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原油の影響

2005-11-15 01:01:07 | Weblog
いわずと知れた原油高騰。

これが原因で国際収支が二期連続でマイナスになったようです。原油高騰の影響が多大なものであるということを表す一端でしょうかね。

輸出自体は順調な数値を出したものの原油の影響で輸入もあがっているということのようです。実に厄介なことです。

しかも原油はさらに上昇しそうな様相を呈していますから、今後も更なる危険をはらんでいるでしょう。

政府は景気が回復してきているという見解をだしていますが、こういったことを聞くと果たして本当にそうなのだろうかと思ってしまいます。正確に言うなら今は回復しているように見えても、近い将来にまた下降していくんじゃないだろうかという不安です。

政府のほうでどう考えているのかが気になります。

例えば減税を廃止するというのは楽観視しているように思えます。現状上向いているといっても大きな不安要素がはっきりとあるのに回復しているから増税しても大丈夫なんていうのは、いやなことから目を逸らしているように感じます。

増税できるくらいに回復しているんです。原油のことなんてたいしたことじゃありませんよ、とかね。まぁここまで言うといいすぎな気もしないでもないですが。

オイルショック再びとでも言わんばかりに高騰していく原油に関して政府はどう対応していくのか。そのあたりがいまいち見えてこないで隣国との関係がどうとか構造改革がどうとかばかりが流れている気がします。

周りのことを気にしたり内部の改革を進める前に固めるべきところは固めないと足元から崩れてしまいそうです。誰もが知っているような棄権の対策をはっきりと表明してほしいものです。

私が知らんだけかもしれませんが、仮にそうだとしても誰でも知れるくらいに大々的に表明してほしいなと思っています。