心身徒然話

治療家から観た心身や日頃感じた事柄を書きとめました。
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深く眠るための三条件

2020-02-15 13:01:39 | Weblog
 新型コロナウイルスが蔓延しているこの時期、免疫力が鍵になって来ます。そこで重要なことで食事と眠り、どっちが大事かと言えば整体では眠りを取ります。本当に深く眠れるようになれば、後は自動的に人間の体は回復するように出来ています。そして、深く眠ると腰椎三番が引っ込んできます。朝起きた時に腰が強張って腰が痛いと言う人は、良く眠れなかった人です。そこで、体の筋肉を弛めるには、特に腰椎一番三番を弛めれば全部が弛んで、深く眠れるようになります。
 それでは、目が覚めても首が強張っている、腰が痛い、いくら寝ても眠い、起きるとだるい、重い、体の方々が痛いというのは、いくら眠っても弛まない場合です。
 その原因とは、考え事をしながら寝付いたり、何かをやりかけて寝たという場合で、眠っても緊張が続いている状態にあります。また心配が続いていると、だんだん強張ってくるのです。不安とか、怯えとか、恐れとかいうものがあって寝た場合は、目覚めても少しもさっぱりしなく、方々が固まっています。そんな状態が長い間続き、同じ系統の偏り疲労が積み重なるとなかなか弛まなくなります。そんな状態になる前に、次の三条件を試みてください。
一.深く眠るためには、何より肉体的に疲れること。(体を動かす)眠らなければと思い込んでいる人で、眠くないのに床に入る。これが一番いけない、疲れて自ら眠くなってから床に入るのが理想です。何時に眠らなければと思い込んでいる人は、安心して眠くなるまで起きていることができず、時計を眺めると不安になって、眠くないのに床に入り眠ろうとする。眠ろうとするほど眠れないものです。眠ろうとすることは、眠ることと反対の心の働きだからです。多くの不眠症も原因はこれです。
二.偏った疲労を平均にして床に入ること。(疲労というものは、偏り疲労を起こしていて体の一部の筋肉の強張りが原因で、その強張った筋肉の弾力性を恢復するように仕向ければ、疲労は消失する。)無意識に行われている欠伸とか伸びとかは、偏りに対する自然な平均法と見てよく、また子供が熟睡に入るまでに転々と寝相を変えるのは、同じく疲労調整の無意識的な方法です。足を曲げ、また大の字に開き、また重ね組むことは腰の疲労の平均法です。手を後頭部で組むとか、また両手を上げバンザイの格好をとっている人は、首の疲労平均法です。また右足に力をいれる癖のある人が、左下にしないと寝にくいのは、右足を上にして自由に動かし易いようにすることが、片側に偏った疲労の平均法なのです。このようなことも無意識に行っているものです。
三.利害損失とか、喜怒哀楽とか憎愛とか執着とかを頭の中に置かぬよう生活するよう心がけ、特に床に入る前に呼吸を乱さぬよう、呼吸を静かに深く腹に吸って調えること。背骨で呼吸すればなおよい。脚の冷える人は脚先まで息を吸い込むように呼吸すればすぐ暖かくなり、眠れるようになります。


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