『切手市場』 慎之介ブログ

慎之介がお届けする切手市場とその他の耳よりな情報です

涙そうそう

2011年01月29日 | 慎之介
寒い夜に思い出すちょっと悲しい思い出です。
前回のブログで久しぶりに名前を挙げた上野治郎さん。若くして癌で亡くなられたガレージセール時代の仲間です。舞鶴の郵便局員をやっていて主に関西の集まりや、東京の全国展には必ず参加出席され、上野さんの交流は幅広いものだったと思います。私が初めて会ったのは趣味誌合同新年会という名の切手とカード、鉄道といった趣味の話題で盛り上がり、朝まで語り合うMY ALBUM誌発行の神原卓志さんが発起人の集まりでした。福山で古本屋を営み始める大事な人生の折り返し点にあるにも関わらず郵趣界に多大なご尽力をいただきました。話を元に戻しまして古いお付き合いだった上野さん。切手のガレージセールが立ち上がりお付き合いは更に深まりました。当時は「田中派」とよばれたバザー渡り歩き飲み歩きの仲間に加わっていただき、東京へお出でいただいた折りには田中屋さんや大阪のマサさん、ジョーさん、オサムさん等々といつも一緒でした。それが高じて私がマサさんと「ピンさん」こと田中さんと立ち上げたYTT切手まつりに参加いただくようになりました。更に全国規模で活躍出来るようYTU切手まつりに名前を変更してからは上野さんもエンジン全開でいつも一緒に活動していました。浅草の雷門区民会館で開催の最後は入場人数50人に達するマイナーイベントとしては最高潮の盛り上がりを作っていただきました。先程申し上げた「田中派」が切手市場や今の私の郵趣界との関わりを非常に大きなものにします。田中派会長を自負した時代の昔話は又の機会にします。上野さんの話に戻しましょう。そういった関係を続けつつ上野さんはいつも酒はやらないのにお付き合いが良く、東京滞在に必ず利用していたKKRホテルまでマサさんと3人でタクシーでご一緒したこともありました。広島の集いは私も一時期参加させていただきました。当時地方本部長だった天野さんに毎度ご案内いただき、マサさんと私が広島で活動出来る舞台を提供して下さいました。既に活躍なさっていた上野さんは私がデビューする前は品物を預かって下さり、自分のショップで売って下さいました。そんなある日、検査も兼ねて入院することになったので広島行きの荷物はそっくりお返ししますとの電話が入りました。電話ではいつも「もしもし舞鶴の上野です」と言ってくる声が元気なく、明らかに病気の人でした。また東京でYTU切手まつりをやろうと何回も言われました。それが最後の会話です。今でも浅草の切手市場夜の部で飲むと治郎さんを思い出します。あの頃のYTUが在って切手市場の運営に全力で走り回る自分が成り立っています。治郎さんの名が刻まれたYTUが封印された冬の出来事。何年前かは忘れてしまいましたがご冥福を祈ります。

今日はアジアカップ日韓戦です

2011年01月25日 | 慎之介
皆様こんばんわ。慎之介です。今日はサッカーを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?外は寒い冬ですが、私は切手市場の準備とビーフシチュー作りをしながら書いています。

今まで出店メンバー様には首掛け名札をお付けいただくために、切手市場で毎月準備していましたが、2月の切手市場終了時には回収せず各個人様ごとにお持ち帰りいただき、次回以降個々にお持ちいただくようシステムを変更致します。忘れたり失くしたりされた方は特に対応はしません。在庫がなくなり次第配布は終了します。この首掛け名札は誰が出店者かわかりずらいというご意見に反映してというのと、開場前の入場に関して、出店以外の方が出入りすることを防止する目的と2つの理由から一方的にご用意し出店メンバー様にはご協力いただいておりましたが、ここ最近は名札ケースに疲れが見え更新の必要が出てきたこと、名札を作った頃からメンバーが2割程度入れ替わり個人名入でなく「出店者」とだけ書いた札が目立ってきたことなどで、これ以上この札を発行して管理する時間はなくなりました。当日の運用、事前の準備や企画などで他にやらねばならぬことが沢山あります。それ以上にここ数年、出店メンバー様のご尽力と来場メンバー様のご協力により「時間前入場」は排除出来ている現状になりました。しばらくはこの名札は使用されるかどうかは皆様にご判断いただきたいと思います。

