自粛のお陰で編み物がはかどる。
はかどり過ぎて次にする糸を買い出しに行かないと手仕事がなくなってしまう。
Cotton everyの糸で編んだベストは9分通り仕上がっている。

我が地域同じ町内でもコロナ感染者が出て**信用金庫が閉じられた。となると尚一層外出は出来ない。糸を買いに行く事は不可能だ。
そこで残り糸を使って冬物を編む事にした。

何でも良いのだ 何かする仕事があればそれでいい。
次男から「何しているの? ボーとしていてはダメだよ」と電話が入る。
午後紙袋を持って現れた。
「お小遣いをだしても受け取らないおふくろさんに仕事を持ってきた。アルバイトをしないか」 500枚の紙に字を書く仕事??それは無理だ。字は下手なの知っているだろ。無理無理と断ると「下手で結構だよ。味のある字で良いのだ」と言って下書きを書いてくれた。予約されたお客様のテーブルに置く大切な一言である。心を込めて書かないといけないなぁ~出来るかな?

その他にも料理のお品書きや店舗用の書き物は沢山あるので1週間に一度受け取りにくるから少し小遣い稼ぎをしなさい。。。。と言う。そして前金を置いていった。
きっと年金ではやっていけないだろうと心配してくれているのかな?
一人でボーと日にちを送っていてボケたら困ると心配してくれたのだろう。
明日から少し字をかく練習をしよう。キチンと書くな!と言うから気は楽だが、このことは嫁さんや孫たちの方が上手いであろうに態々字を書かない老婆に持って来た息子の気持ちを嬉しく受け取ろうと思う。感謝!ありがとう!
1時間ほど話をして帰ったが、嬉しい話を聞く事が出来た。 お店の様子や従業員の様子などの他に
お嫁さんのお母さんを年内に引き取る事になったという。母一人娘一人の家庭で息子が新築したとき一緒に住もうと誘ったが生まれ育った土地を離れられないと断られたのである。
しかしお母さんも私と同じ歳なのでもう一人暮らしは無理になってきた様子なので
こちらに呼ぶ事にしたようだ。良かった! 嫁さんも安心する事だろう。
「山梨県生まれのおふくろとは話も合うだろうからチョイチョイ来てあげてくれ」
何か楽しみが増えて今日は良い日だった。