そゆる日記

訪問ありがとうございます!

無題

2010年05月29日 | 日々のあれこれ
どんなに悲しくても所詮は他人事。
Tさんの気持ちなんてわかれるわけないし。
って思ってたんだけど、

通勤途中にヘッドフォンから
♪ただ逢いたくて、もう逢えなくて って聞こえてきたら
思わず泣きそうになる自分にびっくりだった。

私は私なりにショックだったんだな~。

怒涛のごとく

2010年05月29日 | 精神世界
会社の同僚だったTさん、実は家も近所です。

「どうしてるかなぁ、勉強は始めたのかな」 と思ってたら
「相談したいことがあります」 ってメールが来て
40日ぶりくらいに会いました。



ひとしきり会社のグチで盛り上がり
「ところで相談っていうのはね」 
バイクの免許を取ったけど、自分のマンションには駐車場がない。
私のマンションの駐車場にはおかせてもらえないかしら?ってことだった。
「それなら、聞いておくね」

半年くらい前に知り合い、
Tさんの新しい人生を後押ししてくれることになった大切な人は
バイクに乗る人だって話を聞いていた。

会社にいるときから「免許取ろうかな」と言っていたから
やっぱり取ったんだね、一緒にツーリングとかも行けるしね、
と思っていたら、唐突にTさんが言った。



「その人ね、私が会社をやめた4日後に死んでしまったの」



あまりの驚きに言葉を失った。

「一緒に義父を看取って、一緒に火葬場に行った人が
三ヵ月後には自分がそこで焼かれてしまったの」



そこから、命って何だろう、生きるってどういうことだろう、
気づいたら三時間くらいも語りあっていた。

Tさんと知り合って半年ちょっと。
ちゃんと話をするのは二回目くらいなのに
こんな話をすることになるとは思わなかった。

でも、その三時間くらいの間に
Tさんは彼と自分の出会いと別れの意味を
しっかりつかんだみたいだった。

…すごい人だ。

こんなすごい経験を選ぶんだもの、当たり前か。

そして、彼女にこんな経験を運んできた彼も
また、すごい人だと思わずにはいられなかった。



Tさんは、まだ、朝、目覚めた瞬間から悲しくて悲しくて
涙が止まらなくて半日起き上がれない日もあると言っていた。

けど、昨日、笑顔で、誇らしく
彼が与えてくれたものを語ってたTさんを見ていたら
本当に物事の流れが早い、今という時を思った。

昔だったら10年も20年もかかってたことを
すごい勢いで乗り越えていく今。

物事は怒涛のごとく押し寄せては流れ去っていく。