慎之介ショップ予告でお伝えした日本カバー50円セール。本日戸棚を整理して最近物が大量に出てきたため、段ボール一杯のもの凄い量になりました。先月の昭和40年代~に加えてふるさと切手62円時代からのもの、ハガキ額面の記念切手、小型シート、切手帳、印字コイル、初日印付きのもの、年賀切手の80円貼などなど50円はかなりお買い得だと思います。早い者勝ちですので売り切れの節はご容赦下さい。ふるさと41円額面の私製葉書適正使用などは当時は何も考えず、時間が経過して多少は見応えが出てきました。この箱の中のカバーは慎之介宛ということもあり、差出人の名前を見ると鬼籍入したコレクターの名前も散見されます。井水さん、井端さん、湯川さん、石川さん、森賀さん、上野さんなど切手のガレージセールや切手市場を応援して来られた方々です。思い出あるカバーもありますが、家の肥やしにしても仕方ありません。郵趣的な評価を見出した次のコレクターの元に収まっていく…これが切手収集の原点であり切手市場の存在意義なのです。

丙子

2011年01月22日 | 慎之介
皆様こんにちわ。慎之介です。
2月のレイアウトを出店者情報欄に掲載致しました。
チャリティーオークションをしばらくの間は5階でやってみようと思います。
また慎之介ショップの隣では今月の企画として外国切手1枚10円セールを行います。
先月の浅草夜の部では大好評だったものです。量が多いのでまだまだご覧になる価値は充分あると思います。
慎之介ショップでは新入荷と追加品が続々揃っています。

①日本カバー50円セールではふるさとや記念・切手帳・魚介シリーズの頃など
先月好評だったので爆発的な量をご用意しました。

②日本カバーと使用済消印別はいよいよ残り少なくなってきました。全品半額です。
カバーがタップリ増えています。

フルシート使用済は科技アニメ・世界遺産など500円均一です。
その他外国カバー50円均一や中国切手使用済消印別などもご用意します。

1月20日午後に私の伯母・太田澄代が亡くなりました。享年65。死因は肺癌です。
明るく気丈な方で、自分の幼少時代の思い出は少ないのですが、川越の家に遊びに行くといつも歓迎してくれ料理を振る舞ってくれました。ご主人を20年近く前に亡くされ、私の従兄弟である長男・長女と順番に結婚して家を出てからは大きな一軒家はちょっぴり寂しそうでした。親戚一同、ご近所などの弔問がひと通り終わり、遺体の横たわる和室の床の間には自分が新築祝いにと進呈させていただいた書道の掛け軸が飾れていて、それを眺め感慨に浸っていました。落款という記名された部分を見ると丙子とあり1996年のことでした。15年が経って思い起こすと当時は大久保の堀野書道学校に通い色々と学んでいました。筆と墨だけでこんなに幾多の世界が広がるのは素晴らしいと憧れたものでしたが、現代社会の人間関係や自分自身の価値観の微妙な変化に付いていけず、5~6年で引退しました。その頃の大久保はコリアタウンもまだ少なく、金曜日にはいつも大久保~新宿まで歩きながら色んな飲食店を回った覚えがあります。韓国料理店の中には日本語の通じない店もあり私にとって不思議なエリアでした。だいぶ街も様変わりしその書道学校の入ってたビルも変わってしまったようですが、太田家の掛け軸がしっかり思い出させてくれます。私事で恐縮ですが、ご冥福を祈ります。

2月の出店メンバー様は…

2011年01月19日 | 慎之介
皆さんこんばんわ。慎之介です。今日も寒さ厳しい折り如何お過ごしでしょうか?今日はスタッフブログでリンクをさせていただいている、荻窪のタイ式マッサージ「プランモト」へ行ってきました。時間あたりの単価も少し安めで、タイ式マッサージ以外のメニューも色々あります。詳しくはリンク先をご覧下さい。
さて、2月の出店メンバー様を掲載しました。名古屋から出店のMガレージさんは12月に続いての出店です。今年は複数回出店いただけそうな予感。日本切手の使用済は好評のようです。レギュラーメンバーを目指して参戦いただいているsumiのダミーさんはタップリと外国切手をご用意いただけるはず。すっかりレギュラー復帰して下さったモリシマさんは「何でも出てくる」コレクションからまた新たな物が期待出来るマジックのようです。
残りの席は2~3席程度。申し込みがあけば運用し、なければ体裁を整えて仕上げるべくレイアウトは既に出来ています。
12月の池袋のレイアウトとほぼ同一です。今年の池袋の開催における運用方針は6階がフロアー全部と原則として5階が半分、「原則」というのはビル側の運用の都合で半分の部屋の割り当ては4階になる可能性を孕んでいるからです。1年の出店の見込みに目を通しますと極端な出店の増減がない限り面積効率だけで考えればこの計画でカバー仕切れます。6階においては4500円の奥テーブル付があと1~2席増やせます。切手市場では5年先程度を見越して活動計画を立て、必要となる資金を確保しなければなりません。そのため時にはレイアウトが例月より若干窮屈な感じに仕上がることもあるかもしれませんが、どうかご理解ご協力いただければ幸いです。今年1年で様子を見つつ池袋開催でも多少の資金のストックが発生させられるような運用を確立していきたいと思います。
運営体制にも少し見直しを入れ今年のうちにご協力いただいているスタッフの皆様の中で、会計事務を2人に増員する体制(会計長と監査役が相互に監督出来る体制)、メール発信や葉書送付などの出店関係を私から、然るべく担当者に移行し、管理人が切手市場の広報活動や外交活動に掛かれる時間を増やすことなど、新担当の候補に考えるスタッフ様ご本人には既にお話ししたプランです。今年のテーマは池袋の運用黒字化と来年の活動拡大に向けての準備です。どうぞこれからも宜しくお願いします。

