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スポーツヲタクの独り言

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ラグビーW杯アジア予選 、日本は1部残留。来年が正念場

2005年05月15日 22時46分49秒 | ラグビー
ラグビーの2007年ワールドカップ(W杯)フランス大会アジア地区予選の1部リーグは15日、韓国の江原道で行われ、日本代表は韓国代表を50-31(前半24-17)で下して2戦全勝とし、勝ち点を10に伸ばして1部残留を決めた。
日本の同予選の年内日程は終了した。アジア地区代表は来年の1部の1位チームが獲得する。
先制を許した日本は、前半ロスタイムにWTB大畑大介のトライで勝ち越した。再びリードを許した後半も22分からの4連続トライで逆転した。
日本はこれで来年1部1位でのスタートが決定。W杯出場のチャンスを得た。
しかし、韓国相手に終盤まで競った展開。受けに回るともろい体質は、格下相手でも変わらない。
ま、W杯予選である以上、内容よりもまず結果。ここで間違って2部転落となればW杯出場が100%なくなるだけに勝ったことは喜びたい。
5月6月と代表の試合が続くが、目指すフランス流ラグビーがどこまで完成するかはまったくの未知数。TOSHIBA SUPER CUP 2005は参加国が全て大型な若干格上の国が相手。戦術のブラッシュアップにはいい相手かもしれない。だが、ここで惨敗を繰り返すようでは、その後のアイルランド2連戦も大苦戦必至。
アジア予選突破は至上命令だが、W杯に参加するだけでは意味がない。2011年にはW杯を自国開催し、ホストカントリーとして決勝トーナメントに進出しなければならないのが日本の立場だ。
今からでも遅くない。2011年まで継続してチームを強化できる監督・コーチに交代を望む。今のままではW杯の度に「個々の力の差を実感」とのコメントが繰り返されるだけだ。
もう学閥なんかにこだわっている場合ではないはずだ。同志社でも早稲田でもない、最先端の戦略・戦術に通じ、つまらないしがらみのない外国人コーチをぜひ試してみて欲しいものだ。

ラグビーW杯アジア地区予選。日本代表、地味に大勝!

2005年05月08日 23時26分53秒 | ラグビー
ラグビーのワールドカップ(W杯)アジア地区予選は8日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、日本代表は香港代表に91-3で大勝し、勝ち点5を挙げた。香港は同0。
日本はWTB大畑が6トライを奪うなど12トライの猛攻。守っても香港をノートライに抑えた。
W杯アジア予選は1-4部に分かれて昨年から1年ごとにリーグ戦を行い、各組の最上位が昇格し、最下位が降格する。来年1部の1位となったチームが2007年にフランスで行われる本大会の出場権を得る。1部に属する日本は15日に韓国と対戦する。

萩本監督はこの日の出来に「80点をあげていい。うまく球をつなげて、練習通りにトライが取れた」と満足げだった。
惨敗した昨年11月の欧州遠征の反省から、想像力豊かにグラウンドを広く使うフランス流に方向転換。新たに取り組んだラグビーの成果が出た形だ。しかし、力の差が大きい香港が相手ということで、伸び伸びやれたのも事実。箕内主将は「課題だった後半の立ち上がりの時間帯にトライが取れた」と手応えを強調しつつも「本当に強い相手に通用するかどうか」と気を引き締めた。
格下・香港に大勝したラグビー日本代表。ラグビーという競技の特性だろうが、ちょっと力の差があるとあっという間に大差がつくものだ。来週はアウェーでの韓国戦だが、油断しなければ問題なく勝つだろう。これで来年もディビジョン1に残留し、アジア枠での出場に道が拓ける。
今のアジアの実力で日本以外がW杯に参加すれば、次大会では確実にアジア枠が消滅するだろう。そういう意味でも日本が勝ち続けなければならない。
しかし、サッカーや野球のように身近に「ライバル」がいないのは不幸だ。サッカーなら韓国や中国、野球なら韓国や台湾が実力接近のライバルと言えるだろう。だが、ラグビーではアジアで飛び抜けた存在の日本にとって、「テストマッチ」をするのに適当な国がない。
ハッキリ言って、今の日本の実力では、世界の上位10カ国とは勝負にならないだろうし、その直下のランクであっても勝つのは難しいというのが「実力」だろう。この実力を2011年大会までにベスト8相当に引き上げることが目標らしい。
しかし、その実力を上げていくには世界を目指せる正しい戦略が必要だろうし、まずは力の近い上位国を喰っていくしかなかろう。
だが、アジアでは敵無しの現状と、大学ラグビーの隆盛だけしか気にかけていないようなラグビー協会にとっては、W杯は参加することに意義がある程度の認識しかないんだろうなぁ。真面目に強化に乗り出さないと、2011年に赤っ恥かくことになるんだけどなぁ…。

秩父宮・花園を除いて、何がラグビーW杯招致だ!

