つつみその子のはぐくみ日記

毎日を大切に、心と縁をはぐくむ日々に。

音の輪。

2008-06-13 | Weblog
大満喫でした。今晩のライブ。

長谷川夏子さんのしっとりとつやっぽい歌声とオンナゴコロを歌った歌詞がとってもステキでした。
「わたしはさつもいもがすきではありません。だって口の中がもさもさ?するからです」なんて浴衣姿でしっとり歌い上げられたらめまいがしますわ。
寺屋ナオさんのアコースティックギターとのセッションもまたとってもステキでした。

私の友人、由朋のライブではみんなそれぞれのスタイルで楽しんでいましたよ。
目を閉じてじーっと聞いている人もいたし、じっと彼ら見つめている人もいたし、何かを考えているような人もいたし。
降ってくる雨にただぬれているような感じ、といえばいいのかな。

私は彼らの音楽を 星空を眺めるようだな、と思ったのね。
光が降ってきているのをただ受け止める幸福があって、その光はとってもささやかでやさしくて 何かの形に見えるようで形がないようでもあり。
「何か」というのは私の中に答えがあるのだなあと感じながら彼女達の音を聞いていました。

彼らの演奏はピアノとタブラのセッションで全て即興なんです。
その場の空気を感じて丁寧に紡ぎだしてゆくという感じ。
彼らが静かに場に集中してゆく様子に私達も引き込まれてゆくのです。

完全なる即興なのに奇跡的にシンクロしていて、その瞬間に立ち会えたことが幸せだなって思いました。
「命 生まれる」というキーワードで生み出された音にはイメージが膨らんだり心が揺り動かされる瞬間が沢山ありました。本当に不思議。

最後に隣の人と手を繋いだりしたんだけど。

あったかいエネルギーが伝わってきて、また伝わってゆくようでした。
わたしもなんともいえないあったかい優しい気持を伝えたくて、おじさんと知らない女の子の手を握って「えいや」と伝えてみたのでした。
そんなことをしなくても十分伝わっていたのだけれどね。

私と手を繋いだおじさんが「ありがとう」と何度も心から言ってくれた。
さっきまでまじめな顔でジャズをきいていたのに。
とっても優しい笑顔と声にちょっとびっくりしてしまった。

こんな出会いって奇跡だな、と思う。
とてもあったかい気持になったよ。
ありがとう。

奇跡のような夜でした。
とっても幸せな気持になって真っ直ぐ帰らずにおうちの周りをちょっとだけ自転車でふらりとしてから帰りました、
部屋に戻ってからも幸せ気分一杯で、あんまりにも気分が良くてすっかり眠っちゃった。
……ソファーで。

あーあ。お布団で寝たらもっともっとステキな眠りになっていたはずなのにー。

でもこんなに眠れたのは本当に久しぶりだな。
ソファーで11時間。ぐっすり。

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