トップページが変更されました

2011年01月12日 | 慎之介
切手市場HPは、それまでスタッフとしてご活躍いただいた横溝智美さんが作ってきたものでした。
だいぶんお世話になったトップページは最近になって若干の不具合など発生し、今後の随時更新なども考え昨年より㈱日本アミューズメントサービス様に制作を依頼しておりました。本日よりチェンジしました。2~3日の間はリンク先など一部工事中になりますが、今後とも宜しくご活用のほどお願い致します。

前回の記事で申し上げた静岡のsumiさんのダミー様から届いたお便りです。クリックすると拡大されます。


これからもご活躍下さい。

1月の切手市場の続き…

2011年01月11日 | 慎之介
皆様こんばんわ。慎之介です。東京は寒い気温となっています。皆様如何お過ごしでしょうか?
昨日ご紹介できなかった1月の切手市場の様子をご紹介致します。
  
上の写真は静岡のsumiさんと一緒に出店されるsumiのダミーさんです。広告で予告して下さった外国切手のセールを大々的に行って下さり、特にロシアの切手に至っては、1940~50年代の渋い図案のセット物が驚くような値段でリリースされていました。今月は2回目となりすっかり切手市場のお客さんとも仲良くなられ、次回は単独での出店を申し込んで下さいました。皆様ご期待下さい。皆様への感謝をこめてお便りが届いています。詳しくはまた次回お伝えいたします。
  
これは清水スタンプさんの様子。パネルには古い日本切手のシートが陳列され、テーブルでは手彫切手が1枚売りされています。清水さんの商品はクオリティーが高く、状態の良いミントの切手がテーブルで選んで買えるというプロ仕様なショップなのです。
  
左の写真は同じく切手商メンバーからエージェントスタンプさん。内容は皆さんご存知でしょうから色々説明致しません。慎之介が小・中学生の時代からのお付き合いです。以前このブログで書かせていただいたこともありますが、お金のないジュニアを相手に「持ってる物と交換でもいいよ」と言いながらカタカナローラーの押された15円旧菊を出してくれたこともありました。「お店がお客を育てる」その極意たるや簡単ではありません。渡会さんが育てたジュニアが20年経ってイベントを主催し、出店いただく側に立っているのは何度考えても感無量でございます。私も今や第一線は退きましたが、切手を通してお客様に教わり、伸びたい人を育てる切手アキナイのイロハは今でも体に染み付いています。渡会さん、これからも沢山のコレクターに愛されて下さい。
右の写真はオープン間もなくの外国切手ショップの様子。机の上には朝~夕刻までエンジョイするに充分な切手が並んでいます。

