空色のたね

小さなひと言や出来事をここに種まきしようと思う。
いつか誰かの心の中で花が咲き、大きな木に育つかもしれない。

はじめてのえのぐ

2010-03-02 | 教室

今日の図工は、初めての水彩。

水彩は、水が命

初めに、水の使い方をしっかり身につけて欲しい。

 

まず、水彩セットの用具の名前。絵の具の色の名前。

「緑じゃないよ。ビリジアンって書いてある。」

「黄色とレモン色って、どこがちがうんだ?」

「何で、白だけ2本入ってるの?」

 

色の名前を四角の中に書いてから、パレットに絵の具を出す。

「豆まきの豆くらい出してね。」

「うんちみたいになった。あふれる。」

「力、入れすぎだってばそっと、押すの

「だって、出ちゃうんだもん。」

 

一色ずつ、きれいに風船を塗る。水入れの使い方を徹底指導。

「1つ塗ったら、筆をジャブジャブ池でしっかり洗って雑巾へ、

次にサラサラ池ですすいで雑巾へ、最後にスイスイ池の水をつけて

雑巾に寄ってから、次の絵の具をつけるんだよ。」

「めんどくっさい

でも、これをしっかりやらないと、色が混ざっちゃうんだよ。

が、「もう覚えた分かったってば早くやらせてよ。」

と言うまで、くどく、くどく、やって見せる。

 

「きれいな風船を作ってね。」

色が混ざらないこと。スイスイ池の水はずっときれい。雑巾で水の量を加減すること。

「赤の次に青にしたら、ジャブジャブ池が紫になった~」

「ぼくのジャブジャブ池は、黄緑だよ。」

「オレのは、どぶの色だぜ。」

画用紙の風船の色より、筆洗の水の色の方が気になるらしい。

 

みんなとても上手にできました。

余った絵の具と余った時間で、自由に花を描いた。

 乾かす場所に困って、天気のいい外へ並べてみた。

花いっぱいになったね。

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花いっぱいになあれ

2010-03-02 | 読み聞かせ
3月2日  花いっぱいになあれ
  作者  松谷みよ子

ちょっと前まで、教科書に出ていたお話。
このお話、大好きなんです。


学校の子どもたちが、風船に花の種をつけて、
「花いっぱいになあれ、わあい。」と言って
とばした風船の一つが、山の中へ。

教科書の挿絵は、まっかな風船ときつねと青いコップが
とてもきれいでした。
この本の絵も、紙版画のようでおもしろい。

きつねのコンが、真っ赤な花が咲くと思って、大事に植えた根っこ(種の入った手紙)
次の朝、風船がしぼんでくたんとなっていて、コンは大泣き。
そこから、芽が出て、コンより大きくなって、お日様の花が咲く。
山の中の広場が、ひまわりの花でいっぱいに。
おなかがすいたら、コンはそのおいしい種を食べました。


お話の初めに風船を飛ばしているのだから、
はどうなるか分かっているんだけど、
きつねのコンと一緒の気持ちになるんだよね。


最近、ものすごくシーンと集中して聞いてくれるので、
とっても読みやすい。

このお話、今日の図工に合わせて読んだのです。
今日まで、大事に待ってたんだよ。

図工の話は、次の記事です。




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