2010年10月8日、auのニュースサイト EZニュースフラッシュ増刊号
「朝刊ピックアップ」で記事
「ノーベル化学賞受賞者二名の〝研究の哲学〟とは?」
を企画、取材、執筆しました。
キーワードは「蛍雪之功」。
2010年のノーベル化学賞を受賞した鈴木章・北海道大学名誉教授(80)と、根岸英一・米パデュー大学特別教授(75)は青年時代、貧しい中で学んできたという。
中国の故事に、「蛍雪之功」という言葉がある。
これは、晋の車胤(しゃいん)という人が、貧しくて灯油が買えず、夏は蛍(ほたる)を集めて袋に入れ、その光で勉強し、孫康という人は、冬は窓から入る雪明りで勉強したという故事による。
今、必要とされているのは、かつてほど貧しくなくとも、この故事のように学ぶ意欲ではないだろうか…