新年切手市場は大盛況でした

2011年01月10日 | 慎之介
こんばんわ。慎之介です。
昨日は浅草で1月の切手市場でした。朝から整理券が100番まで行く前代未聞のご来場をいただき270部ご用意したかわらばんは14時頃になくなる大盛況でした。300名様を超えるご来場でした。
新年早々、台東区民館のご案内が一部8階になっていました事や、先月までは開始時間を10時30分とご案内していた事などで、早くからご来場いただいた方にはご迷惑をお掛けしましたことお詫び致します。全て私慎之介の情報リリースの不具合です。お許し下さい。
そして会場のほうでも100テーブル備え付けの机が定数ご用意いただけていなかった事情などにより朝から大混乱。台東区民館様のご好意により無事に難を乗り越えることができました。何かと新年というだけあってエピソードたっぷりなのです。
そしてアクシデントはゲストの作家・内藤陽介先生にも波及しまして、新発売のサイン本が11時になっても届かず、神保町の書店まで買いに行くという連携プレーで対処しようとしたところ11時半頃に宅配で届くというギリギリセーフの開始でした。いやいや、それもこれも全部関係各位さまにはご迷惑をお掛けする場面もありましたが、振り返れば素晴らしきエピソード。「良い思い出」なのです。
私が韓国で切手の活動をしていた頃、いつも現地でサポートして下さったのは日本で留学時代に知り合った金鳳基(キムボンギ)氏。今月出店して下さった山本誠之さんや、これまた偶然に2年近く振りにご来場いただいた「センちゃん」こと千代秀樹さんも交えて、ソウルでの郵趣活動は毎回ハチャメチャでした。その現地パートナーのボンギ氏は道を間違えたり失敗したり、時間を無駄にしたり時にはお金を損したり…そんな俗に言う「嫌なこと」があった時はいつも笑顔で「これも韓国でのいい思い出ですよ。」と言ってくれました。この言葉があって、昨日の齷齪した一時も徐々に素晴らしき記憶の中に刻まれていきます。ボンギさん、今も元気でタクシーの運転をしていることでしょう。

上の写真は内藤先生のサイン会の様子。アットホームな感じで、購入いただく方もそうでない方も郵便と切手の歴史に纏わる話題なら何でも楽しげにお付き合い下さります。是非皆さんも購入しつつ、作家の先生が生で語って下さる逸話をお楽しみ下さい。
チャリティーオークションも終わり、夜の部はサプライズゲストで739163さんが駆けつけて下さり、居酒屋慎之介を大いに盛り上げて下さいました。本当に有難うございます。これからも切手の世界のためにご活躍下さい。
詳しい各ショップ様の様子などは次回お伝えします。
来月は池袋で2月5日(土)に開催です。10時15分オープンです。皆様お間違いないようお越し下さい。

切手市場ゲストご紹介

2011年01月03日 | 慎之介
皆様こんばんわ。慎之介です。
1月の切手市場のゲストはかねてからご紹介の内藤陽介さん。
新刊本の「マカオ紀行」(定価2850円+税)のサイン本即売会を行っていただきます。

慎之介とマカオの関わりは一度だけ。新婚旅行で香港・マカオと一週間旅しました。
返還前のマカオはポルトガル語の看板が多く見られ、タイパ島へ渡り南アフリカ料理を食べたり、セナド広場でヨーロッパ気分を味わったり、聖ポール天主堂跡では展示解説の中でキリシタンの日本人の遺骨がこの地に眠る逸話を知り、ただただ感慨に浸りました。それからというもの、当時の世界遺産ブームにも影響され歴史ある建物や地域に惹かれるようになりました。内藤さんの一冊で皆さんがマカオに興味を持っていただれば嬉しい限りです。

謹賀新年

2011年01月01日 | 慎之介
本年も宜しくお願いします。
大晦日は雀友倶楽部の皆々様と年越し蕎麦を食べて、年明けすぐは神田明神へ初詣。
切手市場に関わる皆々様にとっても良い一年となりますよう祈願してまいりました。

さて1月の切手市場の企画がまたひとつ増えました。
切手市場のHP制作を委託する日本アミューズメントサービス様のご協力により麻雀と将棋の単行本を特別価格で切手市場の皆さんに提供させていただける運びとなりました。
麻雀本は日本プロ麻雀協会監修の「段級認定問題集4~7級」と「1~3級」です。

麻雀に初めて興味を持たれる方は勉強になる一冊。麻雀を知っている方には知識のオサライと早解き問題で実力アップになる手軽な一冊です。
将棋の単行本は石橋幸緒さん著「生きてこそ輝く」。

私は将棋の事は全く知らないのですが、石橋さんには以前より麻雀を通じて交流を持たせていただき、LPSA (日本女子プロ将棋協会)所属の女流棋士さんということで、個人的にLPSAのファンクラブにも入会させていただいております。くわしくはこちらをご覧下さい。

内藤陽介さんのサイン会で切手の本を購入されるついでに是非ともチャリティーオークションのテーブルもご覧になって行って下さい。切手に並んだ知的趣味としての麻雀や将棋の情報も皆様に沢山提供できるよう慎之介は日々外交活動しております。
その他、麻雀の専門誌である「麻雀四季報」や「麻雀界」、「101マガジン」「麻雀新世紀」などの麻雀雑誌の見本誌もご用意しました。定期購読のご相談や特別価格での即売も致しますので是非お立ち寄り下さい。