2005年04月28日 13時58分26秒 | ラグビー
ラグビーの2011年W杯招致委員会が27日、都内で開かれ、予定会場の中に東西の主要ラグビー場の秩父宮と花園が入っていないことが分かった。申請文書は同日承認され、5月13日までに提出する。
予定会場は02年のサッカーW杯の決勝が行われた横浜の日産スタジアムはじめ、東京、大阪など9都市9会場。収容能力の高さやナイター設備を付帯していることが条件とされている。会期は欧州の国内シーズンと重ならない6、7月を予定している。
11年W杯には日本のほか、南アフリカとニュージーランドが立候補しており、今後は国際ラグビーボード(IRB)による現地視察を経て、11月のIRB理事会で開催国が決定する。
いったい何のためにラグビーW杯を招致するのだろうか?
ラグビーをよりグローバルなスポーツとして世界に、そして日本人に認知させることこそ第一の目的だろう。
100年を越える日本ラグビーの歴史にあって、そのラグビーの聖地とも言える秩父宮と花園を開催会場から除いてラグビー振興もなかろうに。
今どきの時事問題ではないが、歴史を正しく伝えてこそ発展的な未来があるというもの。秩父宮や花園がW杯の会場にふさわしくないとラグビー協会が考えているのなら、改修してでも予定会場に加えるべきではないのだろうか。
フットボールを観る環境としては、陸上競技場は「×」。スタンドとピッチの間にあるトラックは邪魔以外の何物でもない。やはりフットボール専用スタジアムで観戦したい。
ま、それよりも何よりも、2011年にホスト国として恥ずかしくない実力(決勝トーナメントに残れる実力)をつけるために、ラグビー協会に何ができるかの方が大問題だと思うのだが…。

ラグビーW杯招致はいいが、代表が弱かったら台無しでしょ?

2005年04月08日 23時00分17秒 | ラグビー
2011年にラグビーのワールドカップ(W杯)日本招致を目指す日本ラグビー協会は8日、政府の閣議で協力の了解を受けた、と発表した。
開催国は11月の国際ラグビーボード理事会で決まる。
前首相の森喜朗・日本招致委員会会長は「必ずや日本招致を成功させ、日本で開催してよかったという喜びを国民の皆さんで分かち合えるような素晴らしい大会にしたい」とコメントした。
大きな国際大会の招致に関して言えば、すでにオリンピックやサッカーW杯、様々な単独競技の国際大会を開催し、成功させている実績からも施設面、オペレーション面には何の不安もない。
単独競技の大会としては、上から何番目かに位置するラグビーW杯。競技の素晴らしさを広く伝える意味でも日本で開催することは意義深い。
施設面は申し分なかろう。02年のサッカーW杯時に新設されたスタジアムが山ほどあるし、この際秩父宮を拡張するのもいい。
しかし、最大の問題は、ホスト国としての実力だ。現状では南半球3カ国(NZ・南ア・オーストラリア)や6ネイションズ(イングランド・ウェールズ・スコットランド・アイルランド・フランス・イタリア)にまったく歯が立たない(試合にならない)し、その下に位置する国々にも勝てない。W杯出場20カ国中、18~20位というのが今の実力だろう。
実際、これまでW杯全大会に出場している日本ではあるが、そのたびに海外との差を痛感しながら効果的な強化がまったくできていないことをラグビーファンは知っている。
競技の特性ということもあるだろうが、進化したラグビーにあっては、体格差はいかんともしがたい。アジア人の体重100キロと欧米人の体重100キロはその能力が別物なのだ。
仮に今回の招致が成功するとして、残された時間は6年。6年後を見据えた選手選抜と継続的な代表強化をしたとしても、決勝トーナメント進出は難しいのかもしれないが、それでもやらないわかにはいくまい。先進的で日本人の特性にあった戦略・戦術をもった代表監督(そんなことを達成した実績のある監督がいるとは思えないが)を国内外から発掘し、選手選考についても今の実績よりも世界と戦える素材をかき集めるところから早急に始めなければ…。
日本のラグビーを取り巻く環境は悪くなる一方だ。これまでの仕組みでは、もう世界とは戦えないのは実績を見ても明らかだ。この招致をきっかけに、大胆な改革ができればラグビーの未来も多少明るくなるかもしれない。既得権益や学閥に囚われない改革の旗手が出現すれば…。って、それこそありえないか。

