もう、時代についていけません・・
6月16日付けのWall Street Journalの記事です。
今年に入ってすでに97件の海賊行為がおこなわれているソマリア沖。
なんとそこには2009年に「海賊証券取引所」ができていて、24時間営業、70の海賊グループが「上場」しているそうです。どんな時代なんでしょう!
貧しい漁村にすぎなかったHarardheereという証券取引所のある街は、いまでは高級車であふれているそう。(ちなみにgoogle mapで街を見ましたが、とてもそんな感じはしません。乾いていて寂しい雰囲気です。)
運転資金はもちろん「身代金」です。船を襲って人質を取り、「成功」した場合は保険会社から奪った「身代金(一件あたり平均4億円らしい)」を
30%・・・海賊グループ
10%・・・海賊の軍閥
10%・・・地元の大物や役人
30%・・・出資者
20%・・・融資元
という感じに分けるそうです。出資って・・・
取引所の元締めは「モハメド・ハッサン・アドビ」という「海賊の父」と呼ばれる人で、息子と一緒にこの商売を取り仕切っています。噂では儲けたお金で学校や病院を建てたりもしている、とか。実際は怖くてだれも現地に取材や調査に行けないのでは、とも思います。
ソマリア沖、といってもフランスの4倍ほどの広さの海を多くの船が航行しているので、取り締まるにも人手不足な感のある国際社会。北アフリカ情勢も不安定ですし、今後どうなっていくのでしょうか。
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