2010年9月13日、auのニュースサイト EZニュースフラッシュ増刊号
「朝刊ピックアップ」で記事
「『万引きって犯罪なんですか?』と真顔でいう親が続出」
を企画、取材、執筆しました。
キーワードは「崩壊しつつある倫理」。
作家で歴史家の故・司馬遼太郎氏は、「日本はこれから何を頼りにやっていけばいいでしょうか。(今は)お金しかないでしょう」という問いに対して、「何もない。だから、私は先ほどの『名こそ惜しけれ』という精神でやるよりほかはないと思います」と述べている。
「名こそ惜しけれ」とは、「そういうことをしちゃおれの名にかかわるという精神のありようです(略)ほとんどの日本人は、『名こそ惜しけれ』で生きてきました(略)この場合の名というのはいったい何かといったら、自分の名なんです(略)何か自分の存在をかけた意味だろうと思うんです」という。(「時代の風音」(著: 堀田善衛、司馬遼太郎、宮崎駿/朝日新聞出版刊)より)…