ラグビー日本選手権決勝。NEC会心の勝利

2005年02月27日 21時57分42秒 | ラグビー
ラグビーの日本選手権最終日は27日、東京・秩父宮ラグビー場で決勝を行い、トップリーグ3位のNECが17-13で同4位のトヨタ自動車を下し、2年ぶり2度目の優勝を決めた。
力のこもったFW戦はほぼ互角で、前半はNECが7-6とリードして折り返した。後半に逆転を許したNECは30分、左への展開からWTB窪田がゴール前にパントをけり、こぼれ球をフランカーのマーシュがトライして再びリード。終盤の相手の猛攻を懸命にしのいで逃げ切った。
高い守備力を誇る両チームが、ともに持ち味を発揮。終盤のワンチャンスを生かしたNECが二転三転の接戦を制した。
NECは前半を1点リードで折り返したが、後半5分にトライ(ゴール)を決められる苦戦。3点を追う同30分、WTB窪田のパントのこぼれ球をフランカーのマーシュが拾い、そのまま中央へ勝ち越しのトライ。その後の相手の猛攻を堅守でしのぎ切った。
トヨタは序盤に2PGで先行し、逆転された後の後半5分にも再びリードするなど善戦。攻守に力を出し切ったが、一歩及ばなかった。
ロスタイムは、ひたすら守るだけだった。タックルに次ぐタックル。NECの日本一奪回を告げるノーサイドのホイッスルは、3分にも及ぶ連続攻撃をゴール前でしのぎ切った瞬間に鳴り響いた。
箕内主将が「この1年間やってきたことが、最後の最後にできた」と誇る通りの堅守ぶりだった。167センチの辻は、元オールブラックスで192センチのティアティアに何度も対応。ひるまず低く当たり「取られる気はしなかった。SHだけど、最初からパスよりタックルすることしか考えていなかった」と説明した。
2連覇を狙ったマイクロソフトカップで初戦敗退した直後、3日間の合宿を組んだ。攻守で体と体が徹底的にぶつかり合う激しい内容だったという。高岩ヘッドコーチは「春先はよくやる練習だが、この時期はけが人が出るのを恐れてできない。しかし選手の生き生きとした姿に手応えを感じた」と話す。失いかけていた激しさを取り戻すと、一気に優勝へ駆け上がった。
箕内主将は晴れやかな表情で言った。「ディフェンスのNEC」。そういえば2年前の初の日本一、昨季のマイクロソフト杯とも頂点に立った試合は、その言葉通りの内容だった。
4点差。敗れたトヨタ自動車の朽木監督は、この差をしっかりと受け止めた。「我慢できないトヨタのもろさ」と表現し、天を仰いだ。
SO広瀬は「いい感じで臨めた」と言う。準決勝では今季2冠の東芝府中を破り、18年ぶり制覇に向け、選手たちの士気も高まっていた。
しかし思ったように展開できなかった。看板選手のフラベルを出場停止で欠き、FW戦で優位に立てず、相手からは予想以上の重圧を受けた。競り合いの中、後半5分には菅原のトライで一度は逆転したが、逃げ切れなかった。
それでも今季はトップリーグ昇格1年目で4位となり、マイクロソフトカップ準決勝の敗北は抽選だった。朽木監督は「体つきより、顔つきがよくなった」と、選手の成長を評価する。
あきらめない姿勢も身に付けた。この日の後半ロスタイム、見る者が手に汗握った怒とうの攻撃は、必ず来季につながる。
決勝らしい白熱した試合だった。今シーズンのトップリーグ勢の試合としてはベストマッチだろう。
観ていて確かに面白かったのだが、やはり日本人がこのラグビーでいいのか? という気持ちは拭えなかった。FWによる密集戦と、その周辺での攻防。BKにボールがまわってもあまりFWから遠いところで勝負するわけではなく、新しい密集が形成されるばかりだ。FWの消耗を考えてだろうがキックでの地域獲得が多く、いわゆる「抜く」シーンはほとんどなかった。
野球でもサッカーでもラグビーでも、結局まずディフェンスありき。守れないチームは安定した成績を残せない。その点で言えば、NECもトヨタ自動車も分厚いディフェンスのチームだ。
だが、面白い試合となると観客の立場で言えば華やかなオフェンス。両チームともまだそれを上乗せできているとは言えないだろう。
50点以上の攻防は、あまりに大味でホームランでしか点が取れない某読売の野球のようでつまらない。3トライが勝負の分かれ目になるような試合が理想的だ。問題はそのトライのとり方、とられ方。モールごり押しのトライはもうけっこうだ。
来季以降は、強くなったFWを活かしつつ、BKで勝負するチームの台頭に期待したい。

ラグビー日本選手権準決勝。東芝府中3冠ならず!

