今回の担当は小松原です。
環境省は温室効果ガス削減のため、過度な暖房使用を控え快適に過ごす「WARM BIZ」(ウォームビズ)の実践を呼びかけています。
今年度のウォームビズ期間は、11月1日から3月31日までとなります。
ウォームビズとは、環境省が温室効果ガス削減のため呼びかけ、室温20℃を目処に適切な暖房機器の使用を啓発している運動のことです。
特に今年は、東日本大震災を受けた節電の必要性もあることから、エネルギー全般の使い方を見直し、低炭素社会の構築に向けウォームビズを実践することが望まれています。
最近の断熱性の高い建物では、暖房しなくても室温が20℃を超えるものもあります。
暖房をつけずに済むのであればそれが最も望ましいことです。
過剰な暖房をしていると思える事業所や家庭ではこの機会に暖房の使用を見直されてはいかがでしょう。
時々しか使わない会議室や、少人数の職員しかいない執務室は一般的に寒くなり、職員やパソコンなどの電子機器が多い執務室は熱がこもりやすいので、一般的に暖かくなります。
一方、空調が一括集中管理されているビルなどでは、それぞれの部屋の環境にあわせて細かく温度設定ができない場合があります。
しかし、ちょっとした工夫で過度に暖房に頼らないビジネススタイルが実現できるのも事実です。
部屋の温度を調節する工夫
①暖かい空気を循環させる
部屋の上部にたまる暖かい空気は、扇風機を短時間つけて循環させる。
②部屋に温度計を設置
温度計があると室温管理ができます。場所によって温度差が生じるので、
数箇所に設置するようにする。
③暖房ON/OFFのタイミングを考える
会議室などは、使用する直前に暖房をONにし、退室する10分前などにOFFにすれば
無駄なく効果的に使用できます。
④ブラインドを使いこなす
日中は、ブラインドを開けて太陽の熱を取り入れ、夜間は閉めて保温効果を高め、
1日中快適な室温作りに役立てる。
⑤会議室では机の配置が重要
暖風口の近くは、暖かく感じる場合も、逆に風で寒く感じることもあるので、
暖風口の向きを意識した机の配置をすることで、皆が快適に過ごせます。
⑥ドア口の風はパーテーションで防ぐ
執務室の開口部から逃げる熱も、パーテーションの配置で防ぐことができます。
⑦体感温度は湿度でも変わる
湿度を15%上げれば室温を1℃下げても体感温度は変わらないと言われています。
乾燥しがちな冬には植物や加湿器を置くなどして保湿しましょう。
身体を温める工夫
①ランチは身体を温める食材を選ぶ
根菜や、香味野菜は、新陳代謝を高めて体をあたためる働きがあります。
②暖かい飲み物
温かいドリンクで心も体もホットに。発酵食品である紅茶は体内で熱を作ってくれるので
あたたまると言われています。
③デスクで出来る血行促進体質
足や首のストレッチなど、デスクでできる血行促進体操は新陳代謝を高め、冷えを防ぎます。
④冷えと戦ってきた女性の知恵
ひざ掛けは気軽に取り入れられるトライしやすい保温アイテム。
毛足の長い座布団は腰まわりからくる冷えの予防に効果的。ひざ掛け同様に
気軽にとりいれやすいアイテム。
小松原経営労務管理事務所
代表 小松原 理