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クリエィティブクラスの世紀

2007-04-22 15:28:10 | SpyなBook
米国ではベストセラーになったりと結構評判で有名だったけど、何故かなかなか日本では翻訳されてこなかったリチャード・フロリダ教授(ジョージメイソン大学教授)の本。4月に翻訳・出版されたのが彼の「クリエィテイブクラスの世紀(『The Flight of The Creative Class』)」という本。それを今読んでいるところ。

彼が2002年の著作『The Rise of The Creative Class』の中で考察した新しい階層が「クリエィティブクラス」。フロリダによれば世界経済は「クリエイティブクラス」と呼ばれる新しい価値観を共有する人材がリードする、クリエィテイブ経済の段階に入ったという。

彼の言うクリエイティブクラスはアーティストや建築家だけではなく、科学者や大学教授、シンクタンク研究者なども含めてこれをコアなクリエイティブクラスとし、さらにハイテクや金融など、専門的分野で知識集約型の職業についている人や起業家も含まれる。つまりはその仕事の創造性が重要ということになる。

フロリダによれば、米国では労働市場の3分の1がこのクラス。 これまで社会階層の分類としては、ブルーカラーとホワイトカラーや、知識階級と労働階級、あるいは大卒、高卒といった分け方をしてきたが、それを“クリエイティブ”な業務にかかわる層とそうでない層に分けて経済や社会を眺めてみるというのが彼の視点。特にクリエィテイブクラスの集まる都市の成長は、そうでない他の都市をを引き離しており、彼らの果たす重要な役割を指摘している。

ミクロレベルだとイノベーションが大事議論と何が違うの?という指摘もあるだろうが、マクロ的に考えれば新しい視座を与えるものと思われる。

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