2005年02月19日 23時27分32秒 | ラグビー
ラグビーの第42回日本選手権第3日は19日、東京・秩父宮ラグビー場などで準決勝が行われ、トップリーグ4位のトヨタ自動車が連覇を狙った東芝府中を24-19で、リーグ3位のNECは同2位のヤマハ発動機を24-13でそれぞれ破り、27日の決勝(同ラグビー場)に駒を進めた。トップリーグ、マイクロソフトカップを制した東芝府中の3冠獲得は成らなかった。
トヨタは前半を9-12とリードされたが、後半に水野、麻田の連続トライなどで逆転。NECも2点を追う後半開始早々、連続PGでリードすると、同18分にはCTBコニアのトライで突き放した。
両者の決勝対決は初。リーグ戦ではNECが35-30で競り勝っている。トヨタは18年ぶり4度目、NECは2年ぶり2度目の日本一を目指す。 
東芝府中の「3冠」の夢はついえた。悔やまれるのは後半1分に逆転トライを許した場面。相手選手がカウンターで独走する間、全員が棒立ち。反則が起きたと勝手に判断し、だれもタックルに行かなかった。
トップリーグでトライ王のバツベイが復帰して厚みを増したモールも研究され、機能しなかった。冨岡主将は「今の東芝がたたきのめされることはない。負けるならロースコアの、こんな形しかない」とぼうぜんと振り返った。
それでも今季、大型FWを前面に出した高い得点力と堅守の東芝府中が圧倒的な存在だったことは間違いない。薫田監督は「満足する1年間だった。3冠は難しい。次の目標ができた。また1年間、選手たちと精進したい」と晴れ晴れとした表情で話した。
早稲田相手に苦戦したトヨタ自動車が、キッチリとした東芝対策を練り上げて2冠王者を破った。東芝の密集を早い段階で分断する寄りの速さを見せ、東芝得意の形を作らせなかったのは作戦としては立派。今の東芝を相手にするなら、ロースコアの守り合いに持ち込むしか勝機はなかろう。そうなれば廣瀬のキックが大きな武器になる。
しかし、秩父宮も花園の試合も、面白くないと感じたのは何故だろう。たぶん、全体のレベルとしては昔より上がっているはずなのに、ワクワクする感じのない試合。
ミラーがいた頃の神戸製鋼の試合など、今のモール主体のゲームとは違った面白さがあった。敵ディフェンスとの狭い間合いをまったく苦にしない判断とスキルは出色だった。
今の上位チームはFWのユニットスキルはともかく、BKのスピード感に決定的に欠ける。トップリーグ全体として、FWの要に外国人が多いためBK勝負とはなりにくいこともあるのだろうが。
決勝はNEC対トヨタ自動車になったが、これは誰にとっても(当事者は除くが)予想外の組み合わせだったろう。今日の試合内容を観る限りはNECが若干有利と思う。ヤコがフル出場可能なら、試合内容にも多少期待が持てる気もする。
秩父宮も花園も、今日は客の入りは今ひとつだったが、決勝は好天で満員のスタンドとなって欲しいものだ。

ラグビートップリーグ入れ替え戦、リコー・ワールド残留決まる

2005年02月13日 22時52分20秒 | ラグビー
ラグビーのトップリーグ入れ替え戦は13日、東京・秩父宮ラグビー場などで2試合を行い、トップリーグ9位のワールドと同10位のリコーが勝ち、ともに残留を決めた。
ワールドは後半に5トライを畳み掛け、ホンダ(ウエスト)に49-0で圧勝した。リコーはモールを効果的に使い、豊田自動織機(ウエスト)に42-7で快勝した。
この結果、来季のトップリーグは東芝府中、ヤマハ発動機、NEC、トヨタ自動車、神戸製鋼、クボタ、三洋電機、サントリー、ワールド、リコーと、自動昇格のサニックス(九州)セコム(イースト)の12チームで行われる。
やはり入れ替え戦となると上位リーグのチームが有利だ。レベルの高いところでもまれてきたかどうかは、入れ替え戦のような修羅場に生きてくる。強制的な入れ替えがないと結果として入れ替えが機能せず、危機感が生まれないし、面白味もなくなるものだ。その点で言えば、2チームの自動昇格は必須と言えるだろう。
トップリーグも2年を終えたが、クラス分けができつつあるようだ。優勝争いをするチーム、入れ替えの危機にあるチーム、そして実際入れ替わってしまうチーム。セコムやサニックスは再昇格するし、リコーや近鉄は2年続けて降格に関係している。
日本ラグビーの発展と代表の底上げがトップリーグ設立の目的だったろうが、試合の激しさは必ずしも人気に結びつかず、また代表強化に寄与してはいない。
もっと試合数を増やし、下位チームの底上げを図るためにも、カップ戦は日本選手権1つで充分。リーグ戦をホーム&アウェー(の定義が難しいが)にして下位チームの試合数を増やす方が建設的だと思うのだが。
来季はモールをごり押しするチームが優勝するようなことがないよう、もう少し戦術的に見所が多いチーム&試合が増えることを望むばかりだ。

ラグビー日本選手権2回戦。早稲田惜敗

2005年02月12日 23時33分52秒 | ラグビー
学生王者早大がトップリーグ4位の前に散った。早大史上最強の声も出たチームだが、大学日本一の原動力となったFWは劣勢で、キックを中心とした攻撃で対抗。敵陣でペナルティーをもらえばPG、機を見てDGを狙った。前半の11分と20分には五郎丸がPGを成功。後半1分、ラックから出たボールを、安藤がDGで鮮やかにけり込み9-7と逆転し場内を沸かせた。
その後のピンチも厳しいタックルで踏ん張り終盤までリードを保ったが、最後は社会人の底力に屈した。
清宮監督は「力の差を気持ちでしっかり埋めた。もう少し攻めてからキックでもよかったが」と振り返るが、悔しさで目は真っ赤だった。トヨタ自動車の朽木監督が「トップリーグでも数試合勝てる力がある」とその実力を認めたのは、外交辞令ではないだろう。それだけに惜しまれる敗戦だった。
早大史上最強FWを擁し、大学選手権を完勝した早稲田が挑んだトップリーグ4位の強豪・トヨタ自動車。しかし、自慢のFWを持ってしても社会人の壁は厚かった。結果、ノートライに封じられての惜敗(と言っていいだろう)。終盤までは試合の帰趨はまったくわからなかった。
トヨタ自動車のあまり無理に前に出てこないディフェンスに対抗するためにキックを多様。比較的プレッシャーのかからない状況で蹴るキックでFWの劣勢を補うとともに、得点も狙っていった。
しかし、トヨタ自動車はゲーム終盤にBK個々の能力差で一気に逆転。残り10分で3T3Gを上げる集中力を見せつけた。
今日の試合を観る限り、早稲田はトップリーグの入れ替え対象チームが相手なら、互角以上に戦える力を示した。オフサイドスレスレ(?)の鋭い出足で相手に突き刺さるタックルはどのチームにとっても脅威だろう。
ロースコアの争いに持ち込むまではほぼゲームプラン通り。しかし、決定力のある外国人選手の有無は如何ともし難かったようだ。
この結果、ベスト4が出揃ったが、今の状況では東芝府中の「3冠」が濃厚な状勢だ。社会人チームから見て、年間3大会が必要か? という議論が出ることになるだろう。
東芝府中の超強力FWをうまく「すかす」ことができる「大人のラグビー」で一矢報いるチームが現れてくれることをただただ期待するばかりだ。

