙し、ナチュラルな身体でスポーツを行うことの重要性をアピールする義務が人気競技であるプロ野球には必要だ。できるだけ早くアメリカ以上の検査体制を確立して欲しいものだ。