今回の担当は小松原です。
本格的に寒くなってきましたね。
総合人材サービス業のインテリジェンスは、ビジネスパーソン1,000人を対象に実施した「2011年の仕事観を表す漢字」の結果を発表しました。
1位には「耐」が選ばれ昨年の4位から大きく順位を上げたほか、新たに「学」「変」「考」がランクインしました。
ランキング ( )内は昨年順位)
1位 耐(4位)
2位 楽(1位)
3位 忍(2位)
4位 苦(3位)
5位 忙(7位)
6位 生(5位)
7位 学
8位 変(10位)
9位 努
10位 考
1位である投票理由は、「震災復興のために、普段なら耐えられない状況を乗り越えてきたため」という2011年の東日本大震災が反映された回答と、「忍耐強く、仕事をすることが重要だと感じているから」という仕事に対する姿勢を表す回答の2種類に分かれているようです。
新たにTOP10に入った『 学 』 『 変 』 『 考 』の投票理由は、『 学 』は「震災によって、リスクマネジメントや節電の重要性など、いろいろと学んだことが多かったため」、『 変 』は「震災の影響で、仕事に対する気持ちが大きく変化したため」、『 考 』は「震災以降、仕事に対する取り組み姿勢を、いろいろと考えさせられる1年だった」など、震災の影響を大きく受けたコメントが目立っています。
3月の震災の影響の大きさが感じられます。
業種別に比較すると、メーカーは『 忙 』が1位で、「震災、節電、円高、タイ洪水など、情勢の変化に合わせて自身の仕事も変化したため、忙しい1年だった」という声が目立ったとのこと。建設/不動産は「仕事が少なく楽(らく)だった」という理由で『 楽 』が1位に。
ただ、「今後は被災地復興のために、建設業は仕事が増えそう」という声も。
メーカー 忙
IT 苦
金融 苦
建設/不動産 楽
商社/流通 耐
小売/外食 耐
サービス 耐
経営者が選んだらはたしてどういう結果になったでしょうか。
少なくとも、建設/不動産で「楽」という結果にはならないでしょう。
暇=楽というのはいかにも労働者的な気がします。
●調査対象
関東、関西、東海地域在住ホワイトカラー系の正社員として就業中の25~39歳男女
●調査期間
2011年10月22日~2011年10月23日
●調査方法
インターネットリサーチ
●有効回答数
1,000件
代表 小松原 理