ラグビー日本選手権、放送を巡る迷走劇

2005年02月12日 21時56分14秒 | ラグビー
日本ラグビー協会は12日、東京・秩父宮ラグビー場で記者会見し、日本選手権の放送をめぐるNHKとのトラブルについて、日比野弘会長代行が「われわれに非があり、大勢のファンに迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した。
協定に反して審判員が着るジャージーの胸の広告に「朝日新聞」の社名が入ることを、大会を共催するNHKへ事前報告を怠ったことが原因。広告を外すようにとのNHK側からの要請を受け、同協会が朝日新聞と話し合ったが、折り合わなかったという。
日本協会の真下昇専務理事は「引き続き朝日側とは誠意ある交渉をしたい。NHKには来週早々にも文書をもって謝罪する」と話した。

日本ラグビー協会は12日、NHKと交わした日本選手権の放映に関する協定に違反したことに端を発する中継問題に関して、準決勝(19日)決勝(27日)へ向けた善後策を協議した。その結果、週明けの14日に大会スポンサーの朝日新聞社にレフェリーのジャージーに付けた広告を外すよう要請することを決めた。翌15日、NHKに協議結果を報告する予定。
朝日新聞側との協議の結果次第では準決勝、決勝の生中継が変更される可能性があるが、協会関係者は「放映の形態に関してはNHK側が判断すること。こちらは努力するだけ」と話した。
■NHK広報局の話:事前に連絡もなく、レフェリーの胸に企業名を入れるというもので、問題があると判断。日本ラグビー協会に善処を申し入れたが、聞き入れられず、いったん生放送ではなく、問題点がないようにチェックして録画で放送することにした。しかし、ラグビーファンをはじめ多くの視聴者、国民から生中継を実施してほしいという意見、要望があり、協会側も会見で落ち度があったことを認めた。再検討し、企業名を過度に露出させないなどの配慮をして生放送することにした。

NHKは12日、スポンサー名の扱いをめぐり日本ラグビー協会の対応に反発し、いったん録画放送に変更した同日の「ラグビー日本選手権トヨタ自動車対早大」戦について、当初の予定通り生中継に戻し、午後2時から放送した。
生中継に戻した理由についてNHKは「多くのファンから要望があったことと、ラグビー協会が落ち度を認めたため」としている。
NHKと同協会などによると、試合で審判員が着用するジャージーの胸に大会スポンサーの「朝日新聞」の社名が入るため、企業名を入れる際には「事前にNHKの意向を聴取し、十分に尊重する」とした協定に違反するとしてNHKは善処を申し入れていた。
11日時点では、「協会に申し入れを聞き入れられなかったため」(NHK広報局)、NHKは生中継の予定を13日未明の録画放送だけに変更することを決定。
しかし同協会が12日午前に会見し「NHKに事前協議を怠ったわれわれに非がある」と謝罪。またファンから要望する声が相次いだため、生中継と録画の両方を放送することにしたという。
NHKは「企業名を過度に露出させないなどの配慮」(広報局)をして中継。放送中は「朝日新聞」の社名はほとんど映らなかった。
今後のラグビー日本選手権の放送については、NHKと同協会で協議している。
NHKによると、東京の視聴者コールセンターには12日午後6時までに、生中継の要望や今後の放送に関する問い合わせ約900件が寄せられたという。

