気ままな太太日記@広州

2012年2月、夫の転勤で中国へ。
広州で暮らす気ままな主婦の生活記録です。

ブータン旅行記 ⑤

2013年10月13日 | 旅行 -ブータン
パロの町のとある農家にお邪魔し、2泊ほどホームステイさせていただきました。

こちらがお世話になるお宅。



ブータンの一般的な民家です。

中に入ると番犬がお出迎え。結構こわい。



乳牛もいらっしゃいました。



お家の中もなかなかカラフルです。

 

大きな仏間がありました。




ブータンでは客人をもてなす際にはこのようなお米を揚げた様なお菓子と、バター茶を出してくれます。

 

お米のお菓子は日本でも駄菓子屋さんで見たことのあるようなもので、結構癖になります。
しかし、このバター茶がなんとも不思議な味で、胃がもたれそうだったので私はほとんど飲めませんでした。
隣で旦那は何倍もおかわりしていましたけどね。。。ホント旦那のそういうところ尊敬します。
食に関しては、私以上に、どこでも生きていけるタイプです。


こちらは農家の台所。年季はいってますね。



昔は火をたいて釜でご飯を炊いていたようですが、電気がとおってからは、炊飯器でご飯を炊き、
電気コンロでお料理をしているようです。

冷蔵庫もありました。




翌朝、朝食の準備のお手伝いをしました。



唐辛子を切っております。笑。



左下のが、唐辛子とチーズを和えた物。「エマ・ダツィ」といいます。
これ、これまでも毎食いただいておりましたが、庶民のお宅でもやはり作るのですね。
これまた旦那がたいそうに気に入った料理でありまして。
自分の家でも作ってみたいと思います。

 


おうちの裏は一面田んぼです。



お米も野菜ももちろん自分の家で採れたもの。自然の恵み。ありがたや。



朝のお散歩に出かけてみました。

牛さんたちも散歩しています。



澄んだ空気に、流れる川のせせらぎ。この上なく気持ちのいい朝でした。



可愛い動物たちにも出会いました。

 


ガイドとドライバーは相変わらずやんちゃです。
梨の木を見つけると登りだしました。

 

この梨、渋かった。。。

  

子供達に声をかけて一緒に写真を撮ってももらいました。



はにかみ笑顔がめっちゃキュート!!こんな素直で可愛い子供が欲しいです~。



お家に戻ると、畑でお母さんがとうがらしを積んでいました。

 


お父さんは、薪割りをしていました。



薪の割り方を教えてもらいやらせてもらったけでこれがまた難しい!



焚き火をして、石を焼きます。これをどうするかは夕方になってからのお楽しみです♪


一旦家の下に戻って、今度は脱穀作業のお手伝い。

 

足でこぎながら手で稲を操って…結構難しいし、すごい重労働。
農作業って本当に大変なんだなって改めて実感。

日本や中国のスーパーに並ぶ野菜やお米もこうやってできてるんだな~と思うと
食材ひとつひとつに感謝して、有難くいただかなくてはバチがあたるなと思いました。


さて、夕方になってもう一度釜の方へ戻ると、しっかり石が熱くなっております。

これを使って、、、

 


石焼風呂を作っていたのでした!!


朝晩は少し肌寒いブータンの秋。

石って焼けるとこんなに保温効果が持続するんですね。
体の芯からぽっかぽかになりました。

石から溶け出すミネラルも身体にとってもいいんだとか。

これ、広州でもできないかな????  無理だよね。。。



農家で過ごした2日間はとってものんびりで、毎回の食事の時間が楽しくて、
農作業も大変だったけどとても楽しくて、なんだか生きてる~!って気がしました。

こういったアナログで少し不便だけど、一つ一つが命に繋がるような意味のある仕事ってすごく大事だな~と感じました。

植物や動物と一緒にくらして、美味しい食卓を囲む家族がいて。
身体を動かしながら笑って生活する。
人間らしい暮らしってこういうことをいうんだなっておもいました。

小学生くらいの子供達に是非体験して欲しいな~なんて勝手ながら思いました。


ブータンにいくなら、是非農家のホームステイをおすすめします☆


つづく。