弁慶の野鳥日記

主に野鳥撮影ですが、時々風景や花も。画像エリア超過のため野鳥日記から弁慶の野鳥日記に引越ました。引き続きご支援下さい。

珍鳥ハクガン。

2015-12-19 07:00:00 | 日記
 12月19日(土) 長野曇り時々小雪舞う
     (撮影日 12月16日)

 予約投稿のストックが無くなって来て、お尻に火がついたような気がする。
 もともと白鳥やカモ・シギ類を撮るのはあまり好きではないが、意を決して東京方面まで電車で出張する。懐かしい通勤時代の電車に乗る。

 ハクガンが出たのは10月ごろかららしいので、珍しくも何とも無いが、この地に出たのは実に58年ぶりだそうだ。最盛期には平日60人、休日には100人ものカメラマンが集まったそうだが、弁慶が行った日にはせいぜい5~6人程度。
 それゆえにポイントを探すのに苦労してしまった。
 しばらくはそれらしい鳥も見えず、ゆりかもめばかりを撮っていたが、公園の職員らしい人を見つけて聞いて判った。
 いたいた、ハクガンが3羽。いずれも子供だそうだが非常に仲が良く行動はいつも一緒だそうだ。
 ただ、面白く無いのはいつまでも、いつまでも草を(根を掘って)食べているだけだ。
 以前は時々飛んで水の中にも入ったらしいが、草が湿っていて水を飲む必要が無いせいか、全く飛ぶ様子がない。
 近くにいたおじさんの話では「3時か4時頃かなー」と。
 これは長期戦だ。最寄駅からの道すがら、コンビニが見当たらずに昼飯を準備出来なかったので、そのおじさんに「この辺にコンビニはありますか」と聞いてみた。「さー、どうかな」と言う返事。
 「俺の自転車貸してやるよ」との事。えー、見ず知らずの自分に平気で自転車を貸してくれるとは何と親切な人だ。
 感謝・感謝で食料を仕入れたが、その時土手の上から3羽のハクガンが飛んでいるところを見てしまった。
 自分もそうだったが目を放していたおじさんにも悪い事をした。



 初めて見たハクガン。これは振り向きポーズ。






 一生懸命草(クローバ)を食むハクガン幼鳥。






 たまにはエンゼルポーズも取ってくれるが、手持ちカメラでは間に合わない。






 羊がエサを食べているような姿だ。レンズが長すぎて被写体が大きいので3羽を同時に撮るのは至難の業だ。






 近所のおばちゃんたちの話では大分色が白くなってきたそうだ。






 いつ見ても食べている。






 食べているのはこんなものだ。






 こんなエサなら雪でも降らない限りいくらでも食べられるので、越冬も難しく無い。






 「痒いなー」、「じゃぁ水でも浴びて来たら」。






 飛び立ってどこへ行ったのかと思ったら一周して50mほど先に移動したたけで、またエサをむさぼっている。午後の日を浴びて少し赤みを帯びてきた。






 飛ぶか? 一斉に羽ばたいたが。






 呼吸が合わなかったのか、この時はこれで終わった。






 そしてまた草を食べ始めた。





 そして待つ事4時間、2回目の飛翔タイムは15:06に訪れた。
 そしてこの後悲惨な事態が起こったが、この続きは次回に。



                                   撮影機材   カメラ: キャノン EOS70D
                                             レンズ:EF300mmISf4


  「野鳥日記」に戻ることが出来ます。              右をクリックしてください。⇒  「野鳥日記」