NHK対朝日新聞という日本を代表する巨大メディアの争いが、スポーツイベントにまで波及か? との観測もあったが、ラグビー協会とNHKの協定を信じるのなら、やはり協会の落ち度で一件落着ということになる。
ラグビーファンにしてみれば、NHKサイドの「大人の対応」に感謝ということになるが、「江戸の敵を長崎で討つ」のかという疑念は拭えなかった。
しかし驚いたのはラグビーファンがアクティブだったことだ。相当数の抗議が決定を覆したことは間違いなかろう。オールドファン(早稲田ファンがほとんどだろうが)のパワー恐るべし、だ。
だが、この場外乱闘はラグビーだけで決着がつくのだろうか? 今後は朝日新聞主催の高校野球の放送にも影響が出るかもしれない。スポーツを人質に喧嘩をするのは是非慎んでもらいたいものだ。
試合をテレビで観た印象で言えば、レフリーの胸のロゴを視認させない距離感はフットボールの中継にはいいかもしれない。あまり寄り過ぎると密集での玉の動きは多少わかっても、先々の展開を全体のポジショニングで判断する楽しみがなくなる。もっと引いた絵で選手全員が画面に納まるくらいでもぜんぜん問題ないのだが…。
ラグビーはメディアに「シンパ」の多い競技。世間での認知度と比較してもその露出度は恵まれていると思われる。せめて協会は、つまらない「突っ込み」を入れられない慎重さで、メディアとの蜜月関係を維持してくれ。ま、巨額の赤字を抱えて「貧すれば鈍する」を地でいく協会にはどうせ代表強化とか普及・育成に力なんか発揮できっこないんだから…。

せっかくの注目カード全国生放送をダメにするラグビー協会の愚行

2005年02月11日 22時19分40秒 | ラグビー
NHKは予定していた12日のラグビー日本選手権の生中継を取りやめ、翌日未明の録画放送に変更することになった。日本ラグビー協会が11日、発表した。
日本協会関係者によると、競技場に設置された一部の広告看板の業種、位置などが日本選手権を共催するNHKと結んだ協定書に違反したのが原因だという。
放送時間が変更となったのは、東京・秩父宮ラグビー場で行われる準々決勝、トヨタ自動車-早大。NHK総合で午後2時からの生放送を予定していたが、13日午前2時からとなった。
NHK広報局は「ラグビー協会に主催協定に反する行為があった。善処を申し入れたが、聞き入れられなかったので、放送時間変更の措置を取った」と話している。
望んでもなかなか得られない全国への生放送。それこそスポンサーを募って金を払ってでも放送してもらいたいスポーツが山ほどあるっていうのに…。
もう何十年もラグビー日本選手権(旧NHK杯)を共催している間柄で、今さら協定違反とはどんな事態やら。NHKにしても協会にしても、早稲田が勝ち上がってきたことは望外(信じていた人も少なくはないだろうが)の出来事だったはず。
人気低迷が叫ばれて久しいラグビー。国際試合ともなれば、ちょっと前まで同列と思われた国々(北米や欧州の中堅国)相手でも相当荷が重いのが現状だ。
それでも早慶明の組み合わせなら、秩父宮を満員にできる動員力を維持しているのも事実。その早稲田が社会人の強豪トヨタ自動車に挑む戦いなら、多少なりとも注目される。
生で14時に放送することと、すでにニュース等で結果が知れ渡ってしまっている26時(ど深夜だ)とでは、同じ放送でもバリューがまったく違うだろうに…。
協会側にどんな事情があるかは知らないが、こんなバカな決定を良しとした協会のセンスには呆れるばかりだ。スポーツは観て知ってもらうことが普及の第一歩。それを自ら放棄するような行為はいわば自殺行為にも等しい。これでNHKに見捨てられるようなことが起こったら、ラグビーのマイナー化はいよいよ歯止めが効かなくなる。2011年のワールドカップ招致にも悪影響を及ぼすだろう。
100失点を喫するような遠征を計画・実行したり、全国での生放送をダメにするような愚かな協会幹部には、この際ご退場いただけたらファンとすれば幸いである。

2011年ラグビーワールドカップ開催に立候補。ホスト国としての実力が…

2005年02月02日 01時13分41秒 | ラグビー
国際ラグビーボード(IRB)は1日、2011年W杯開催地に、日本のほか南アフリカとニュージーランドが立候補したと発表した。1月31日に立候補が締め切られた。
IRBのミラー会長は声明の中で「ラグビーの発展と普及という面では、アジアで初めて大会を誘致しようとしている日本が目立っている」と言及した。
3カ国は5月13日までに開催申込書をIRBに提出し、開催地は11月に決定。次回の07年大会はフランスで実施される。
日本ではあまり大々的に取り上げられることはないが、過去5回開催されているラグビーW杯に日本はフル出場している。成績は残念ながらほめられたものではない。勝ったのは1回だけ(第2回大会のジンバブエ戦)。当然残りは敗戦だが、特に第3回大会のニュージーランド戦では、17対145という記録的大敗を喫し、日本の国際的評価を失墜させている(それはスコアだけでなく、戦術面や強国相手にメンバーを落としたことなども含まれている)。
また、昨年秋のヨーロッパ遠征でもテストマッチを組んでおきながら、デベロップメントスコッドで臨まざるを得ない体たらく。結果は想像を絶する惨敗。当然招致にも悪影響が出るのではと心配されていた。
ま代表の実力を棚上げにすれば、イベントの運営能力やインフラ等では充分に開催可能。ロビー活動ではオリンピックやサッカーワールドカップの運営実績を前面に押し出すことになるのだろう。
ラグビー好きの私としては、日本代表が出場するしないに関わらず(開催国となれば出場は確定だろうが)、列強のガチンコマッチを生で観るチャンスはぜひ実現して欲しい。
しかし、開催国が弱いと大会の盛り上がりに水を差すのも事実。あと6年で予選プールを勝ちあがれる(もちろん、組み合わせが優遇されることが条件だが)実力が身につくのだろうか? それ以前に、次回大会(07年)では、2勝目を達成できるのだろうか?
W杯を総括するたびに、時の代表監督が放つ反省の弁はいつも同じ。この悪しき連鎖を断ち切って強化できる体制を作ることも招致以上に重要だが、今の協会に旧弊を排除して先に進むことなど期待できない。世界に向かって恥をさらし、ラグビーの人気再浮上に失敗したら、いったい誰が責任をとるのだろうか…。

