リーグ最下位に低迷するJ1神戸が2日、大幅なコーチ陣の刷新を断行した。同日付で、三浦泰年チーム統括部長(39)が同職を退任してコーチに就任、和田昌裕コーチ(40)が育成部長に、パベル・ジェハークコーチ(41)が統括部に、それぞれ異動する人事を発表した。チーム統括部長は不在となり、前田浩二強化ディレクター(36)が代理を務める。シーズン序盤、監督交代劇に続いて、またも大なたが振るわれた格好だ。
ドロ沼にあえぐ神戸が、またも新たな手を打った。和田、パベルの両コーチが現場を離れ、強化責任者だった三浦部長を新たにコーチとする人事。叶屋宏一専務は「今は現場を最優先に考えての方針」と説明したが、異例中の異例の配置転換だ。
神戸のチーム統括部長のポストは、いわばGM的存在。権限は選手獲得にとどまらず、監督の選任にまで及ぶ、チーム編成の最高責任者だ。その人物が一コーチに異動するのは、オフならまだしも、シーズン中としては尋常ではない。
レオン監督は小人数の体制を好むこともあり「彼はポルトガル語も話せるし経験がある」と歓迎。同部長も「レオンが来ると決まった時、オプションの1つとして可能性はあった」と話すが、効果のほどは未知数だ。
現在、1分けを挟み6連敗中で、レオン体制初戦となる1日のG大阪戦でも連敗は止まらなかった。試合後の三木谷浩史社長(40)は「コメントはなし」と、怒りをあらわにしていた。同社長がオーナーを務め、同じく最下位に低迷するプロ野球・楽天でGM・コーチ陣の入れ替えが発表されたのは4月30日。そのわずか2日後に、今度はサッカーでもコーチ陣にも“メス”が入ることになるとは…。
4日には、すぐに浦和戦(神戸ウ)が控える。「今回のことで、整理はできたということになるのでは」と、クラブの取締役も退任してコーチに就任した三浦部長。体制の一新が、次こそ神戸の“カンフル剤”となるか、注目だ。
もはや誰にも止められない三木谷オーナー&社長の一人舞台。野球もサッカーも低迷続きでコーチ陣を刷新だって。
こんな脅迫的な組織改革に意味があるのだろうか?
野球に関して言えば、今日の結果は目に見えていたはず。前年パ・リーグ5位と6位(それも4位とは離された)の合併した後の「残りカス」を集めたチームだ。岩隈と礒部だけが一線級であとはロートルばかり。これで互角に勝負しろというのが土台無理な注文だ。
組織を活性化するために何か手を打たなければならないのは確かだろうが、「戦力」に対して責任のないコーチを入れ替えたところで急激にチーム力が向上するってものでもなかろうに。
サッカーにしても野球にしても、最大の問題は一番間違っているであろう三木谷オーナーに物申せる腹心がいないことか。
弱いだけならまだしも、こんな強権オーナーが牛耳るチームに、ファンは愛着を持つことができるのだろうか?
もう少し自らの責任についても考えてみたらよろしかろうに…。
ドロ沼にあえぐ神戸が、またも新たな手を打った。和田、パベルの両コーチが現場を離れ、強化責任者だった三浦部長を新たにコーチとする人事。叶屋宏一専務は「今は現場を最優先に考えての方針」と説明したが、異例中の異例の配置転換だ。
神戸のチーム統括部長のポストは、いわばGM的存在。権限は選手獲得にとどまらず、監督の選任にまで及ぶ、チーム編成の最高責任者だ。その人物が一コーチに異動するのは、オフならまだしも、シーズン中としては尋常ではない。
レオン監督は小人数の体制を好むこともあり「彼はポルトガル語も話せるし経験がある」と歓迎。同部長も「レオンが来ると決まった時、オプションの1つとして可能性はあった」と話すが、効果のほどは未知数だ。
現在、1分けを挟み6連敗中で、レオン体制初戦となる1日のG大阪戦でも連敗は止まらなかった。試合後の三木谷浩史社長(40)は「コメントはなし」と、怒りをあらわにしていた。同社長がオーナーを務め、同じく最下位に低迷するプロ野球・楽天でGM・コーチ陣の入れ替えが発表されたのは4月30日。そのわずか2日後に、今度はサッカーでもコーチ陣にも“メス”が入ることになるとは…。
4日には、すぐに浦和戦(神戸ウ)が控える。「今回のことで、整理はできたということになるのでは」と、クラブの取締役も退任してコーチに就任した三浦部長。体制の一新が、次こそ神戸の“カンフル剤”となるか、注目だ。
もはや誰にも止められない三木谷オーナー&社長の一人舞台。野球もサッカーも低迷続きでコーチ陣を刷新だって。
こんな脅迫的な組織改革に意味があるのだろうか?
野球に関して言えば、今日の結果は目に見えていたはず。前年パ・リーグ5位と6位(それも4位とは離された)の合併した後の「残りカス」を集めたチームだ。岩隈と礒部だけが一線級であとはロートルばかり。これで互角に勝負しろというのが土台無理な注文だ。
組織を活性化するために何か手を打たなければならないのは確かだろうが、「戦力」に対して責任のないコーチを入れ替えたところで急激にチーム力が向上するってものでもなかろうに。
サッカーにしても野球にしても、最大の問題は一番間違っているであろう三木谷オーナーに物申せる腹心がいないことか。
弱いだけならまだしも、こんな強権オーナーが牛耳るチームに、ファンは愛着を持つことができるのだろうか?
もう少し自らの責任についても考えてみたらよろしかろうに…。