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『切手市場』 慎之介ブログ

慎之介がお届けする切手市場とその他の耳よりな情報です

郵便自動引受機に関して

2015年09月21日 | 慎之介
メータースタンプや郵便自動化を調査・収集している方にはご存知の方も多い興味深いカバーを昨日の記念大会で入手出来ましたので記録しておきます。丸島報告1972~1989(鳴美スタンプ商会刊)を調べてみると昭和50年6月23日に渋谷郵便局で始まった自動引受実験機(通称郵便窓口セルフサービス機)の運用が開始されました。渋谷局は4連式で、普通郵便計量証紙発行機・書留引受機・小包料金計量表示機・証紙発行機がセットになっているものでした。(パンフレット参照)郵政省令第8号(S50.6.17・郵政公報第4435号S50.6.18掲載)に書留郵便自動引受機の書留番号票が追加され、その様は12×50mmのステッカー式番号票に引受局記号と引受番号を記載して左部12mmはアルミ箔とするというもので、新型・新図案証紙には記号を入れるというものでした。記号は13種あり★・R・S・E・N・Lの組み合わせで表示します。無印もあり貼らずに持ち帰ったものはこれが多いようです。図は10円切手を加貼して渋谷局の初日印を押した記念カバーです。記念ゴム印も作られファンのために無料で振舞われたようです。そして昭和51年7月26日に第2弾として東京中央に3連式(普通郵便計量証紙発行機・書留引受機・小包料金計量証紙発行機)、中野に2連式(普通小包郵便計量証紙発行機・書留引受機)が設置され、証紙下部の表示記号は14種となりました。図では東京中央の速達(表示E)、簡易書留(表示S)中野の書留(表示R)がされた初日実逓をご紹介します。かつて切手のカレージセールに出店されていた川崎の駒木さん作成のカバーで、ステーショナリーの分野では長いキャリアを持っていらっしゃる方ならではの良く残してくれていましたというカバーです。その後の書留郵便は本所局と神田局管内でのバーコードラベル実験、昭和局と横浜中央局での歌舞伎メータースタンプによる引受機、幾多のバーコードのマイナーチェンジ、小包や外国書留・外国小包へのバーコード採用となって現在に至ります。昭和42年に郵便番号制度が始まって以来、特殊郵便物には目立った進化が見られます。早速10月の慎之介ショップで貴重なパンフと共にリリース致しますのでご興味の方はお声掛け下さい!
  
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