信二の1日のできごと

惰性で生きることに抗いながら、結局、惰性で生きている人間の煩悩日記

ナガサキ2

2012年06月24日 23時50分51秒 | ファミリー
窓を叩く雨音で目覚めたナガサキの朝。
天気予報では知っていたけどあまりの雨の強さにガッカリした。
初めての電車での長旅なので長崎県美術館以外は主に予定を入れていなかったけど、天気を見ながら少し散策。

グラバー通りを上がり大浦天主堂へ。
歴史ある とても美しい教会とそれを包む緑と雨が「荘厳さ」をさらに際立たせていた。
「荘厳さ」と言えば、長崎県美術館で今日まで展示されていた松井守男画伯の絵、縦約2.3m横10mのキャンバスに描かれた「大和魂」。幾重にも描かれている「問答」と「画伯の心」と「対話」が描く世界もまたとても荘厳なものである。
過去にアトリエで見た絵たちが大きな展示スペースへ開放されてることでさらに強く「意志」を放つすばらしさを感じた。
最終日と言うこともあり、画伯は忙しく軽くあいさつをすることしかできなかったけど、昨日ゆっくりとお話できたことはとても光栄なこと。
世界的な画家の鋭い眼を感じながら緊張し見つめ返す娘は「意志のある強い眼を持っている」と言われた。いつかまたお会いするであろうけどその時はもう少し緊張せずに会えるかな。

長崎県美術館ではシャガール展も観覧した。
「ユダヤ劇場への誘い」の世界観が好きだ。

今回のナガサキ滞在は短くともとても濃い時間を過ごした。次回の画伯の作品展は、もう少しゆっくりと訪れることにしよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする