
初日と最終日は料理をつけた温泉旅館。後は大浴場のあるホテルで構成した今回の5泊6日の大旅行。岩国・宮島・広島・倉敷・梁・岡山・鳥取・島根を巡った旅も2人で20万円弱で全てを納めることができた(宿泊・交通費「レンタカー含む」)。まずまずの企画だったと思う。
最終日は妻も泊まりたかった玉造温泉。今回もなかなかの部屋。少ない角部屋である。12畳に全室がある和室。ベッドはないものの、十分な部屋である。今回の目的である「出雲大社」の参拝も終え、ホットしたところ。西に行った所から鳥取方面に戻る。まずはのんびりして一風呂浴びる。お腹が空いた頃を見計らい、予約しておいた食堂へ向かう。
食事どころでの食事。部屋食より私は好きである。時間通り言ったので下準備はされていた。アルバイトのようであるが専属のサービス係も付く。まずは冷酒を頼む。食前酒と共に、料理が3種提供される。①先付け(美築彩)②前菜(新緑の彩り5種盛り)③酢の物(焼き穴子の葵ジュレソース)+④桜蛸焼きしゃぶの具材らしい。説明はしてくれるが出された物を食べる以外無い。
①先つけは「もずく」。サッパリしている。②前菜は、ちまき・練り物・酢の物がアレンジされた物。こちらも良好。小さな傘が印象的。③酢の物は「穴子」。バルサミコ酢であろうか、微妙に味付けがされている。トマトとアレンジされている。なかなかおいしい。焼き物は多くの料理が一気に出たので後に回す。
すぐに⑤刺身(日本海の幸・三種盛り)も出される。スピードが速いのでゆっくり出すようにお願いする。車エビ・鮪・ハマチらしい。刺身は非常に少なくやや乾いた物、海岸線だけに期待し居たのだが残念だった。車エビ程度が料理といえる物だった。
竹に入ったような物があるので何だろうと質問すると⑥蒸し物。「牛・豚・赤どり春香温泉蒸し」という。水をかけると蒸されるという。何か化学反応で蒸すように仕掛けられているらしい。少しすると湯気がでてきた。良くできた物である。その間に④焼き物もしてみることにした。瀬戸物でできた高炉に火を入れ焼く物らしい。
野菜から焼き、「蛸」を焼いてみる。薄く切られた生だこは、熱を加えるとすぐに完成。ポン酢で食べる。おいしい。日本酒にも合う。しばらく楽しみながら食べる。こちらも食べるだけではなく楽しむ事ができる一品である。たこが柔らかく風味も十分にありました。
焼き物が食べ終わるころ「蒸し物」が完成。すのこの上で丁度良い具合に蒸し上がっていた。いろいろな種類の物がおいしそうにできあがっている。いずれもおいしい。味が閉じ込められた感じもする。その後⑦釜飯「季節の釜飯」も運ばれてきた。こちらもテーブルの上で作るらしい。
つづいて、⑧蒸し物「甘鯛桜蒸し鶯餡かけ」が暖かい状態出だされた。蓋を空けると、ピンク色に作られた練り物が蒸された物があった。これが桜の所以なのであろう。季節のおいしい筍も入っていた。優しい味である。このあたりで大きなテーブルも目一杯。大変な状態である。どうも見ているだけで満腹となる。とりあえず器を減らす事にする。
箸休めのように出されたのが⑨釜揚げ蕎麦。何か水蕎麦のようなもの。モソモソしていた。薬味はたっぷりあるが、蕎麦は少量。これで十分でもある。隙間に⑩洋皿「桜鱒ポワレと春野菜グリル」が出された。なかなか大きく油ものった鱒、おいしい。季節野菜は、ズッキーニとゴボウ・いんげんのようだった。
無事釜飯も仕上がり、蓋を開ければ、桜エビと筍の炊き込み御飯。優しい味付けがされていた。妻は気に入っていた。炊きたてであることもありおいしい。良質の米を使っているようである。お品書きでは「島根産米」となっていた。取り分けて、おすまし・香の物と共に頂く。胃袋の隙間に入っていった。
お茶を頂き終了。いやデザートが出された。⑪葡萄ゼリーとなっていたが、ムースのようなものも添えられていた。さっぱりしていておいしい。完全にお腹も満たされました。冷酒300ccも丁度良い量。辛いと言っていたが甘めの物でした。




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