ラグビーマイクロソフトカップ準決勝、東芝府中が「2冠」に王手!

2005年01月30日 23時02分11秒 | ラグビー
ラグビーのトップリーグ上位8チームによるトーナメント大会、マイクロソフトカップ第2日は30日、東京・秩父宮ラグビー場などで準決勝を行い、リーグ覇者で前回準優勝の東芝府中とリーグ2位のヤマハ発動機が2月6日に秩父宮で行われる決勝に進出した。
東芝府中はFW、バックスが一体となった攻撃で神戸製鋼を圧倒、6トライを奪い41-0で完勝した。ヤマハ発動機はトヨタ自動車と33-33で引き分け、トライ数なども並んだため、規定により抽選を行い、ヤマハ発動機が決勝に進んだ。
ヤマハ発動機とトヨタ自動車は同点のまま試合終了。トライ数とゴール数が同じだったために、両主将による抽選の結果、ヤマハ発動機が決勝に駒を進めた。
決勝進出が決まると、ヤマハ発動機のメンバーは優勝したかのよう。ベテランSH村田は感極まり号泣した。大役を果たした久保主将は「抽選はきょう一番の仕事。決勝でもヤマハのラグビーをしたい」と話した。
一方のトヨタ自動車は後半のロスタイムにSO広瀬が執念でPGを決めて追いついたが、最後は運に見放された。菅原主将は「日本選手権には出場できるので、この借りを返したい」と気持ちを切り替えた。
結局、ラグビーはFWの優劣で決まるということを再確認した神戸製鋼対東芝府中の結果だった。FWの核(ロイス・ウイリスとロン・クリブ)を欠き、FB(斉藤)が大きな穴。これでは勝負にならない。
ディフェンス安定化の切り札SO元木、CTB吉田が奮闘するも、リーグ屈指のFWが相手では少々荷が重かったようだ。
これで、東芝府中2冠の可能性がいよいよ高まった。ヤマハ発動機とのリーグ戦での対戦も約1ヶ月前と最近で、29-10と快勝している。
昨年は3冠を別々のチームで分け合う戦国リーグだったが、今年は東芝府中の力は一頭地抜きん出ている。きっと3冠統一王者として君臨するだろう。
こうなると、年間に3大会必要か? という議論が巻き起こる可能性もあろう。日本ラグビーのレベルアップがトップリーグ設立の本願。そのためには、結果として上位チームの試合数や対戦だけが増える現行制度の改善は必須だ。
この準決勝の結果、日本選手権出場チームも全て決まった。興行の見地からは大学の参加も「あり」だろうが、あまりにも違うレベルでは、結局双方のためにはなるまい。
ラグビーのよさは、柔軟性にある。ルールは毎年のように変更される。残すべき「伝統」は残しながらも、枠組みを含めて抜本的な改革が求められる土俵際にラグビーは追い詰められていることを協会はもっと自覚して欲しいものだ。

マイクロソフトカップ1回戦、前年覇者NEC敗れる!

2005年01月23日 23時21分29秒 | ラグビー
ラグビーのトップリーグ上位8チームによるトーナメント大会、マイクロソフトカップは23日、東京・秩父宮ラグビー場などで開幕。1回戦4試合を行い、トップリーグ覇者の東芝府中のほか神戸製鋼、ヤマハ発動機、トヨタ自動車が準決勝に進出した。
神戸製鋼は後半に6トライを畳み掛け、前回覇者のNECに51-16で快勝した。東芝府中はサントリーを33-13で下した。ヤマハ発動機はクボタに38-33で逆転勝ちし、トヨタ自動車は三洋電機に41-21で勝った。
30日に行われる準決勝は東芝府中-神戸製鋼(秩父宮)、トヨタ自動車-ヤマハ発動機(花園)の対戦。
個人的な予想では、NECの勝利だったが、ヤコの欠場は想定外。その上、FWが密集のコントロールで後手に回っては勝ち目はないか。もう少しFWでゴリゴリいけたらよかったのだろうが、神戸製鋼のボールの殺し方が上回っていた。
東芝府中は前半の終盤まではややもたついたが、その後一気の逆転と突き放しで後半の序盤で試合を決定付けた。後半残り30分はキッチリ守って押し切るあたり、やはり強さが1枚抜けているようだ。
花園の2試合はどちらももつれたようだが、順当にリーグ戦上位が勝ち残った。
今日の結果を見ると、準決勝の展開がわからなくなってきた。東芝府中に今シーズン唯一勝っている神戸製鋼が、元木をSOにして一本芯の通ったラグビーになってきたことで、東芝府中対神戸製鋼は面白くなってきた。神戸製鋼はここで優勝しない限り、日本選手権への出場権が得られないことも、試合をエキサイティングなものにすることだろう。トヨタ自動車対ヤマハ発動機にしても、試合の入り方を間違えた方がズルズルと失点を重ねる可能性がある。とは言っても実力伯仲の両チームなだけに、20点台の攻防になることだろう。
このマイクロソフトカップやその後の日本選手権は、結局強いチームのみがより多くのガチンコ勝負を経験できることになる。トップリーグ創設の目的が、日本ラグビーの底上げにあるのなら、全体的にもう少し公式戦が増える方向で制度を考えて欲しいものだ。

