1日、大阪市・長居陸上競技場周辺で行われた世界陸上選手権大阪大会の男子50キロ競歩で、山崎勇喜(23)=長谷川体育施設=は周回数が1周(2キロ)足りないにもかかわらず、係員から誤って競技場に誘導され、そのままゴール地点まで歩き、途中棄権となった。
ミスが起きたのは、48キロ手前の競技場への入り口付近。山崎は疲労でペースが落ち、入賞ラインギリギリの8位争いをしていた。その後、直進してもう1周しなければならなかったが、係員が競技場へ入るように指示。フラフラの状態だった山崎はその指示に従った。係員が後を追い掛けたが山崎は気づかずに競技場へ。そのままトラックを1周し、ゴール地点で倒れ込んだ。
競技は、長居陸上競技場の隣接の周回コースで54選手が出場して行われた。山崎は序盤はトップ争いをしていたが、中間点を過ぎたあたりから後退。後半は歩くのがやっとの状態で、一度は周回遅れした選手に次々と抜かれていた。
山崎は同種目の日本記録保持者。前回のヘルシンキ大会では8位入賞している。50キロ競歩は世界のトップ選手でも、3時間30分以上はかかる過酷な種目。
大会組織委員会は緊急記者会見を開き、「運営上のミスがあった」と陳謝。誤誘導の理由について「周回記録員が周回を確認するが、選手が交錯していた。山崎選手が近づいたときに別の審判員から『終わりや』との声が出て、それを聞いて誤誘導してしまったようだ」と説明した。
山崎はそのまま完歩していれば、8位以内に入賞する可能性があった。日本陸連では、今大会で8位までに入賞(マラソンは3位以内)し日本人トップになった選手は、北京五輪の参加標準記録A突破を条件に五輪代表に内定すると定めている。沢木啓祐・日本選手団団長(日本陸連専務理事)は「このような事態は前例がなく想定していなかったが、山崎が代表内定に該当するかどうか、選考基準などを検証したい」と話した。。
しかし、今回の世界陸上はいろんな意味でひどい。チケットが高すぎるのか、あるいは大阪の人は阪神タイガース以外興味がないのかはわからないが、閑散としたスタンドは哀れを誘う。そこにもってきて日本人選手の成績不振やら、集団食中毒やら(これはイベントに責任はないだろうけど)、もう踏んだり蹴ったり。奇天烈な開会式から始まって、問題の多い大会運営はもしかして北京オリンピックのシミュレーションかと疑りたくもなる。
そして今回のこの悲劇的なミス。人間の目のみで計測やカウントをしていた大昔ならいざ知らず、諸々が機械化されて競歩の周回だってコンピュータ管理されてるはずなのに、連絡の行き違いなどと子供の使いのようなことを平然とのたまう責任者ってどういう神経の持ち主なのだろうか。
世界陸上自体も大きなイベントだが、これがオリンピックの出場権のかかったレースと思えば、こんなミス絶対にあってはならないこと。まあ、不幸中の幸いは日本人選手に起こったことかもしれないが。
まさか、北京オリンピックで日本人選手に対して、この手のミスが起こりうると見越してのいわば「練習」だったなんてことはないですよね。
まあ、陸連は日本の津々浦々にスタジアムを建て続けることにのみエネルギーを費やすんじゃなくて、もう少し選手育成や大会の運営能力向上に力を注いだらどうでしょうかね。こんな恥さらしはもうやめましょうよ…
ミスが起きたのは、48キロ手前の競技場への入り口付近。山崎は疲労でペースが落ち、入賞ラインギリギリの8位争いをしていた。その後、直進してもう1周しなければならなかったが、係員が競技場へ入るように指示。フラフラの状態だった山崎はその指示に従った。係員が後を追い掛けたが山崎は気づかずに競技場へ。そのままトラックを1周し、ゴール地点で倒れ込んだ。
競技は、長居陸上競技場の隣接の周回コースで54選手が出場して行われた。山崎は序盤はトップ争いをしていたが、中間点を過ぎたあたりから後退。後半は歩くのがやっとの状態で、一度は周回遅れした選手に次々と抜かれていた。
山崎は同種目の日本記録保持者。前回のヘルシンキ大会では8位入賞している。50キロ競歩は世界のトップ選手でも、3時間30分以上はかかる過酷な種目。
大会組織委員会は緊急記者会見を開き、「運営上のミスがあった」と陳謝。誤誘導の理由について「周回記録員が周回を確認するが、選手が交錯していた。山崎選手が近づいたときに別の審判員から『終わりや』との声が出て、それを聞いて誤誘導してしまったようだ」と説明した。
山崎はそのまま完歩していれば、8位以内に入賞する可能性があった。日本陸連では、今大会で8位までに入賞(マラソンは3位以内)し日本人トップになった選手は、北京五輪の参加標準記録A突破を条件に五輪代表に内定すると定めている。沢木啓祐・日本選手団団長(日本陸連専務理事)は「このような事態は前例がなく想定していなかったが、山崎が代表内定に該当するかどうか、選考基準などを検証したい」と話した。。
しかし、今回の世界陸上はいろんな意味でひどい。チケットが高すぎるのか、あるいは大阪の人は阪神タイガース以外興味がないのかはわからないが、閑散としたスタンドは哀れを誘う。そこにもってきて日本人選手の成績不振やら、集団食中毒やら(これはイベントに責任はないだろうけど)、もう踏んだり蹴ったり。奇天烈な開会式から始まって、問題の多い大会運営はもしかして北京オリンピックのシミュレーションかと疑りたくもなる。
そして今回のこの悲劇的なミス。人間の目のみで計測やカウントをしていた大昔ならいざ知らず、諸々が機械化されて競歩の周回だってコンピュータ管理されてるはずなのに、連絡の行き違いなどと子供の使いのようなことを平然とのたまう責任者ってどういう神経の持ち主なのだろうか。
世界陸上自体も大きなイベントだが、これがオリンピックの出場権のかかったレースと思えば、こんなミス絶対にあってはならないこと。まあ、不幸中の幸いは日本人選手に起こったことかもしれないが。
まさか、北京オリンピックで日本人選手に対して、この手のミスが起こりうると見越してのいわば「練習」だったなんてことはないですよね。
まあ、陸連は日本の津々浦々にスタジアムを建て続けることにのみエネルギーを費やすんじゃなくて、もう少し選手育成や大会の運営能力向上に力を注いだらどうでしょうかね。こんな恥さらしはもうやめましょうよ…