東出昌大さん主演舞台
「悪魔と永遠」を観劇。
場所は演劇の聖地
下北沢 本多劇場。
ロビーには作・演出の川名幸宏さんの
この作品に至るまでの年表(? 自筆!)が。
一面にパンフレット
なんかこれだけで思いが伝わるなぁ
(集合体恐怖症の方ごめんなさい)
内容は罪を犯して更生しようとする人々を巡る物語。
過去をあきらかにできない人。
あっけらかんと述べて差別される人。
SNSによる攻撃。
信じてくれる人たちによって
更生していく人。
普通になりたいという思いが
偏見によって打ち砕かれる人。
逆恨み。
東出昌大さん演じる主人公の
セリフの凄み。
ほとんどこの渦中にあった
(いや現在進行形か?)ことを
やはり思わずにいられない。
テクニックの先にあるのは
その人の経験からくる人間性、
っていうのはいつも歌を聴くとき思うけど
演劇なんてもっとそうだよな
と思わされた。
経験から来る言葉の重み。
陳腐な言い回しだけど「芸のこやし」
辛い経験ほど。
他の役者さんも力量すごくて
完全に演じられている世界に
引き込まれてしまった。
正義とはなにか。
自分を受け入れること逃げる事。
自分の中にある偏見。
相手に投影する恐怖。
死は未来を捨てる事。
でも生きたとて
やってくる未来は
いいことばかりではない。
観る人それぞれが
課題を胸に帰っていくような
深い洞察に満ちた内容でした。
勧善懲悪とかないのよ。
みんなに観てほしいなぁ。
パンフレットの東出さん
ところで。。。
WORLD ORDERの舞台
「恋の第三次世界大戦」にご出演の吉田多希さんが
この舞台に出演されているということで
ファン友ameさんがお誘いくださり
実現したこの観劇でしたが
東京の感染状況を鑑みて
ameさんご自身は観劇を断念。
ほんとに残念。
この状況のなか音楽ライブ、映画、演劇、
エンタメはどれだけ
ダメージを耐えればいいのでしょう。
自分にできることは微々たるものですが
せめて映画館に通う、劇場に足を運ぶ、
音楽ライブに参戦する、
グッズやパンフレットを購入する、
自分の経済状況が許す範囲で
「応援してるよ」という気持ちを
表そうと思う日々です。
(本多劇場さんのツイートが胸に刺さります)