ラグビーマイクロソフトカップ2005組み合せ決定!

2005年01月13日 23時11分11秒 | ラグビー
ラグビートップリーグの上位8チームが出場して開催されるマイクロソフト杯2005(23日開幕、秩父宮ラグビー場ほか)の前夜祭が13日、都内のホテルで行われた。
昨年初代王者となったNECの箕内拓郎主将(29)が、マイケル・ローディング・マイクロソフト代表執行役社長に同杯を返還後、出場8チームによる対戦抽選会が行われた。トップリーグ優勝の東芝府中とサントリーの対戦が決まると、場内がどよめくなど1回戦4試合はいずれも好カードとなった。
1回戦の対戦カードは
東芝府中-サントリー、NEC-神戸製鋼(秩父宮)、トヨタ自動車-三洋電機、クボタ-ヤマハ発動機(花園)

さて、予想すると…
1回戦
○東芝府中対サントリー●
○NEC対神戸製鋼●
○トヨタ自動車対三洋電機●
○ヤマハ発動機対クボタ●

順当にリーグ戦上位チームが勝つ展開になるだろう。ちょっと番狂わせは想像しにくい。

準決勝
○東芝府中対NEC●
○ヤマハ発動機対トヨタ自動車●

準決勝からは、リーグ戦上位チームと言えども力が拮抗している現状では番狂わせも充分考えられる。実際、リーグ戦での対戦では、東芝府中はNECに辛勝、ヤマハ発動機はトヨタ自動車に敗れている。しかし、チーム力が整備されてきているシーズン終盤においては、特に東芝府中の優位は動かないだろう。

決勝
○東芝府中対ヤマハ発動機●

リーグ戦中盤以降のチーム力や勢いを見れば、東芝府中の優勝確率は相当高いと思われる。ただ、個人的な意見としては東芝府中のようなスタイルのチームを打ち負かすチームの出現に期待したい。

結局、手堅い予想になってしまうが、今年の東芝府中のラグビーを見る限り「3冠」達成も夢ではない。怖いのは怪我人だけといったところか。
さて、結果はいかに。




ラグビートップリーグ、2年目が終了

2005年01月10日 21時24分51秒 | ラグビー
ラグビーのトップリーグ最終節最終日は10日、東京・秩父宮ラグビー場などで4試合を行い、近鉄の自動降格が確定、ワールドとリコーは入れ替え戦出場が決まった。
ワールドは35-27で近鉄に競り勝ち、勝ち点20で9位となった。近鉄は同13の11位に終わった。リコーは17-57でNECに大敗し、同18で10位だった。
三洋電機は既に自動降格が決まっている日本IBMに50-19と大勝し、同24で7位となって残留を決定。トヨタ自動車は31-14でクボタを退け、昇格1年目を4位で終えた。
最終順位は以下の通り
1 東芝府中ブレイブルーパス
2 ヤマハ発動機(ジュビロ)
3 NECグリーンロケッツ
4 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
5 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
6 クボタスピアーズ
7 三洋電機ワイルドナイツ
8 サントリーサンゴリアス
9 ワールドファイティングブル
10 リコーブラックラムズ
11 近鉄ライナーズ
12 日本IBMビッグブルー

東芝の強さが際立ったリーグ戦だった。自慢のFWを前面にモール中心の戦術で連勝を続けた東芝。一方昇格組は明暗を分けた。4位に食い込む健闘を見せたトヨタと自動降格のIBM。捲土重来に期待したい。
昨シーズンはリーグ戦、カップ戦、日本選手権の勝者が異なる戦国模様だったが、今年は3冠王者誕生の可能性が高そうだ。
トップリーグの大きな目的の一つに日本代表の強化があるが、残念ながら所属クラブのスケジュールが優先され、なかなか選手が揃わなかった事実がある。また、興行的な面では地上波での放送がない、観客動員が減少しているということからも成功とは言えない状況がある。
日本ラグビーの最高峰リーグであるトップリーグ。世界の強豪と渡り合うための戦術を探る実験的な試みがもっとあってもいいだろう。東芝の強さにけちをつける気はないが、東芝のラグビーでは日本代表は世界の列強とは戦えない。
東芝を仮想外国チームとして、違ったラグビーが観られるチームが現れることに期待しよう。